ご縁とお役目 ~臨床医が考える魂と肉体の磨き方~ (ワニブックスPLUS新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847065460

作品紹介・あらすじ

ある現役臨床医が綴る、寿命の本当の意味、今生における私たちのご縁とお役目、そして魂と肉体の磨き方まで。

感想・レビュー・書評

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  • キャリアパスで考え込んでいた時に、時宜を得た言葉をかけていただいた・・・という感じ。

    必要としている時に、必要としている言葉と巡り会うものだなぁと改めて思う。

    さらっと手軽に読めて、分かりやすい優しさ(易しさではなく)もよかったです。

  • 目次の第一章がいきなり、”寿命とは「魂を磨く期間」でもある”で始まる!第二章のタイトルは、”私たちの魂は死ぬことがない〜身体は「天にお借りしている」ことを知る”と。
    著者は現役東京大学大学院医学系研究科、救急医学分野教授という、西洋医学のお医者さんがスピリチュアルなメッセージを伝えていらっしゃることが、時代を感じる。

  •  今世を生きる理由や生き方そのものについて、比較的分かりやすく書かれていました。読んでいても読みやすくスラスラと通して読むことができます。
     専門的ワードも少なく、結論から入っていく内容で、ページ数的にも大変良かったと思います。

  • 自分の意識が身体バランスを常に左右する。どんなに病院に通っても、どれだけ多くの薬を服用しても、意識に負の側面強いと一つの病気が治ったところで、また次にどこかが悪くなる。古来、病は気から言われているが、その言葉には一面の真理がある。寿命はゼロ歳児を起点とした数字で、対して余命は現在の年齢からどれくらいまで生きられるかと言う期待値
    生きると言うことは、毎日を生き切ること。
    緩急自在:その状況に際して自分が思うように操ることができること。
    人生山有り谷有り、縮める時も緩めるときも必要
    融通無碍:囚われることなく伸び伸びと自由なこと、一定の常識や考え方に縛られず、自由に発想する。
    審美眼:見分ける能力。見抜くというニュアンスの強い言葉
    中今:今ここにいるんだと言う感覚であり、それは過去でも未来でも無い、現在の自分が大事、現在の振る舞いが大事、現在の気持ちが大事という、あくまでも現在の重要性を表す言葉。今現在を生き切ること、中今を感じながら楽しむ事こそ、私たちに与えられた天命であり、ひとりひとりがどういう価値観でそれを具現化するかというのが個人の使命。一期一会
    人間は知らないことへの対処がこの世で一番怖い。知らないこと、知らないヒト、知らない世界、知らない作法、知らない手続き、知らない知識・・・私たちが常に怖がり不信感を持つのは、未知のもの、逆にそれがわかると心の中にある恐怖心は消え去る。
    学びこそ私たちのお役目であり、同時に唯一の財産
    不調はいきなり起きない、身体は日々、少しずつバランスが変化する。
    肉体は借り物です、お返しするのは自分の寿命が尽きる瞬間
    お返しするためには毎日を精一杯生きること、それが万人に共通するお役目
    より健やかで生きる上で大切なのは、前向き・楽観的な心持ち
    諦めない=いつかできる(実現する)と思うことも重要
    誰にとっても効果的な食事に関する健康な食べ方は、食べ過ぎないことと良く噛んで食べること。
    天皇と言うお立場は、国民の幸せと国家の平和を祈る最上位の人
    あがくのをやめる。諦めの境地とも言われる。大なり小なり経験があるかと思うが、苦しい状況というのはずっと続くわけでは無く、ある時を境にいきなり落ち着く。負の連鎖が止まる。嫌な状況や苦しいことは一過性のものである。
    何より大事なことは、目の前のやるべきことに集中すること。つまり中今を生きること
    常に頭のどこかに知足と言う言葉を置く、足るを知る。感謝・知足はいつもセット
    生きていることに感謝しつつ、いつも足りているのだという事実に気がるくこと。
    人間、アウトプットはインプットからしか生まれない、自分に何も入らなければ自分から何も出ない、特に読書は人生の基本

  • 20160207


    前から気になっていた著者の1冊目。

    前半はなるほどと思えるところが何点かあったのだが、編集が悪いのか、中身が薄いのか、同じような事を延々と書き連ねられ、ほとんどの文章が気持ち良く入って来なかった。

    最後には、宗教的な感じになり、久々に途中を飛ばしながら読んでしまった。

  • 現役の医師が、書いている事に興味を持ちました。違ったかくどから、読んでみるのもたまには良いと思いますよ。

  • 2015/8

  • 精神論、この手の本は結論が同じ感じ。

  • 没我、お役目、他利、お陰様

  • 平均寿命の定義を簡単に説明すると「ゼロ歳児の平均余命」です、平均余命というのは、その人があと何年生きられるかという「期待値」だとお考えください。寿命とは「この世でのお役目を果たす時間」ではないかと、私は感じています、お役目は人それぞれです。肉体はこの世界で魂が活動するためにお借りした貴重な道具(着ぐるみ・乗り物)であり、このふたつを「どちらも大事なもの」と考える視点こそ、充実した人生を送るための大前提だと思うのです。私が確実に言えること、それは助かる人と助からない人がいる、それだけです、普通の医師は、「救っている」とか「助けている」と考えていないと思います。「加齢と病気は紙一重」、がんという病気をとっても、若い時に発症したのであれば治療を急ぐ必要がありますが、70代や80代での発症は全般的に代謝率が低いこともあり転移も遅いもの、がんで亡くなったのか、それとも加齢現象の結果として亡くなったのか、よくわからないことも多いのです。生きるということは、毎日を「生き切る」ことだと思います、・緩急自在・融通無碍・審美眼
    一生懸命になれるもの、きっとどなたもお持ちだと思います、私はそれこそが、私たちひとりひとりに与えられた天命だと思います。自分がやりたいからやる、この気持ちで無心にやること、それが心の浄化へとつながります、その積み重ねは「継続力」へと変わり、本人も知らないうちに仕事や家事などで発揮されます。一番大切なこと、それは「気づけば変わる」という事実です、知らないこと(無知)は罪ではなく、むしろ知ったあとの大きな喜びが待ってます。

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著者プロフィール

矢作直樹(やはぎなおき)
東京大学名誉教授。医師。1981年、金沢大学医学部卒業。1982年、富山医科薬科大学の助手となり、83年、国立循環器病研究センターのレジデントとなる。同センターの外科系集中治療科医師、医長を経て、99年より東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および工学部精密機械工学科教授。2001年より東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長となり、2016年3月に任期満了退官。株式会社矢作直樹事務所を開業。
著書に、『悩まない生き方』(三笠書房>)、『人は死なない』(バジリコ)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『お別れの作法』(ダイヤモンド社)、『自分を休ませる練習』『自分を好きになる練習』(以上、文響社)など、多数。

「2022年 『身軽に生きるコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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