美しいこと(下) (Holly NOVELS)
- スコラマガジン(蒼竜社) (2008年1月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883863433
感想・レビュー・書評
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じれったかった!松岡を早く楽にさせて、幸せにさせてと上巻からずっと読みながら思っていた。まさか下巻の最後までひっぱられるとは。読み終わってさすがによく最後まで耐えたとおもった(笑
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続編が紙媒体で読めないのが残念
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「美しいこと」を文庫版で読んで、「愛しいこと」が読みたくて手にいれた本。
松岡が寛末をとても好きで健気なのに、寛末は酷い。と松岡に感情移入してしまいそうになるけれど、騙されて好かれた寛末だって葛藤はあるに決まってる。それを抜きにしても優柔不断だとは思うけど -
胸が締め付けられたりイライラしたりと忙しかった。
なんでこんな男がええんや?と何回も何回も読みながら思っていたら、最終あたりに松岡自身もそう言っていたし木原さんも後書きで、優しいが卑屈で少し無神経と書かれていたので、みんなそう思ってるんならもうええか…攻めのアホさはもう仕方ないんやな…と納得しました。
後半の愛しいことに関しては、寛末視点で書いてるんだけど大半の感情がここで沸いたな。
松岡のことを気遣いもせず、ただ自分の気持ちばかりで本間無神経だし読んでいて何度も松岡の気持ちになっては胸がぎゅーっと痛くなったことか…
思うとることを絶対言うなよ?それで人が傷つくって事にも気が回らんやろ?とギリギリしたしな笑
この男のええところがあるなら、自分から好きになったものにはとことんハマるとこだけやな…
あとは要領も悪いし気遣いも出来んしダメな所しか浮かばんね。木原作品で初めて苦手な主人公を見つけたわ
絵師さんの描く松岡は本間イケメン!
寛末も文字だけだとモッサイくさそうな男だけど絵師さんのおかげで補正出来た所がたくさんありました -
友人のBL好きの人に勧められて読破。
木原音瀬さんの作品は初めてで、男性同士の恋愛ものですが、普通に楽しめました。
読後感としては、一言では表せないくらい内容の詰まった作品でした。
丁寧に登場人物のことを描いていて、一つ一つ変化していくことに心理描写が描かれており、文章の表現力として、この作者はすごいなと感じました。
二人の関係が進展していかない分、よりリアル感があるように感じました。文庫版での結末が歯に物が挟まったような後味でしたので、下巻はすぐに購入してしまいました。
ドラマCD版もあるということで、友人から借りて、聞いてみました。クオリティの高い作品で、思わず泣いてしまいました。CD版もぜひ聴いてみてください。 -
すごくいい作品でした。二人の切ない思い。というか、友達と恋人の違いっていうのを、この上下巻で表した切ないお話。
男女だったらこうも攻められるのに、性別が変わると踏みとどまるのは仕方がないけれど、あの臆病な寛末が動いた終わりはすごくよかったです。
福田の終わりも驚きですが、お姉さんのアドバイスもなるほどなと思いました。男女だったらそれでいいけれど同性だったらそれではどうしようもないものね。 -
上巻は腹立つことも多いからあまり読まないけど、下巻のラストにかけては何度も読んだ
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