砂の妖精 (福音館古典童話シリーズ 29)

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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834005424

感想・レビュー・書評

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  • 妖精なのに妖精っぽくない!!!
    童話だからこその世界観が味わえる気がします。

  • 妖精や冒険など子どもが気になるような内容のため、小中学生が読みたくなる本。大人でも楽しめるような気がする本。

  • かわいいかわいいイギリスの物語。もう200年近く読まれているとは、驚きだなぁ。
    これは、子供でも大人でも読める本だと思う!実際に子供の頃に読んだ人が読むと、また違う視点から読める気がする。実際に、子供の頃は、もっとワクワクした話だと思っていたけど、実際には純粋な子供では気づけない皮肉がたっぷりの本。何が、皮肉かっていうと、理想と結果が必ず一致しないこと。でもでも、サミアドは毎回子供達の願いをそのまま叶えてあげている。でも、次の日まで続く願いと次の日まで続かない願いごちゃ混ぜなのも、サミアドの偏屈さを表しているのかな... よく映画とか本では、長生きした生き物は偏屈じいさんになりがちだけど、この本でもそうだと思う。訳も一緒に古い感じがして、読みづらいって感じる人もいそうかな

  • 20世紀初頭のイギリスの児童文学。石井桃子さんの訳が、作品の世界観をやさしく描き出していると思います。
    大人の視点で読んでしまうと、「どうしてそんな願い事を…」とか、「いたずらにしてもこれは…」などと思ってしまうところもありますが、読み進めるにつれ、子どもたちの願いは大きく飛躍(?)して、映像化したら面白そうな、視覚的な豊かさを感じました。

  • まず、原題の"Five Children And It"を「砂の妖精」と訳した石井桃子先生がすごい!けむくじゃらで目玉がカタツムリのように飛び出ている、砂取り場の砂の中に埋もれて何万年も生きているサミアドは、妖精というより、変なおっさんである。そんなサミアドと、ロンドンから田舎町に引っ越してきた五人のきょうだい(一人は赤ちゃん)の楽しい日常系ほのぼのファンタジー。
    「一日一つだけ願いをかなえてくれる」というサミアドに、子供たちはいろんな願い事をするが、かなえてもらったところで毎回ロクな目に遭わない。しっぺ返し、というのではなく、とにかく毎回酷い目に遭うのだが、4人の知恵を搾り出して難局を乗り切る。そして確実に賢く成長していく。
    石井桃子さんの温かく、時に時代がかった訳文とあいまって、いつまでも読み継がれたい名作といえるのではないでしょうか。続編もぜひ読んでみたくなりました。

    あ、アニメに翻案された「おねがい!サミアどん」は観たことないです。

  • 砂の妖精と子どもたちの話。
    異世界に行くのではないが、妖精がこちらの世界にやってきた感がある。
    一日一回だったか、魔法を使えて願いを叶えることができる。
    でも毎回なにかしら弊害がある。
    Death Noteとか今やってるリセットとか、同じような要素があるのでは。
    この話はそんなシリアスなことはなかったと思うけど、子どもの成長の話。
    そういった意味ではナルニア国年代記に似ているかもしれない。

  • ファンタジー最高傑作

  •  サミアドは、こんな子どもたちにつかまって、お疲れさまでした……。最後のほうではいくつも立て続けに願いをかなえなきゃならないし。この子どもたちのお話は、他に2冊書かれているようなので、偶然見つけ次第読むつもりです。
     この本が原作の映画も観たけれど、映画のほうはちょっと、雑でした。

  • ロンドンから田舎に移り住んだ4人の子どもたちが、砂の中に棲んでいるサミアドという不思議な妖精に出会い、その魔法の力で、空を飛んだり、巨人になったりする冒険物語

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著者プロフィール

イーディス・ネズビット

「2002年 『砂の妖精』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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