シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成

著者 :
  • NewsPicksパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910063041

感想・レビュー・書評

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  • ●力強いけど、この提案をどこまで国が政策に反映できるのか危機感を感じる

    yahooのCSOとして、また大学教授としてさらには国の審議会の委員として日本をいろいろな視点からみる著者が提案する「未来の日本」の目指すべき方向性が論じられています。

    これはうまく行き過ぎではという提案があまりなく、やれたらできそうというものが多いゆえに、社会でその提案を実現しようとする動きが目立っていないことに危機感を一層つのらせてしまいます。

    例えば本書では、高齢者にかけているお金をほんの少し減らし、教育や科学に投資するだけでこれだけ未来が明るくなるということが語られています。しかし、現実は世帯収入による児童手当の削減が検討されています。

    しかし、著者の国がどうにかしてくれる時代はもう終わったのという考えから、自ら変わっていき行動できないと、担税世代(子育て世代)は厳しいから行動せよという後押しをされた気がしました。

    ぜひ多様な世代に読んでもらい、
    日本の置かれている現実の厳しさと
    未来の日本や子どもたちが育つ環境について考えるきっかけにしてもらえたらなぁと感じました。

    最後に、見た目、この本は分厚いので、読む気が失せるかたもいるかもしれません。
    しかし、話の面白さに加え、注釈のための余白や根拠のグラフが1ページ載っているなどしていて意外とどんどん読めるのでぜひ読んでほしい1冊です。

  • コロナ前まで自分なりに必死に毎日走り続けてきたけど、自粛で立ち止り、この本に出会い、人生観まで変わるほどの衝撃を受けました。

    日本には伸びしろしかない、とおっしゃるけれども、人間変わるのは簡単ではないけれども、無力なおっさんだけれども、そんな自分までも無性に明るい未来への一歩を踏み出したい、と思わせる一冊でした。

    若い人にも読んでもらいたいですね。

  • #3288ー17ー111

  • オーディブルで購入。参照資料が多いからオーディブルじゃないほうがよかったかも。でも日本の状況が分かりやすく解説されていて興味深いことばかりで聴き入った。

    日本の誇れる部分と改善するべき部分がこれだけ分かっているならあとは動くだけという気がするのに、そう簡単にはいかないものなんだろうか。いかないんだろうな。

  • 教育の再編成

  • 難解であり、ついていくので必死だった。
    気になったのは、SDGsとソサイエティ5.0の交点やこれからの不確実な社会ではなにが当たるか誰にもわからないことなどである。
    時間をおいて、また読み直したい。

  • まさに「世の中の押さえどころと変化の本質、日本の現状と課題」を大きな絵でファクトも踏まえて整理し描いた著者渾身の力作ですね…。
    課題を踏まえて具体的に何を実践していくか、いけるか、はまさに日本(国)、日本企業、日本人に与えられた課題だと思います。「行動」に移せれば理想ですが、せめて「邪魔」はしないように特に私たちを含む上の世代はしなければならないと、想いと戒めを強くした次第。

  • 少し難しい本でしたが、「今の日本はヤバい」けどい、これからの時代を見据えてきちんと対策していけば大丈夫なのかなーと何となく思えました。

    私の年齢や立ち位置からして、個人的に何かができるレベルのハナシは書かれてはありませんが、これからの時代がどう変わっていくのかに触れられて少し想像をすることができました。

    私自身も今の時代の変化のスピードの速さに戸惑っていること、日本がそのスピードについて行けてないのでは?といつも思っていたこともあり、著書を読みました。

    歴史的に見ても、最初は変化についていけてないのが日本だと書かれていることもあって、これから日本の得意な分野で、今の変化を受けいれて発展していくことを願いたいし、発展したことについていける自分でありたいなと思えました。

    本の内容は聞きなれない言葉もあって、理解が難しい部分もありました。ページ数も多いのでしっかりと読むことができなかったのが私の中で少し惜しかったです。

  • ニホンのこれからを語った本。今日的なテーマをダイジェスト的にまとめ上げた内容かなぁ。評判が良かったので期待しすぎたかもしれない。企画書をたくさん読んだ感じがするのはなぜだろ?

  • 40歳を超えた人は全員この本を読んでほしい。
    若者への投資。日本復興の方法はこれしかない。

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著者プロフィール

慶應義塾大学 環境情報学部教授。ヤフー株式会社 CSO(チーフストラテジーオフィサー)
データサイエンティスト協会理事・スキル定義委員長。東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程終了後、マッキンゼー入社。4年半の勤務後、イェール大学脳神経科学プログラムに入学。2001年春、学位取得(Ph.D.)。ポスドクを経て2001年末マッキンゼー復帰に伴い帰国。マーケティング研究グループのアジア太平洋地域中心メンバーの一人として幅広い商品・事業開発、ブランド再生に関わる。2008年よりヤフー。2012年7月よりCSO(現兼務)。全社横断的な戦略課題の解決、事業開発に加え、途中データ及び研究開発部門も統括。2016年春より慶応義塾大学SFCにてデータドリブン時代の基礎教養について教える。2018年9月より現職。内閣府 総合科学技術イノベーション会議(CSTI)基本計画専門調査会 委員、官民研究開発投資拡大プログラム (PRISM) AI技術領域 運営委員、数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度検討会 副座長なども務める。著書に『イシューからはじめよ』(英治出版、2010)

「2020年 『シン・ニホン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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