うどん屋の仕事: 静さんの1日 (LLブックやさしくよめる本)

  • 埼玉福祉会
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (55ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865963403

感想・レビュー・書評

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  • 2020 いわゆるLLブックの
    「仕事に行ってきます!」シリーズ

    「うどんカフェうせい」で店主をしているのは、
    村木静さん 22歳
    知的障害と自閉症

    の一日の様子を写真と文章とサインで表した

    自分でうどんをこねてつくる

  • わずか55ページの本。
    写真やイラストも多く、
    1ページあたりの文字数は決して多くない。
    いや、はっきり言って少ない。
    それでも珠玉の言葉にあふれる。
    幾つもの学びがあり、
    自分の日々を省みることとなる。
    改善点が浮かんでくる。

    「静さんはうどん屋の店主ですが、
     家でもたくさんの役目があります。」

    仕事の役割を果たしただけで、
    満足していないだろうか。
    自分は何者かであると、
    傲慢な想いを抱いていないだろうか。

    「お母さんとふたりで
     自撮りしました。」

    恥ずかしさより感謝。
    感謝すべき人がたくさんいるなあ。
    素直にまっすぐ感謝の気持ちを表してみたい。

    「大好きなドラえもんもならべて、
     お客さんをむかえる準備をします。」

    自分の気持ちを上げるための工夫。
    何気ない小さなことだけれど、
    こうしたことの積み重ねが、
    実は日々の自分のパフォーマンスを支える。

    「前は(中略)近くに知らない人が
     いるのがいやでした。
     でも今は、平気です」

    ひとつずつ克服していくこと。
    焦らず苛立たず、時には一旦休んで、
    またトライしてみる。克服する。
    この一年、数年、10年・・・
    これまで出来なかったことを、
    出来るようにしたことがあったかな。

    僕の仕事の一日を本にしたら、
    そうした工夫に満ちているだろうか。

  • おうどんが食べたくなった。

  • LLブックです
    しょうがいのある方の仕事の様子を1日密着した本です

  • こちらのご紹介は、仕事に行ってきます⑥をご覧ください。

    2020/05/28 更新

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著者プロフィール

NPO法人日本障害者協議会代表、きょうされん専務理事
青森県立盲学校高等部専攻科卒業。1982年都立小平養護学校教諭退職。養護学校在職中の1974年にあさやけ作業所設置に参加、同じく1977年に共同作業所全国連絡会(現・きょうされん)結成に参加。2014年国連障害者権利条約締約国会議日本政府代表団顧問。2012年国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)チャンピオン賞(障害者の権利擁護推進)受賞。障害のある人の法律や制度の拡充に尽力している。

「2020年 『ゆうこさんのルーペ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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