いきもののすべて〈復刊〉

  • 青幻舎
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本棚登録 : 159
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861528064

感想・レビュー・書評

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  • かわいらしさと面白さと物悲しさが絶妙なバランスをとってる。ずっと浸っていたいような、でもちょっと寂しいような気持ちになる。フジモトマサルさんの世界、もっと知りたい。

  • 個人書店のSNSで知って気になった本。作者は2015年に亡くなっているがコアなファンがいるらしく、これは2006年に出たものの新装版。
    カバーが二重になっていて物語がそこからすでに始まっている。愛らしいタッチの動物が過ごす、人間的な日常を描いた4コマ。白・黒・ブルーグレーの3色で、少し暗いシニカルな雰囲気がありつつ、ユーモアも共感もひそんでいる。
    台詞が4コマにしては長め(な気がする)なので、状況がつかみやすくそれが面白さにつながるのかな。ウサギのマガオくんがいい。女ばかりの職場に男一人。真顔でマジメに勤めている(多分、大体)かれの、ちょっとした感情の揺れが面白い。

  • フジモトマサルさんの、生きもの四コママンガ。
    ヒト(少ない)といっしょに、動物たちが社会人をしている。

    表情は少ないのに、セリフ以上のことが伝わってくる。
    クールだ。

    ☆動物キッズたちが賢くも優しくもたくましい。
    ☆パンダくん。私のこと、見られてた?!と思った。
    ☆うさぎ図案社、柱のかげからずっと見学してたい。

  • 面白いなあ!


    可愛らしく、ちょっと笑わせ、ちょっと皮肉を利かせ、ローテンションが癖になる。

    マガオくんと友達になりたい。


    1刷
    2021.1.23

  • 仕事がないとなげくパンダ。アルゼンチンで余生を暮らすことにした元夜間警備員夫婦。漂流八日目に携帯でドラマ録画を頼む虎。意外と、意外と…と言いつつ当初のイメージを教えてくれない夢子さんなど。おもわず突っ込みたくなってしまったり、視点のズレをたのしんだり。

  • 独特な世界観
    ユーモアもあってクスッと笑わせられたり、こんな考え方があるのかと感心したりと何だか色々詰まってた_φ(・_・

    2022/02/23 ★4.1

  • 動物の姿をした普通の人々。彼らの平凡な日常において、人というものの心理が奇妙に思えてくる。最初の「疑問」からして、私を含め、多くの人が普段はあえて考えずに過ごしているだろうこと。間違ってない。本当にそうなんだけど、たまたま電車の中で聞いてしまった人たちが、親子の会話に「・・・」となる気持ち、すごくわかる。そしてマガオくん。好奇心のまま、そういうボタンを押さないのが理性ではなかろうか。

  • スコットくんがすき。
    みな、ただのまっとうないい子、ではないのがカワイイ。すてき。
    装丁もすてき。

  • 昔図書館で読んで好きになった本。本屋で復刊を知ってすぐさま購入。もう一度ゆっくり読む。好き。いきもののすべては最初と最後のマンガに理解のヒントがあることを知った。いきものの日常って美しいよね。

  • いきもののすべて〈復刊〉
    著作者:フジモト・マサル
    発行者:青幻舎
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    4コマ短編漫画集

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著者プロフィール

フジモトマサル
漫画家兼イラストレーター。擬人化させた動物の絵を得意とする。著書に『ウール100%』(文化出版局)、『いきもののすべて』(青幻社)など。また挿絵や装画を手掛けた書籍に『にょっ記』(穂村弘、文藝春秋)、『村上さんのところ』(村上春樹、新潮社)など多数。2020年『フジモトマサルの仕事』(平凡社)が出版された。

「2021年 『小さなことにくよくよしない88の方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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