この本が、世界に存在することに (ダ・ヴィンチブックス)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2005年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840112598
感想・レビュー・書評
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「不幸の種」がおもしろかった
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2回目だと思っていたけれど、6話目でまだ読み終わっていなかったことに気がついた。
幼い頃に手にした名作本は、読んでもさっぱりわからなかったはずなのにただただ読んでいた。そして、当然のことながら内容はほとんど覚えていない。もったいのない読み方をしたなと思っていたが、(『旅をする本』や『不幸の種』にあるように)自分が年を経るごとに本の意味が変わるのだとしたら、あの時のわからなさは、あの時にしか感じられない貴重なものだったかもしれない。
いつになるかわからないが、かつて読んだであろう名作本をまた改めて読んでみたい。
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本
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半分まで読んで終わってしまった。
短編より長編が好きやと再確認しました。 -
だれか(外国で知らない人を想像するやつ
彼と私の本棚(本棚を共有した友達と別れる
引き出しの奥(人を好きになったことがない大学生
がよかった。
自分にも、存在することに感謝するような本が何冊かあるな。これからも増えていくといいと思った
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できごとより考えのほうがこわい。
それで、できるだけ考えないようにする。
目先のことをひとつずつ片付けていくようにする。
そうすると、いつのまにかできごとは終わり、去って、記憶の底に沈殿している。 -
最後のあとがきエッセイの通り。本は面白い。
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なんだかとっても懐かしい、ソワソワするような気持ちを揺り起こす、本を巡るちいさな物語たち。
本当に本が好きな人が書き、本が好きな人が読み、本がフ好きな人なら理解してもらえる感情に溢れている。巻末の著者の言葉「本は人を呼ぶ」わたしもそうおもう。
個人的にこの本が好きな人は信頼できる気がする。 -
02:「本」をテーマにした短編集。どこにでもありそうな、それだけに切実さがひしひしと伝わってくるような物語でした。「彼と私の本棚」で語られるハナケンとの関係、これって本読みとしては理想じゃないか! と鼻息荒く読みました。他にも「ミツザワ書店」とか好きだなあ。思いを共有する媒体としての本って素敵なアイテムですよね。電子書籍を否定するわけではないけれど、形あるものだからこそ、っていうのはあると思う。読んで、ますます本が好きになったような!
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2018.1.11
本にまつわる短編集。タイトルに惹かれて手に取った。
なーんか素敵。
私の記憶に残ってる本てどれやろう?私にとって読書って?読み終わった後にいろんな考えが巡る。
「彼と私の本棚」「不幸の種」「さがしもの」が特にすき。