- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840108973
感想・レビュー・書評
-
晩年のファインマンさん語録を読もうとするなら、半分以上を読み飛ばすことになる
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
理論と応用、実験の間に現れたり消えたりする壁。
科学と芸術の違い。
簡潔にして本質。真の賢者はそれを知っている。 -
これは本当にいい本。ファインマンファンは必読。クレバーでおちゃらけたイメージのファインマンしか知らない人は特に。
-
『デカルトが虹を数学的に分析しようと思ったのは、虹にどんな特徴があるからだと思う?』
(略)
『分かりました、降参です。デカルトを研究に駆り立てたのは何だと仰るんですか?
『デカルトがその気になったのは、虹を美しいと思ったからだよ』
数字はこの世に神様が気紛れにばら撒いた最も単純で最も複雑な宝物だと思う。
そういうものに全く私は関心がないけれど、関心がある人に取ったって、切欠はほんの些細な事なんだろうな。
好奇心というのは、神様が宝物を探すために人間にくれた、素晴らしい贈り物のひとつなんだろう。 -
8/16読了
-
自分の居場所や自分自身を模索する若い物理学者が、死を目前に研究を続ける有名年配物理学者との日々から自分自身を見つける追想本。
-
著者:レーナード・ムロディナウ 訳:安平文子
23日に読みました。
ファインマン関係の本を読もうと思いつつ、
いままで伸びてしまった。
この本の中では、
ファインマンがゲル=マンとの対比によって書かれている。
バビロニア派とギリシャ派。
自分もバビロニア派でありたい。
自然科学って物はあくまで自然を読み取るものでなくてはならない。
自然の前においては人間の願望というものはまったく無効だ。
また、この本の中にはファインマン語録がいっぱい詰まっている。
ガンにむしばまれ、死期の迫っていることを自覚しながらも
物理に対する純粋な姿勢を崩さなかったファインマンに感動してしまった。
おかげさまで、翌日4冊ファインマンのエッセイを購入
また、この本はいい意味で私の中のファインマン像を裏切ってくれた。
全部紹介するわけにはいかないので強烈な例を、
ファインマンは物理の研究のためといいストリップに行ったことがあるらしい・・・。
いいものは模倣せねばなるまい・・・。