くわずにょうぼう (こどものとも傑作集)

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  • 福音館書店
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感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834007893

感想・レビュー・書評

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  • 2013.9.25 6-4
    2013.10.9 4-2

  • むかし、うんと よくばりの おとこが「めしを くわない にょうぼうが ほしいもんだ」といったら、ほんとうに めしを くわない女が「あんたのにょうぼうに してくんろ」とやってきた。さて、この にょうぼう、めしは くわないのに くらの こめが なくなっていく。おとこは でかける ふりをして、てんじょうから のぞいてみると…。ちょっと こわい むかしばなし。おとこは おにばばから にげきれるでしょうか?

  • 6分40秒『じゅうにしのはなし』奥付参考に読んで見た。
    なぜ五月の節句に「菖蒲湯」に入るのか、
    よもぎ餅を召すのか につながるおはなし。子ども達に伝えたい。
    うんとよくばりの男が受ける仕打ちだから、結末はさぞ痛ましいかと思ったら、そうではなかったことが意外である。昔話・民話のもつ深みを感じた。
    本来の人の欲深さは誰もがもつもので、向き合うことに人間性が関わってくるように思う。

  • この絵本に出てくる山姥は恐ろしい。

  • 山姥の昔話。

    頭に口がある、二口女のような話も入っていたのはわすれていた。

  • 欲張りな男が
    「よく働いて、飯を食わない女房が欲しい」と思っていると
    男の前に望み通りの美しい娘が現れ、
    2人は一緒に暮らし始めます。
    男は蓄えが増やせると喜んでいましたが、
    ある日、蔵の米俵がごっそり減っていることに気付きます。
    怪しく思った男は、次の日
    天井裏に隠れて女房の様子をうかがっていると
    女房は大量の米を炊き、握り飯を作ったかと思うと
    髪の毛をほどき、頭のてっぺんの大きな口で
    握り飯を食べつくしてしまいました。
    女房の正体は大きな鬼婆だったのです。

    少し怖いお話です。
    最後は欲張り男の一人勝ちのようで
    家族や仲間の元へ戻れなくなった鬼婆を不憫にも思いますが、
    男もこれに懲りて、もう欲張りなことは考えなくなるでしょうね。

  • 絵本なのにこの鬼婆の怖さよ・・・。
    超速で走る鬼婆の絵が怖美しいです。

  • 6年2組 2011/12/6
    4年4組 2013/6/25

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
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  • あ、妖怪二口女だ、と思い手に取りました。
    文章の、米をとぐ音とか飯を握る音とかも非常に良いのですが、絵が凄く楽しいです。読み終えて『スーホの白い馬』の方だと知る。
    読み聞かせるには難しそうですが、日本昔話ってちょっとコワイ不思議な魅力があるなと再確認しました。

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著者プロフィール

稲田和子(いなだ かずこ) 1932年、岡山県生まれ。1955年ごろから昔話の採集、研究に着手。山陽学園短期大学名誉教授。再話に『くわずにょうぼう』『しょうとのおにたいじ』(以上、福音館書店)『天人女房』(童話館出版)、編著書に『日本昔話百選』(共著、三省堂)『かもとりごんべえ』(岩波書店)『子どもに語る日本の昔話 全3巻』(共著、こぐま社)などがある。

「2016年 『うりひめ と あまんじゃく 日本の昔話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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