ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 ( )

  • 三笠書房
4.02
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837957683

感想・レビュー・書評

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  • 人と違うことをやって成果を上げるには、リスクを冒す変人だと思っていたが、意外に普通の人が多いという真実が衝撃でした。
    やっぱり人間は安心感がないと、思い切った挑戦もできないということですね。

  • オーディオブックで拝聴。
    オリジナルな人=アイデアを持つ×行動した人。
    行動も、行動を起こすことと、アイデアを通すことに分かれ、それぞれのtipsが大量に紹介される。
    目新しい部分は一般的な通年の否定が多いのと、オリジナルを通用させるためにどう行動するか、という部分だろうか。
    個人的には子供のオリジナリティを育むためにどう接するべきか、というところがタイムリーで参考になった。
    どこかで聞いた話が多いのも事実だが、聞きながら取ったメモの量が他と比べて多く、それだけためになる話が詰まっていたということだと思う。

  • オリジナルな人=みずからのビジョンを率先して実現していく人。

  • とんでもなく面白かった。
    創造的破壊を起こせる人々の特徴が記してあった

  • 読み直して再評価。
    第八章から読み直したがガラッと印象が変わった。またアイデアの発想法として論理的に考えるなら、はじめの一歩が大事とわかった。
    ライオンキングのライオンから始まり、結果飛躍を経てハムレットに行き着く手順。
    王道を行きたいなら王道から考えるとうまくいかない象徴として胸に刻みたいレベルのお話だ。
    全然関係ないところから始めないとオリジナルなプロセスにならないんだと。
    その上で単純接触効果をうむ文脈が共感を産むのだろう。
    これが見えただけでも本書を読み直してよかった。

  • 第1~3章、8章だけ、読めばこの本の大枠を捉えれると思う。
    また、前屈者よりも追随者の方が成功率やシェア率が高くなるというエビデンスは、想定外であった。

  • 2021/05/28
    2021年15冊目。

    ビジネスマン必読書ね。
    他者、社会への影響を考えるにあたって学びの多い一冊。心理学の事例・解説も多く、体系的に学べる。思考の整理にも良い。

    今月は全然本読めなかったな。

  • 最初の会社を辞める前に読みたかった本

  • 〈Part 1 変化を生み出す創造的破壊〉

    ・ブジャデ
    既知のものを目の前にしながら新たな視点でそれを見つめ、古い問題から新たな洞察を得ること。

    ・1つの分野でオリジナリティを発揮したいのであれば、それ以外の分野で確実な行動をとって感情と社会的な安定を得ないことには決してできない。
    優れた起業家ほど、この傾向がある。


    〈Part 2 大胆に発想し、緻密に進める〉

    ・オリジナリティを阻む最大の障害はアイデアの「創出」ではなく「選定」。自分自身を評価するときは、えてして自信過剰になりがち。

    →自らの評価を適切にできないとすれば、傑作を生み出す方法は多くのアイデアを出すこと。
    →オリジナリティを正確に評価するには同業者の意見が1番正確。管理職ほどリスク回避に重きを置かないし、自分ほど自惚れがない。
    →もしくは、自分が管理職の立場であるのなら、評価する直前に自分でアイデアを出すという作業をおこなってからだと適切に評価できる。

    ・文化的なレパートリーを広げることで誰もが見識の引き出しを多く持つことができる。

    ・直感は自分の経験が豊富にある分野において正しく、知らない分野はじっくり分析したほうが良い。


    〈Part 3 無関心を情熱へ変える法〉

    ・✖️誰かを説得するには長所を強調して短所を最小限にする→相手が支持してくれる場合のみに効果を発揮する。斬新なアイデアや変化を提示する場合には疑いの目を持たれやすい。
    ◯新しいアイデアは弱点を全面に出す

    (理由)
    ①相手の警戒心が和らぐ
    長所だけ並べると売り込みをされていると感じる。

    ②批評している自分は頭がいいと思われる
    褒めちぎったコメントより批評的なコメントの方が頭がいいと思われる傾向

    ③信頼性が増す
    悪い部分を伝えているのだから、いい部分たくさんあるはずと思われる

    ④好意的に評価してもらえる
    人は簡単に思いつくものほど一般的で重要だと認識する。先に数点悪い部分を伝えておけば、評価する人はそれ以上悪い部分を探そうとはしない傾向にある。

    ・物事を変えようとしている人が自分のビジョンを伝える際、通常の1/10しか伝わってない→単純接触効果を使って対策

    ・満足のいかない状況に対処する方法4つ
    離脱:現状は変わり組織の害になる
    発言:現状は変わり組織の益になる
    粘り:現状変わらず組織の益になる(しっかりやる)
    無視:現状変わらず組織の害になる(ダラダラする)

    ・中間層の人は同調する傾向
    ある程度地位があり、下に落ちるのが嫌で特異なことを言えない
    →自分が中間層に提言する機会があるときはなるべく上と下に意見を言って中間に言う機会を減らすこと。

    ・長期的にみて後悔するのは、やったことよりもやらなかったこと


    〈Part 4 賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ〉

    ・先延ばしにするメリット
    試行錯誤する時間が増えてオリジナリティが生まれる、即興で何かをする余地が残る(元々決められていると変えづらくなる)(ただし、新しいアイデアを生み出すという情熱がある人のみ意味がある)

    ・先発者が後発者よりも不利になることが多い
    後発者は先発の欠点を修正でき、市場の流れを待つことができ、1番になろうとリスクを冒して衝動的にならない。

    ・先発であるべきメリットは、特許がかかっている、ユーザーが増えるとその価値が高くなるなどがあれば先発優先


    〈Part 5 誰と組むかが勝敗を決める〉

    ・横方向の敵意
    同じ目標だが、少し異なっている仲間に対し1番敵意が向く。過激派は信じているなら徹底的にというスタンスなので異なる仲間を嫌う。
    違う目標だが、同じ手段をとっている者に対しては仲間意識が芽生える(目的は違うがデモを一緒にしたり)

    ・誰を切って誰を味方につけるか
    フレネミー(自分にとって+でもあり−でもある人)に対しては1番エネルギーを消耗し、1番疲れる。
    また、今まで否定的だったが今は味方になった人が最高の味方である。
    なぜなら、寝返った人ほど本当の支援者と感じ、その人は+であろうと自ら正そうとし、元敵として敵の考えもわかる人であるから。
    なので、本能的には自分に+があるフレネミーを保持し、−である敵を切ると考えがちだが、実際は逆が効果的。

    ・斬新なアイデアは斬新なスタート地点から始まる。馴染みのあるスタート地点から斬新なものは出来ず、平凡なアイデアしか生まれない。
    また、斬新さが受け入れられるためには、その人とアイデアが持つ共通項を見つけてあげると理解されやすい。


    〈Part 6 はみ出す人こそ時代を作る〉

    ・兄弟間の中で下の子ほどリスクを取る傾向にあり、新しい考えも受け入れやすい

    ・子供の躾の際、ルールを与えるときになぜそのルールが必要なのかという説明をすることで破られることは少なくなる。

    ・他人への影響を考えると印象付けが大きい。
    (例)
    △手の清潔はあなたを病気から守ります(結果の論理)
    ◯手の清潔は患者を病気から守ります(妥当性の論理)

    ・人は行動より性格を褒められるとそれを自分のアイデンティティの一部として取り込み、それを維持しようとするようになる


    〈Part 7 ダメになる組織、飛躍する組織〉

    ・低迷している時ほど反対意見を取り入れにくい。常に取り入れるべき

    ・自分が正しいつもりで議論し、自分が間違っているつもりで話を聞け

    ・価値観に明確に順位をつけることによって行動がより良くなる


    〈Part 8 どんな荒波もしなやかに乗りこなせ〉

    戦略的楽観主義: 最高の結果を予測し、目標を高く設定すること(今までやってきたことを振り返ると楽観的になりやすい)
    防衛的悲観主義: 最悪の結果を想定し、あらゆる悪い事態を予測しておくこと

    行動する決意が起こらない時は楽観でGOでいく、する決意が固まったなら悲観であらゆる想定をするとコントロール感が得られる

    ・恐怖を落ち着きに変えるより「興奮」に置き換えることでよりいいパフォーマンスができる

    ・人を動かすのは切迫感。動かなければ、リスクを取らなければ損という考えが人を動かしやすい。

    (例)
    A 2000人を救える
    B 6000人救える可能性が1/3ある。しかし全く救えない可能性が2/3

    これはほとんどがAを選ぶが(得るのもは何か視点)

    A 4000人が失われる
    B 6000人を失う可能性が2/3ある。しかし全て救える可能性が1/3ある。

    これだと同じ内容なのにほとんどがBを選ぶ。(失うものは何か視点)

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