- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860635473
感想・レビュー・書評
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「テッセイ」のなで親しまれ、最近、ツイッターや雑誌、TVで話題を集める鉄道整備株式会社。新幹線の車両掃除を行う同社の成功の軌跡から「現場力」を高める方法を探っています。
鉄道整備株式会社=JR東日本のグループ会社。
東京駅の東北新幹線・上越新幹線などの折り返し時間(たった12分。昇降時間を除くと実質7分)で車両清掃、トイレ清掃、ゴミ出し、座席カバーの交換などを行なっている掃除チーム。
確かに「プロ」の仕事っぷりだったと記憶しています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キラキラ輝く普通の会社☆
ダイジなのは、「常」と「変」のバランス。 -
面白かった。エピソードが先、会社としてそこに至るまでのストーリーがある。どの企業も「現場」の意識が高くて、現場の意見がしっかりと交換出来ていれば発展出来るということを、平易な文章で伝えてくれる。
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素晴らしい組織力です。おもてなしの心、最強のチーム力の原点を感じます。
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「褒める」人が生まれ変わる。
会社も生まれ変わる -
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=8853 -
この本を含めて自分たちの仕事について広く知られることで、さらに周囲からの「期待値」が上がってゆく。さらに仕事が「高度」になって...。
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「がんばれ、日本」じゃなくて『がんばるぞ!日本』。3.11震災後の不安な時期に元気をもらえた、お掃除中のプレートのエピソードも載ってましたね。
掃除の会社、下請けの会社、おじさん・おばさんばかりの「普通の会社」が、自主性・自発性・自律性を有した現場力で活性化し、「キラキラ輝く普通の会社」に変遷した物語を綴っている。キーワードはリスペクトとプライド。中でも、緻密に練られた経営陣の仕掛け、またその熱意が奏してOutputに繋がっているんだと思った。 -
ほのぼのとしたお話。世界に誇るシステムだと思う。
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働く人のエピソードがいくつかあったが、共通していたのはどうすれば新幹線を使う人に安心して満足して利用してもらえるか自分なりに考えていること。駅の清掃する人からそこまで働く人のモチベーションを高められた企業の取り組みも紹介されていて、やりかたよっていくらでもよくなる可能性があるのだなと感じた。
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「新幹線お掃除の天使たち」遠藤功
URL:http://goo.gl/O3nix
概要:
新幹線に乗る人なら必ず目にする鉄道整備株式会社の清掃員。
「清掃の会社」から「おもてなしの会社」へ一人一人の考え方を変えた事により、世界からも注目されるサービス提供会社に。
印象の残ったフレーズ:
真の現場の自立化を自立したいーお客様のためになにをすべきか、もっとよい会社になるためにはどうしたらよいのかを、本社や上司が指示するのではなく、一人ひとりが真っ正面から考え、知恵を出し、協力し合いながら実行して行く。そしてそれを楽しむ。
感想:
出張組は毎週のように見てると思うけど、たまに旅行で新幹線に乗るときも、掃除の人たちのテキパキした動きは印象深かったので読んでみました。
8月発売で、すでに14刷り。みんなこの組織に興味があるんだなと。
最近、海外の日本観光ツアーのメニューに組み込まれるぐらい注目の組織は、奇跡的な施策があったわけじゃなく、基本的なことを粘り強く、一つ一つ積み上げてきた結果。
環境作り、モチベーションコントロール、当事者意識、当たり前だけど組織は一人ひとりの集まりで、その一人ひとりを少しずつでいいので、ベクトルを合わせていければいいなと思いました。 -
JR東日本のグループ会社、通称テッセイ。
停車中のたった7分間で新幹線の車内をピカピカにする人たちが注目されている。
「礼に始まり、礼に終わる」という彼らの仕事に対する姿勢が半端ない。
働くということは何なのかを教えてくれる一冊。 -
エピソードと、そのエピソードを生むに至った組織作りの歴史が綴られた本。心の準備をせずに読み始めて、エピソードの部分でじんじんと潤んでしまった。
さて、やっぱり、組織のパフォーマンスの方を決めるのは、「理念の共有」と「自由裁量の極大化」だという思いをより強くした。そんな本だった。
そういえば、先に温かいエピソード群がきて、その後にその組織作りについて解説するという、本書の構成も、後段の説明を引き立たせる意味で、すごく良いものだったように思う。 -
本業の清掃という仕事だが、働くみんなの気持ちに思いが少しづつ、入っていく過程が良くわかった。参考になります。
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東京駅のJR東日本が使用しているホームの清掃をする人たちの物語。書いているのはローランドベルガーの社長。
コンサル会社の社長が書いている割には、心温まるお話し集になっています。
後段の会社の改善経緯のところは読みとばしました。どちらかというと経営科学的なことではなく、現場の実践、ボトムアップ重視の話しでしたので。
前段の清掃する方々のお話しは興味深く読ませていただきました。
立ち読みで全部読んだのですが、読みながらうるっときてちょっと困りました。。。 -
■サービス
A.会社全体で「トータルサービスとは何か」を考えるため、各現場での取り組みを発表するイベントを行った。
これは自らの役割・仕事を振り返る機会となり、自分たちが共通の目標を目指す仲間であることを認識する場ともなった。 -
テッセイ職員の“プロ”としての仕事振りと礼儀正しさに感心させられる。新幹線利用者の快適のための自発的な創意工夫。人と組織は変わることができる。薄めの本であり、実話を絡めた奇術なので一瞬で読了できる。
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本当にビジネススクールの教授ですか?掃除人たちの感動話には感動させられず、仕事・会社の分析では突っ込み不足というか突っ込み無し。日本経済の特徴を現場力という言葉で表してもてはやされた過去の業績すら怪しくなってきた。
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東北新幹線の車両清掃を行うJR関連会社のお話。メディアなどでも多数取り上げられている掃除のプロフェッショナル集団。現場で働く人たちのエピソードもいいのですが、この企業風土を作った経営陣の話がとてもいい。JRから畑違いのグループ会社に出向した専務が、どのように組織を変えたのか。提案制度、イベントによる一体感、社員登用、ビジョン、小集団活動…。おススメの一冊です。
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JR東日本の新幹線に乗る機会がなく、東京駅での清掃業務がこんなに凄いことになっているとは知らなかった。折り返しの車両の清掃は、待つ身に退屈な時間だが、こんな新幹線劇場なら見てみたい。
新幹線の社内清掃という地味な仕事を一種のショーに変え、スタッフに誇りを持たせ、ビジョンを共有して一丸となって働くプロ集団を作り出したテッセイという会社の変化と心暖まるエピソードが本書に満載されている。
そういう、いい話やサクセスストーリーを読んで、何かほっとしたい人向けの一冊としては、とても良い本だ。ただ、著者は名うてのビジネス研究者であり、出版社も本書をビジネス本として売ろうとしていることを思うと、少々物足りない。テッセイがここに至るまでのもがきや苦悩という負の面をもっと取り上げ、それを克服する課程をきちっと紹介してほしかった。そこまですると、分厚いビジネス本になってしまい、読みにくく、一般向けにならないという二律背反があったのだろうか。 -
ディズニーに負けないぐらい泣けます。大事なことを思い出させてくれます。
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半分は現場の感動話。ホスピタリティがなかったところにどう生み出すか、みたいな部分にスポットが当てられている。でも、あの人たちの凄さはスピード、すなわちテクニックだと思う。辛い条件でテクニックを発揮するために、ホスピタリティが必要だった、ということはあるのだろうけど。そこらへんのもやもやが少し残ります。
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新幹線のお掃除を担当している日本鉄道整備のサービス改善運用のお話。前半のエピソードがあれこれ楽しく、読ませる。後半の流れもまずます良い。ただし、書籍としての出来はそこそこ。1時間もあれば読める。とはいえ、新幹線で清掃の皆さんがとても気持よいのは感じていたので、本書でそういう取り組みには努力があるのだということが改めて認識できた。
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なるほど。やってみたいなと思う魅力ある仕事内容。でも大変そうだ。
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意識の高さ、仕事能力の高さ、一般乗客や職員間の交流、成長。心温まる多くのストーリー。リスペクトとプライド。
はんぶんは人が相手の仕事、女性がきちんと活躍できる場を作ったことがポイントかも。 -
新幹線モノだと『新幹線ガール』もおもしろかった。
乗客とのエピソードモノだと『空の上で本当にあった~』もよかった。
その二つを合わせた、新幹線のお掃除の本当にあった話。
JR東日本の一子会社の清掃会社がどのようにして、最強のチームと言われるまでになるか。エピソードとその改善の歴史。
タイトルだけだと読まなかったかもしれないが、ローランドベルガーの遠藤さんの著作ということで、いかに現場力を鍛えるかに注力している人で、他の本もおもしろかったので読んだ。軽く読める。