絶海の孤島 (驚愕の日本が、そこにある)

  • イカロス出版
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863205888

感想・レビュー・書評

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  • 題から受けるイメージは、洋上に浮かぶ無人島なのだが、無人島では本が書けるわけではなく、当然人が住んでいる島々への訪問記だ。
    帯には「驚愕の日本」という表現になっているけれど、そんな驚くような内容ではない。というより、非常に過酷な条件にもかかわらず生活されていることを驚愕と表現しているのかもしれない。ボク自身島といえば、学生の頃に三宅島へ行ったぐらいだが、それでもずいぶんと遠かったという記憶がある。その後噴火で住民の方は苦労されたと思うが、それでも絶海の孤島という雰囲気はなかったと思う。

  • 筆者独特の視点が、ただの旅行記と違って面白い

    南大東島、父島母島は大いに興味深い

  • 青ヶ島について知りたく、本書を手に取った。
    日本にもこんなに美しい海があるんだと写真を眺めた。
    本書は、青ヶ島の他に飛島、舳倉島、鵜来島、見島、悪石島・臥蛇島、硫黄島、南大東島、北大東島、父島・母島が紹介されている。
    一人の旅人目線で書かれているので、ガイドブックとは違いいいところばかりではないリアルな感想もある。
    それにより、現実的な島の雰囲気や生活をうかがい知れる。
    世界遺産に登録された小笠原諸島に属する父島・母島などは、絶海の孤島であるにも関わらず多くの観光客が訪れる。けれども、その観光客のマナーの悪さによって村人たちは嫌な思いもしているようだ。
    絶海の孤島とは、観光客レベルでは物珍しい場所かもしれないが、そこにはれっきとした住民がいるのだ。
    そんなことも本書は教えてくれた。
    写真が小さく見づらい部分もあった。
    もう少し大きく掲載して欲しかった。

  • 孤島を巡る旅で撮った写真集。
    綺麗な景色が多い。そして島に対しての思い入れが強いのか、ネガティブな感想も多い。
    自分としては見てて綺麗な風景に救われていると思う。
    風変わりな旅を好む著者が余分なことを思うのがちょっと鼻につく。
    風景写真だけではなく、島の人たちや日常の風景をいれたり遺構を紹介したり島民の意見も紹介したり。
    あれもこれもとちょっと詰め込みすぎかな。

  • 安易に美化しない、観光ガイドではない。
    この人のものの書き方気に入りました

    世界遺産になる前の小笠原に何度か行ったことがあります。
    関係者に世界遺産になった後の話も聞いたことがあります
    島は他にもたくさんあるのにね

  • 小笠原諸島の話は考えさせられるな。世界遺産ブームってこわいね。

  • 日本の孤島巡る旅の記録。のっけから出てくる話ではあるが、都会の喧騒を離れた孤島では優しい住民の方々が迎えてくれて…なんてことはない。誇張があるのかないのかわからないが、いきなり怒りだす人もいれば、怪しまれたり、避けられたり。ちょっと考えてみればそれは当たり前なのかもしれない。確かに著者も書いている通り、そこでは人が暮らしているから。

    知らず知らず自分も優しく迎えてくれて、的なイメージがあったなぁ、と振り返る。瀬戸内の島々とか、改めて時期外れに行ったらどうなんだろう。
    日本の広さ、島々の美しさ(写真はカラー、目を奪われる美しい風景などがたくさんです。)はもちろんのこと、何となく日々の自分自身の暮らしのことを振り返りたくなる一冊でした。

    HONZ 図書館

著者プロフィール

1965年北海道生まれ、早稲田大学卒。読売新聞社ほかを経て2002年からフリー。沖縄と島を中心に全国を周り、紀行文を執筆している。近著は『ビジホの朝メシを語れるほど食べてみた』(ユサブル)、『ニッポンのムカつく旅』(彩流社)、『何度行っても 変わらない沖縄』(林檎プロモーション)、『狙われた島』(アルファベータブックス)、『突撃! 島酒場』『肉の旅』『絶海の孤島』(共にイカロス出版)。ほか『沖縄の島へ全部行ってみたサー』(朝日文庫)、『沖縄・奄美の小さな島々』(中公新書ラクレ)、『沖縄戦546日を歩く』(彩流社)など沖縄、島関連の著書多数。早稲田大学社会人講座「実踏体感!沖縄学」「ニュースの街を歩く」ほか随時開講、ラジオアプリ「勢太郎の海賊ラジオ」でも番組「カベルナリア吉田のたまには船旅で」を随時配信。趣味はレスリング、バイオリン、料理。175cm×75kg、乙女座O型。

「2022年 『新日本エロい街紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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