ちいさいケーブルカーのメーベル

  • ペンギン社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (42ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892740114

感想・レビュー・書評

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  • ●読み聞かせ。
    ●長いから読むのも大変だけど、聞くのも大変ね。

  • アメリカ西海岸、坂の町“サンフランシスコ”。この町の観光といえば、ゴールデンゲートブリッジとケーブルカー。20世紀初頭のケーブルカー廃止運動の史実に基づいて描いたお話は、民主主義と呼ばれる私たちの世界を描いたもの。読後、ケーブルカーでこの町の人たちに会いに行ってみたくなりますよ。

  • 市民の力は強いよね!

  • 寝る前に、二人の娘に読み聞かせ。
    あー、でも、これ誰かのために読んであげられない。
    途中で、声が詰まってしまって、涙が溢れてきてしまって、「お父さん、どうしたの?」って顔されて・・・。
    絵が素敵なのはもちろんのこと、物語がドラマチックで。

    大切なものが失われそうなとき、それじゃダメだと立ち上がる人がいて、歴史は作られていく。それが今のサンフランシスコ名物のケーブルカーとして続いている。

    “やったー、やったー、勝ったぞー!ブラボー!”って気持ちがひしひしと伝わってきて、アメリカの公民権運動なんか、その象徴だけど、よきアメリカがここにある。

    最後のセリフ「わたしたちの じだいはおわっていない。いま はじまったばかりよ・・・。」は、ケーブルカーのメーベルだけのものではない。「私たちのセリフ」なんだ。

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
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  • 小さなケーブルカーのメーブルは、町のシンボルとして人々に大切にされていた。ところが、時代の流れとともにバスや電車にとって変わられそうになる。そこで町の人々がケーブルカーを守るための運動を起こし、選挙によりケーブルカーは残されることになった。

  • ちいさいケーブルカー(チンチン電車?)が
    廃止のピンチになるけど
    町のひとが署名とかして
    これからもがんばることになる

    「ちいさいおうち」といっしょで、表情がある

  • アメリカ西海岸・サンフランシスコの町を走っている
    ケーブルカーの存続を願って、
    町の人たちが廃止に反対をする運動をしたときのことが
    かかれている本当にあったお話です。

    ケーブルカーのメ―ベルを通してみた、
    サンフランシスコの町の移り変わりも楽しめます。


    バージニア・リー・バートンといって、
    最初に思い浮かべるのは『ちいさいおうち』、
    そして『せいめいのれきし』、
    『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』。

    どれもなつかしい絵本たち。

    なのに、この絵本は知らなくて。

    一ページ、一ページ、たんねんに描かれているので、
    大人のあなたや、乗り物の大好きな人、
    そして高学年の人たちと、
    ゆっくりじっくり読んでほしい絵本です。

  • うちの子は「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」が好きだし、
    それに表紙にかかれた小さなケーブルカーの絵がなんとも愛らしいので、
    図書館で借りてみました。
    子どもも読む絵本なのに、ケーブルカーを残す政治活動が描かれているのが、おもしろかったです。
    昔のよかったことだけを思い出す、メーベルのおばあちゃんっぽいキャラクターも素敵。

  • 「ちいさなおうち」のバートンの絵本。優しいタッチと色合いの絵が素敵。ケーブルの廃止か存続かをめぐってのお話。4歳児には内容が難しそうだが、集中してみていた。よくみるとケーブルもバスも表情があるんだね。

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著者プロフィール

1909年アメリカのマサチューセッツ州ニュートンセンター生まれ。父はマサチューセッツ工業大学の学監、母はイギリス生まれの詩人で音楽家。バートンはカリフォルニアの美術大学で絵の勉強をするかたわらバレーも学び、1931年にボストンで絵の教えをうけた彫刻家ジョージ・ディミトリオスと結婚。以後、海べの小さな村フォリー・コーヴに住み、画家として、デザイナーとして、また絵本作家として活躍。
最初の絵本『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』は、長男アーリスのため、第二作『マイク・マリガンとスチーム・ショベル』は次男マイケルのために描かれたもの。その他主な作品に『ちいさいおうち』『せいめいのれきし』『名馬キャリコ』(以上、岩波書店)、『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』(福音館書店)ほか多数。

「2022年 『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー KATY AND THE BIG SNOW』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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