- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861763830
感想・レビュー・書評
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終わりの区切れだったり、始まりの区切れだったり。
人によってどうとらえるかは様々で、
自分の決めたタイミングじゃなくて、
不安で......
格好良くはないかもしれない、華やかですらないかもしれないけど、
何も見えない中皆一生懸命だなぁ、と思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
青春の心の揺らぎを、繊細に描く。男性作家が収録されていないのが少し残念。ジャンルの傾向から、仕方がないことなのか。
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卒業をテーマにした短編集。
◎『神様の祝福』草野たき ・・・冷めてていい
◎『彼女を思い出す』前川麻子 ・・・こういった卒業もあるのか -
パルパルと青い実の話/豊島ミホ
卒業証書/大島真寿美
春の電車/梨屋アリエ
神様の祝福/草野たき
君と手をつなぐ/藤堂絆
彼女を思い出す/前川麻子
たぶん、天使は負けない/若竹七海
の7編の短編集。
幸福のビスケットをちびちび食べる感覚がおもしろい豊島作品。
私は一生に一度だけ使えるSOSがある・・・。
主人公と共に、思い出の余韻に浸れる大島作品。
先生の手。私をひきつけてやまないつめたさを持った手。私は先生の手が欲しかった。
手に入らないものを想う心が切ない藤堂作品。
この3作品が好みでした。 -
「卒業証書」大島真寿美さんと「彼女を思い出す」前川麻子さんのお話が心に残りました。
大事なときに必ず会える一番の友達っていうフレーズに自分の心友が重なって、ジーンとしちゃいました。 -
「卒業」をテーマにしたオムニバス形式の短編集。
感想としては、何かこう「グッ」と来るものがなかった。
話が流れて行ってしまう感じ。
すぐに忘れてしまいそう。。。 -
若い7人の作家の卒業をテーマにした短編集。
初めの2編がよかった。
豊島ミホの『パルパルと青い実の話』と大島真寿美の『卒業証書』。 -
以外にバッドエンドがあった気が...
個人的に「春の電車」に少し共感。
あのあとの、登場人物がどんな人生を歩むんだろう?
人生の本当の勝ち組と負け組が何なのか気づくんだろうね。
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2010/8/28
なんとなく自分と重ねてしまいたくなる、『春の電車』
楽しかったあの中学校生活ってなんだったんだろう。
出る杭は打たれるし、上には上がいるし、主人公と同じポジションにいるような錯覚。
投入という防衛機制に浸る。 -
せ つ な い
とにかく切ない!
別にうさぎは卒業したわけではなかったけど、
なんか無性に友達と離れたくなくなったおー;;
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色々な人の作品が収録されている。中学生の卒業を題材にしたものが多いかな。