- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838716418
感想・レビュー・書評
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こんなところで働いてみたい、住んでみたい。
多くの女性のあこがれの地、汐留(たぶん)で、広告代理店やテレビ局、出版社など
これまたあこがれの職業について溌剌と働く女性が次々と登場。
そして、彼女達の影に「深沢裕人」なる芸能人の姿が見え隠れする。
彼の存在のおかげで、あこがれの生活をほしいままにしている彼女達の生き方が
なんだか浮ついた形にも見えてくる。
「深沢裕人」はこの埋立地の出身で、彼の父親は東京湾で漁師をやっていた。
開発計画のために彼の生まれ育った町は消滅してしまい、
職を失った父親は酒とギャンブルにおぼれ、母親は男を作って出て行ってしまう。
売れっ子タレントに育った彼はこの地に舞い戻り、
恨みを晴らすかのように、この地で見かける好みの女性と次々に関係を持つ。
何千万人といる働き盛りの女性の中でも、ほんの一握りの選ばれた人たち。
地に足つけて生活してるようでも、別の角度から見てみると
実は「深沢裕人」と同じ、根無し草のふわふわした存在なのかもしれない。
なーんちゃって、人からどう見られようとも、たとえ一生独身を覚悟しても
やっぱり「業界」のクリエイティブ職にはあこがれますわよね。
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ドラマを見て買った本。短編じゃなかったら嬉しかったなぁ。
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短編じゃなくていいよ〜
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30代の女性の生き方って?
恋愛 結婚 仕事 ?
読み終わった後前向きになれました♪
TVドラマにもなった作品です♪ -
2006/3/9 tue<br>
テレビドラマを見て、原作があることを知り読みました。
テレビドラマとはだいぶ脚色されていることが分かりました。
最初は「?」な構成だったんですが、最後に「なるほど」と思い、「これもアリだな」と感じました。
最後は、なんだか切なくなって泣きました。 -
少し前から買って持っていたのに。
ドラマ版に遅れての読了、ちょびっと残念。
ま、ドラマは結局見なかったから関係ないかもしれないけれど。
『ウーマンズ・アイランド』
林 真理子 (著)
有名な著者だけど、今まで全く読んだことはなかった。
汐留で働く11名の女性と、その女性たちが知る1名の男性の物語。
女性たちは、バリバリのキャリアウーマンだったり、芸能人だったり、主婦だったり。
いろいろな人生を歩んでいる。
それぞれの思い描く幸せも全く異なるけれど、
みな、自分の今を幸せに過ごしている。
それぞれの姿は、とてもあっさりとしか書かれていないが、
とてもさわやかで、自分と重なる女性像には共感も抱く。
女性って、カッコイイし、楽しい、そして、華麗。
女性である自分を、ちょっと誇らしく思える一冊かな。
でも、正直、最近読んできた本格ミステリに比べると、
物足りない感じが否めない。
あと、一冊を貫く一人のオトコっていうのが、
オンナ好きのだらしない感じで・・・。何でかなって感じが残った。 -
この本、どっかで読んだな〜と思っていたら、今年の正月にドラマ化されたものをテレビでみたらしい。ああ、コーヒーショップの彼女、とか、編集者の彼女、とかやたら女優が思い出されて困った、困った。
で、内容は、といえば、相変わらずの真理子節。一気には読めるが、残るものがないんだな、コレが。でも面白い、ってやつ。 -
篠原涼子でドラマ?anego効果かな。エッセイ以外読んだことないかも。
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30代の女性連作集。仕事に恋に、林真理子ワールド全開!