給食室のいちにち

著者 :
  • 少年写真新聞社
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本棚登録 : 811
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879817600

作品紹介・あらすじ

病院の給食室に勤務経験がある、児童文学作家+おいしい食べもののコミックエッセイで人気の画家が、給食室の現場をリアルに再現!
給食はどうやってできるの? 栄養士ってどんな仕事?身支度、検収、打合せ、調理、片づけ、食に関する指導、献立づくりまで、小学校の給食室と栄養士の現場をいきいきと描きます。安全でおいしい給食はどのようにして教室まで届けられるのか、楽しく学べる絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 1年生になったばかりの娘と。
    毎日食べている給食が、どんな風に作られているか、考えたこともなかったでしょうね。調理員さんたちの1日が時刻とともに描かれており、お昼ご飯のために、朝から準備していること、自分たちが学校が終わってからも片付けのお仕事があることに驚いていた。
    子は、栄養士さんのお仕事に興味を持ち、栄養士さんになりたいと言っていた。

  • お昼が近づくと、教室まで流れてくる美味しそうな匂い…小学校の頃、ワクワクしましたね。決して入れなかった給食室に潜入し、一日の始まりから終わりまでを見ることができる絵本です。厳重に衛生チェックが行われているのですね…。

  • こちらのいちにちは、給食室の様子。

    見開き、見返しまでもしっかりと給食のなかで働く人たちの姿、そして給食室のマップも丁寧に描かれていてよくわかる。
    給食室を見学したことがなかったので、大人になって絵本で見られたことも良かった。

    身体の調子をチェックしてから帽子とエプロン、マスクをつけて手洗い。
    材料が運びこまれてからたくさんのチェックをして、分担して調理をはじめて出来上がったら校長先生が最初に食べて確認する。
    それからみんなに。
    あとかたづけの時には、給食の残りをチェックして献立の見直しをする。

    みんなの給食を時間通りに食べやすいようにバランスの良い、栄養価のあるものでと大変な労力だと改めて感じた。
    そう思うと残すことなどできないよなぁと。

    私は、好き嫌いが多くていつも給食が苦痛だった。
    みんなは、食べ終わってお昼休みの時間を楽しんでたようだが、私は最後まで残って泣いていた。
    この絵本を読んでいたら頑張っていただろうか…



  • 給食室の様子がすごくリアルに描かれていて、小学生の子どもも、入学前の子どももとてもくいつきがよかったです。

  • 体験入学で日本の小学校に通い、給食を食べている我が子にぴったり!と思い図書館で見つけて借りました。
    すみからすみまで熱心に読んでいて、より給食が楽しめそうです。
    私もまた給食を食べたい!!

  • 絵が可愛らしく、分かりやすい絵で子供(4歳)の読み聞かせで大人気でした。
    料理をどう作るのか、大人数でどう分担と協力するのか、どんな流れで進めていくのか。内容もわかりやすく、「はたらくってなに?」のイメージもつきやすいかと思います。

  • 2023年の「図書館員がえらぶ 選書センター大賞」になったとのこと。今年の7月に絵本のランキングで1位になっていたのを見つけて気になっていた本です。なにげない日常を作ってくれる人たちにスポットを当てた優しさが溢れてくる本です。この絵本の最後のページに『2020年春からの新型コロナウィルス感染症の広がりとその予防のために、食事中も人と距離をとって、会話を控えることが求められるようになってしまいましたが、本作は「対面で会話しながら食事を楽しむ」給食の本来のありかたを、その日常が一日も早くもどりますように、願いを込めて描いています。(編集部)』と書いてあります。その願いが作り出した温かさを楽しみました。幸せを信じれる絵本です。がんばれ給食室のメンバー!

  • 図書館本。夏休み3、4年生推薦図書。給食が出来上がるまでのチームワークや衛生管理など。

  • 給食が出来上がるまでに、こんなに時間と労力がかかっているなんて、自分には面倒で無理だと思いました(笑)
    子どもたちの通う小学校と、生徒数も給食スタッフの数も同程度だったのでイメージしやすく、ご苦労さまですと言いたくなります。
    子どもたちは、「これ給食室にあったよ!!」と大きな鍋の絵を眺めていたので、どのように使われているかがわかってよかったと思いました。
    少食で好き嫌いもある子どもたちですが、できるだけ給食を残さず食べようと思ってもらえたらいいな。

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著者プロフィール

児童文学作家。福岡県在住。
創作からノンフィクションまで幅広く手がける。本書は国立病院の給食室に勤務する経験をいかした初めての作品。
著書に、主な作品に『ぼくのわがまま電池』『うちの屋台にきてみんしゃい』(共に岩崎書店)、『きっと泳げるよ、カバのモモちゃん』(汐文社)、『どんぐり銀行は森の中』『弓を引く少年』(共に国土社)、『東京駅をつくった男』(くもん出版)など多数ある。
本書は国立病院の給食室に勤務する経験をいかした初めての作品。

「2022年 『給食室のいちにち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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