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- Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
- / ISBN・EAN: 9784897377865
作品紹介・あらすじ
茶席は建築か?建築界の巨匠二人が、茶と茶をめぐる建築の話を、日本建築の歴史を辿りながら、語り合った。本書は、茶の文化に精通している二人が語る「茶席建築口伝」である。
感想・レビュー・書評
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建築家の磯崎新と、建築史家で建築家でもある藤森照信。
ふたりともいくつかの著作を読んでいて、その語り口が好きだったので対談とあって楽しみに手に取ったのだけれど・・・難解!
建築をまともに勉強したことがなく、対談中にあるように数寄屋造りと書院造りの違いもよくわからない「普通の人」には知識の下地が足りな過ぎて内容が高度でついていけない部分が多々あった。
茶席、茶室について語りながらも話題は宗教から歴史まで建築を飛び越えて幅広く広がり、このふたりの考え方の飛躍や知識に舌を巻くと同時に、彼らの持論が突飛なのか正統なのかの判断ができないために対談の内容がいいのか悪いのかがまったくわからない自分に悲しさを感じる。
茶室は建築のモジュールを広げていく西洋の考えに対して内へと狭めていく、という部分や、いくつかの箇所にはなるほどと思えたのだけれど、全体は「?」のままの対談集だった。
とにかく建築って思想なんだな。ある意味、建築家のエゴもあるんだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マニア
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