- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837979609
感想・レビュー・書評
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利他的に生きることが賞賛されがちだが、自分を愛し、理由など明確でなくて良いからやりたいことをやれば良い、というシンプルで強いメッセージ。そうは言っても、現実は家族のために...となるのが現役世代。責任の軽くなるシニア世代には素直に受け取れる。
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どこかで聞いたことがあるフレーズも多かった。
この本の方が元ネタなのかもしれないが。
育児書としても参考になった。
子供は自分自身を頼りたい。自分自身でありたい欲求がえるのに、親が無理にしつけをすることで、逆に自立する心が失われていき依存するようになって行く。
みんなの気にいるようにはできない。50パーセントの人に好かれていたらいい方である。
怒りはあくまで自分が選択している感情であり、考え方次第で、抑えることができる。腹を立てたところでナイヤガラの滝にグラスの水を投げ入れるようなもの。
怒りを自分の中に抑えておくよりは表に出した方が健康的だが、そもそも腹を立てないようにするほうがもっと健康に良い。 -
『自分の感情はただ「ふっ」と湧いて出るものではない。
感情はものごとへの1つの反応としてみずから選びとるものである。』
幸福になるのも不幸になるのも、すべて自分が選びとるのだという主張に、衝撃を受けた。
どんなことがあっても決してマイナスな感情にはならない、
心をプラスの状態にしていくことが幸せの秘訣なのだと学ばせたくれた、良書である。 -
自立した生き方の指南書。
我々は人生の決断を他人に委ね、
周囲の期待に応えるために行動するが、
見返りに相手が自分の期待に応えないと、
裏切られたなどと不満に思いがちだが、
そのような生き方にNOを突き付けている。
最後の章で理想の生き方を示しており、
常に起こっていることを楽しみ、
過去や未来では無く現在を生き、
他者には分け隔てなく接するが、
他者に期待せず、期待にも応えない。
こういう人物は単なる理想論ではなく、
現実に存在すると著者は主張する。
著者はアメリカ人であり、
本国の人に向けて書かれた本だが、
日本人に向けて書いたんじゃないかと思うほど、
我々が陥りがちな考え方を指摘している。
アメリカ人は個人主義と思ってしまいがちだが、
実はどこの国の人々も同じことで悩んでいるのだろうか。
私も頑張って半分ぐらいはこういう生き方に近づいた。
人生の全てを楽しむということがこれからの課題だが、
そのためにこれからも繰り替えしこの本を読もう。 -
「自分のための人生を生きる」
簡単なようで、実はとても難しいことです。
自分がやりたいことを思いっきりやって、後悔のない人生を送るためには、どうすればいいのか。
本書は、私たちが真の意味で「自分のために」生きるための心得をわかりやすくまとめた一冊です。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=5093 -
読書録「自分のための人生」3
著者 ウエイン・w・ダイアー
訳 渡部昇一
出版 知的生き方文庫
p188より引用
“おそらく自分の人生で、本当にベストを尽くし
たいと思うような大切な部分は、自分で選び出す
ことができるだろう。しかし、大多数の行動につ
いては、ベストを尽くさなければならないという
こと、のみならず、よくやるということさえ、
行動の邪魔になるのである。”
目次より抜粋引用
“「気」の力
自己嫌悪を取り払う
自立と自尊の精神
きのうの自分を超える
未知の世界に踏み出す勇気”
心理学博士である著者による、自分の生き方を
より良い物にするための考え方を記した一冊。
感情のコントロールについてから現実を楽しむ
ということについてまで、力強い言葉で書かれて
います。
上記の引用は、行動を始めることに対する
完全主義の害について書かれた項での一節。
最初からいい結果を目指して、身動きが取れなく
なってしまうくらいなら、結果を気にせずに
動き始める方がいいということでしょうか。
とりあえず動いてみないと、自分がどの程度
出来るかもわかりませんし。
ここに書かれているように行動するのが、
確かに理想的です。少しでも自分が良くなるよう
に、とにかく行動できるようになりたいものです
ね。
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訳者さんが前書きをしており、訳者さんの思い入れも相当入っていそうな一冊。
強気な感じの翻訳でした。
それはそれで、嫌いじゃないです。
最後の章、自分の人生を生きてる人はこんな風に行動する、という章が私には圧巻でした。
自分の心に浮かぶこと、言葉にすること、吟味をするようにしてます。 -
・感情を抱くためには、その前にまず何かを考えていなければならない。
・やっかいの種となっている人や出来事を、どうにかして役立てることができないかと頭を働かせ、そうゆうものを自分のために利用するのだ。
・まわりの世界を自分に合わせて選ぶのである
・適性とは習得するのに要した時間の総和
・自分が述べた事実を誰かに確かめて裏付けるのをやめる。
・もしもあなたが私にレッテルを貼るなら、それは私の存在を否定することになる(自分に対しても言えること)
・私たちはたとえ鏡の中でも自分見ようと思うものを見るのだ
・人間に関わることはすべて、私と無縁ではない(シュバイツァー)
・自分自身も誰に対しても、どんなことでも、もう二度と理由づけしなくてもいいとわかったら、どんな自由な気分でいられるだろう。
・男だから、女だから、何歳だからこうするはずという態度を取るのではなく、自分がそうありたいと思うような人間であればよい。
・他人の態度にイライラすることがあっても、誰にでも自分の思い通りの人間になる権利があるということを認める。