作品紹介・あらすじ
人を操ることができる声を持つ辰実は、旅先のある海辺で一人の青年・一士と出会う。同じ宿に泊まっていた彼と酒を飲みかわし親しくなるが、翌日、一士から突然「愛してるよ」と言われ…? 謎多きふたりの過去と記憶が徐々に解き明かされていく、極上のミステリアス・ラブ。
感想・レビュー・書評
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幼なじみ。海の声。
綺麗な両片想い。優しい話だったな。
第三者からの視点
辰実からの視点
一士からの視点
そしてこれからの2人
綺麗に起承転結になってて引き込まれた。
こういう表現の仕方も面白くて良かったです。
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「言葉はもともと呪いなんだ」
「俺達言葉が足りなかった」
不思議な感じから始まって行く物語が好きだなと感じた。
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この先生の描く、ミステリアス・ラブは本当に毎回すごいと思う。1話と帯を読んで「?」なんだけど、最後には意味がわかると素晴らしい話。不思議だったけど、なるほどなぁあ〜〜。
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言葉に乗せた感情を相手に影響させてしまう能力の持ち主とその幼馴染。
受け目線攻め目線、それぞれあって、の展開。4と最終話、ゾクゾクしたなぁ。
良かった。
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旅先で出会った青年同士のあれこれかなぁと思ってたら、2話目からどんどん予想の斜め上をいく展開に。
受けが超能力持ちという少し変化球なBL。交互目線で面白かったです!
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早寝電灯さん初読みです。
現実的な世界にファンタジー風味な設定を盛り込んでます。他の作品も恐らくそんな感じかな?
いろいろと突っ込みたい所はたくさんあります。
(ファンタジー設定関しては敢えて触れません)
まず、(海が重要な要素であることと海を描き分けるのが難しいことは重々承知の上で)なぜ故郷とほぼ同じ風景の場所を旅行したいと思った??
旅行先という設定にも必要性を感じないので輪をかけて気になります。
おまけネタも旅行中の一コマなので作者なりに拘りはあったのでしょうけど…
あと頻繁に出てくる「波」の絵が…何というか垂直に見えて凄く不自然なんですよね
設定上「情景」の描写はかなり重要だと思うのですが、技術が追いついてなくて一気に白けてしまいました。
そして第一話の掴みの部分のオチが…数話かけて描いた主人公の不思議な力の設定を裏切るような形になるので作者の腕の見せ所だったと思うのですが、個人的にはどうも引っかかってしまいました。
作者のやりたいことは何となく伝わってくるのですが、正直言って読者を捻じ伏せるだけのパワーや勢いは無く雰囲気で読ませるタイプの作風なのでこの雰囲気が合わないとどうしようもないな…と感じさせられる作品でした。
ファンタジー設定無しの話か、異世界が舞台のハイファンタジーかのどちらかに振り切った方がもう少し素直に読める気がするので今後に期待。
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この作家さんのセンシティブさが詰め込まれた物語。
出会いから始まると思わせて実は…という展開も良し。不思議要素も少しあるけど、大げさなものではなく、どちらかというとキャラの心情に添った物語。
そして、メインは想いが成就してからのH。初々しくて初々しくてもう…。率直に言って好きなお話でした。
早寝電灯の作品