図書館危機

著者 :
  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840237741

感想・レビュー・書評

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  •  毬江ちゃんをあまりイジめないであげてください作者様(´・ω・`) ブチギレ小牧は恐ろしい:(;゙゚'ω゚'):
     手塚がなんか可愛いぞおい(笑 三者三様の昇任試験は面白かった!
     対立構図を見せつつの矛先は別に意図は共有、「世相社」に非すれば「違反語」「検閲」にも非、「違反語」「検閲」を是とすれば「世相社」を是とする、これじゃー良化側も手出しにくい(笑 さすが玄田のおっちゃんだぜ!
     茨城編では郁への精神ダメージでかかったなぁ(´・ω・`) けど、啖呵や牽制が見事すぎて爽快(゚∀゚)
     個人的に母ちゃんは未だに苦手で理解は出来ても許容は出来ない…「○○の為にやってるのに」と自ら言っちゃう人は「○○の為」なって事が多い。「自分の思い通りにしたい」「自分が認められたい」が「○○の為」より多くなってしまってるからこそ出てくる発言だろうし。
     人間模様を魅せるのは有川さんの特徴ではあるけど、図書館シリーズでは戦闘しててもなんか綺麗すぎると感じていた。 (不気味な生物が出てるから別だけど)「海」なんかと比べると特に。
     けど今回は戦闘中の「血」「傷」など「痛さ」を感じれるように描いていたのが良かった(別にそういう趣味じゃなくて笑) 郁が大規模戦闘初参戦だったから、「郁からの目線」を意識してそういうキツめの描写にしてるのかなー?
     隊長はさすがに予想外!?!?∑(゚Д゚) 豪快豪傑の仁王立ち姿はまさに弁慶を彷彿とした。 だから絶望もした(´;ω;`) まぁ希望もあったけど(笑)
     虐げられて「無力」と感じてしまい、それが弱体化を招き、更に無力と感じる悪循環の中にいた茨城の防衛員が自信を取り戻したのには感動した!

  • ずいぶんとラブコメ成分が詰まった危機でした。
    それぞれが親しくなってるわけですからそれも仕方ないことです。
    最初から恋愛系な小説だと思ってたのでたいして気にはならなかったです。
    とにかく素直な人達ですから、中身も素直で、俺としてはもうちょいすれ違ってもいいかなとおもったけど・・・、それはかわいそうですね、いまのままで十分です。
    なにはともあれ普通に図書館シリーズの三巻ですね。
    一、二巻が楽しめたら十分楽しめます。

  • わーやっぱり甘ーいお話でした笑
    主人公が成長してて、でもいい意味で成長してなくて、教官との関係が少しづつ変わっていくところにきゅんきゅんしながら読みました。
    図書館内乱の時にも書いたけど、個人的には柴崎さんと手塚さんの関係が気になるなあ。
    ちょっとずつ歩み寄っていってる感じが素敵。
    このシリーズを読んでいるとときどき、自由ってなんだろうなあって考えてしまいます。
    番外編?みたいなのはあるにしても、次で終わりなんて寂しいよー。
    とりあえず1番驚いたのは、登場人物相関図のイラスト。
    堂上さんと小塚さんは勝手にちょっと長髪のさらさらだと思ってたから、びっくり!
    あと、イメージで柴崎さんはセミロングで巻き巻きしてると思ったんだけどなあ笑

  • 今回は特に考えさせられることの多い巻でした。
    といってもあまあまは変わらず(*^^*)次巻も楽しみです♪

  • 戦争・内乱・危機・革命と続く中の一冊、危機。
    このシリーズは純愛小説という視点でも読めてしまうし、自衛隊モノともいえなくないし。
    有川さんご活躍で、よかったよかった。

  • 差別用語に迫る巻。
    わざわざ知ろうとアンテナをはらなければ、多分自分では考えてなかった。
    作品で繰り広げられる抗争は、そもそもの設定からして現代の日本にはないことなんだけど、でも私たちがぼやぼやしていたら本当にこんな日が来てしまうかもしれない。
    物語自体ももちろん存分に楽しいけど、もっと広い視点でこの話をとらえると、非常に奥が深い。
    郁の両親との和解や、稲嶺司令の引退。
    今回もぐいぐいひきこまれた。

  • 「図書館危機」
    王子様からの卒業を目指す郁。子供との戯れを目指す手塚。彼らは、言論統制には、どう立ち向かう?


    「図書館危機」とあるだけ、危機である。序盤は、郁のベタベタラブリーな時間がいつも通りに流れるけれど、そんな甘い展開に入り込む様々な難題によって、仮想と現実の狭間に引っ張り込まれる。例えば、「ねじれたコトバ」や「稲嶺、勇退」には、現実世界に起こり得る言論の統制世界の到来や図書館の存在意義が変わる可能性を感じずにはいられない、と毎回言っている気がするけどw


    そんな難題に立ち向かう郁や手塚ですが、今回は、個人的に、正反対なイメージを抱きました。手塚には、「柔らかくなったな」と、声を掛けてやりたいw。これで、きっと、君もラブリーな世界の仲間入りですね。


    そして、郁ですが、大層逞しくなったなと。今までは、どちらかと言うと、ラブコメの全てをしょっていて、言語統制と言うお堅い話題では、持ち前の純粋さと運動能力のみで立ち向かっていた印象があったのですが、今回は、しっかりとした意思を持ち、それを貫いて動いていたなと感じました。特に、見所はやっぱり、奴等に啖呵を切り、大人の喧嘩も使いこなしたところであり、難解な母親にも正々堂々と戦ったところでしょうかね。真の大人(と言い切るには、語弊があるがw)である堂上に見守られていたとは言え、やりますよね。


    しかし、郁の母親には、困ったものだし、正直、男共にも困ったものですw。郁の怪我は、愛とエゴを区別できないことの理由にしては、ちょっと弱いかなと思ったし、怪我と過剰干渉は別物だと思うし、男共も、怪我が理由で動けないとは情けないw


    勿論、分からないではない現象ですが、しっくりこないw

  • ついに郁が実戦初参加。
    手塚兄の暗躍とかも印象的でした。

    そして教官と郁の関係にきゅんきゅんする…
    電話越しに頭叩かれるとか、なんか憧れる(笑)

  • 幾多の危機のど真ん中を突っ走りながら、成長して行く郁を筆頭の一士面々…喜怒哀楽とくに爆笑、号泣と賑やかだ。アハハっ、昇格したんだ!各キャスト間の恋模様も匍匐前進!?確実に一歩一歩進んで行く。そして…カミツレの約束part1♪とカミツレの鉢への想い・・。

  • 内容の濃い一冊だったなぁ(´□`)相変わらず堂上かっこいーぃ☆ようやく郁が家族に認めてもらえたみたいでよかった。図書隊の面々や稲嶺さんに感動した。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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