- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846310387
作品紹介・あらすじ
憲法改正、集団的自衛権、従軍慰安婦問題、排外主義、立法府としての機能を失う国会と議員の劣化、貧困、ジャーナリズムの退廃━主権国家とはいえないままに戦後七十年を迎えた日本のあらゆる問題を、ともに思想家で武道家でもある内田樹と鈴木邦男が頭脳と身体で語り尽くした超「対談」!本に囲まれた書斎で、任侠映画が流れる映画館で、合気道の道場で…語る、観る、技をかけるの10時間!失われつつある民主主義を日本に取り戻す「慨世の遠吠え」を聞け!
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感想・レビュー・書評
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橋下徹の失墜が、慰安婦問題でアメリカを本気で怒らせたことだというのが、なるほど!と肘を打った。アメリカって日本を支配し尽くしているのだなと改めて思う。
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師と弟子の必要性。
守るもの、伝達の必要性をもつものほど強くなる。 -
鈴木邦男氏が聞き手にまわっているページがほとんど。
もう少し鈴木氏の話も聞きたいような気もする。
でも、内田氏の話はやっぱりおもしろいので、トータルすると良い本でした。 -
対米という観点からは、右も左も利害が一致するはず。しかし現状はエセ右翼がアメリカに擦り寄ってばかり。
私もそんな状況に慨世の感を禁じ得ない一人なので、この対談には期待して読みました。
が、鈴木さんが「ワッハハハ」とか言うばっかりで、あんまり突っ込んだ話をしないので拍子抜け。
内田センセイの喋る内容はいつも通りなので、鈴木ファンで内田センセイのことをあまり知らない人にはお勧めできます。
鈴木さんが聴き上手の論客だということは良く分かりました。 -
鈴木邦男さんの「はじめに」から衝撃を受ける。
内田先生は「合気道の人」で内田先生の思想を学ぶためには、合気道を体験しないとダメだというようなことを書かれている。
私も同じことを思い、入門したというのに、早々に挫折。いまだに立ち直れていない!?そのことをしみじみと感じる。また、この「はじめに」で鈴木さんは、ご自分のことは控えて下げて、内田先生を大絶賛されている。
ここまで、賞賛されている文章を読んだことがなかったので、私までうれしくなるし、鈴木さんは余裕のある方なんだなあと、鈴木さんもすごい人なんだなあと思う。
「はじめに」だけでいろいろ思うことがあり、なかなか先に進めない。
「おわりに」で内田先生も鈴木さんのことを絶賛されている。昔のこと(学生運動)はあまり知らないが、こんなに仲良く対談するはずもないお二人だったはずである。
鈴木さんは昔はものすごく恐ろしい人だったとよく聞くが、今は表面的には全く柔和な感じだ。「おわりに」にも内田先生がお書きになっているが、鈴木さんの著書にご自宅の住所が書かれていて、私も驚いたことがある。
穏やかさに隠された強さは本物なのだろう。 -
鈴木邦男さんって、本当に礼儀正しいひとですね。
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左右の話を皮肉まじりにかわす会話。石原さんと三島さんが嫉妬関係にあったとは。
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面白い。対談本としてはなかなかの内容だと思います。
私の大好きな内田樹氏と一水会の鈴木邦男氏との対談。
左右の代表的な印象を受けますが。鈴木氏は最近
右翼というよりどちらかというと左系ととらえられる
感じになってきているようです。
とはいえ、なかなか交じりのなさそうな二人の対談は
それなりに面白いと思います。
内田氏の論もいつもの通り鋭く面白いのですが。
鈴木氏の人柄や大きさが際立った感じがします。