ゴールは偶然の産物ではない~FCバルセロナ流世界最強マネジメント~
- アチーブメントシュッパン (2009年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902222807
感想・レビュー・書評
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バルサ流奥義?
サッカー界は異質な感じがしたんだけど、ビジネスとしては一般的な企業と変わりはないと感じました。
現在低迷していたり、借金まみれになっているチームはビジネスとしての考え方が甘いんだと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クラブ経営への認識の甘さを痛感した。
サッカーに限らず、運に左右されるスポーツをビジネスとするクラブ運営の難しさ、具体的にいえば、運営を可能な限り効率化しようとする努力を感じるとともに、効率化の限界も感じた。 -
とにかく面白い!
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2010/05/05-2010/05/08
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今回読んだ本はFCバルセロナ再建に携わった経営者の著書です。
FCバルセロナは最近こそ競合の一角であって、経営も確固なものになっていますが、2003年当初は赤字であったらしいです。
そこで、著者が経営者に選らばれて(選挙で選ばれるらしいですが、無償みたいです)、その再建に携わった内容から、ビジネスにどう生かされるのかということを述べています。
サッカーのことに興味がある人にも、ビジネスマンにも楽しめる内容になっていると思います。
例えば、FCバルセロナがなぜユニフォームにスポンサーをつけていないのか、選手獲得の舞台裏(アングロサクソンとラテン経営者の交渉の違い)なんかは、サッカーファンには楽しめると思います。
一方で、ビジネスマンにはイノベーションの件が非常に面白いと思います。(2ページぐらいしか割かれていませんので、立ち読みでも十分かも)
イノベーションと発明の違いは何か分かりますか?
僕もイノベーションのという言葉は知っていますし良く使っていましたが、その違いは分かっていませんでした。
ところがこの本を読んで非常に鮮明に理解することができました。
それは、「イノベーションを生む人とは、一番最初に何かをする人ではなく、最初に消費者に到達し最高のソリューションだと説得できる人のことである」という一節です。
例えば、アメリカ大陸を最初に見つけたのは、コロンブスではなくバイキングですし、その発想の原点となった地球が丸いというのを最初に提唱したのは古代ギリシャ人ですし、ただ、それを結びつけて消費者(ヨーロッパ)に利益をもたらしたのはコロンブスです。
つまり、発明したのはバイキングだったり古代ギリシャ人ですが、イノベーションを起こしたのはコロンブスという関係です。
イノベーションを起こすためには、下記の点が大切だと記述されています。
・イノベーションは理論や芸術ではない。最終的受益者の消費者に焦点をおく必要がある。
・アイデアを評価・判断してはイノベーションは生まれなく、発展させることが重要。
2つ目については仕事の中では即断を求められることが多いので、肝に銘じておく必要があるのかもしれません。 -
面白い!バルサがどうやって復活したのか。マネーボールとは違って選手の年棒と成績が綺麗な相関にあるっていう点がちょっと残念
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世界最高のクラブ、バルセロナの経営手法を軸に私たちに様々なアイディアを提案してくれている本である。
監督には様々なタイプがあり、現在チームがどの状況にあってどの監督が適任なのか見極める必要がある。すべての状況を解決できる監督はなかなかおらず、それはまた私たちの生活にも当てはまることである。 -
興味をもって経営が学べる本。特にサッカー好きにはお勧めの一冊。
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バルサを立て直したマネージャーの著書。面白いのですいすい読める。ロナウジーニョ獲得の経緯とか、その他選手の去就とかの裏話?が良い。
MBA出らしく、経営の視点でサッカーチームを運営しているのは興味深い。
また、今まで監督なんてそんなに関係無いと思っていたけど、監督と一緒になって、でも監督もチームの一部として考えながらマネージメントしているのだということが分かって面白かった。 -
なぜ、ライカールトからベップに監督交代したのか?なぜデコやロナウジーニョは放出されたのか?そういういきさつが生々しい。
スポーツも企業も組織には規律が大事なんだなと。