ギルバート・グレイプ;WHAT'S EATING GILBERT GRAPE [DVD]

監督 : ラッセ・ハルストレム 
出演 : ジョニー・デップ  ジュリエット・ルイス  レオナルド・ディカプリオ 
  • パイオニアLDC
3.82
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本棚登録 : 382
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102716110

感想・レビュー・書評

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  • 1993年公開のアメリカの青春映画。今をときめくジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが、まだそれほど売れていないころの新鮮な作品! この映画を皮切りに、ラッセ・ハルストレム監督作品へはまるヒトはきっと多いにちがいない!
    ⇒ http://resonohondana.seesaa.net/article/177132771.html

  • あなたに会えてよかった。

  • 映画「ギルバート・グレープ」は1993年に公開されたアメリカの青春映画である。ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが兄弟という興味深い設定だ。

    舞台は人口千人ほどの田舎町、アイオワ州エンドーラ。24歳のギルバート・グレープは新しくできた大型スーパーの目の前にある小さな食料品店で働いていた。平凡な毎日に退屈していたギルバートだが、彼には町を離れることができない理由があった。彼の弟アーニーは重度の知的障害を抱えていたため、ちょっと目を離すと町の給水塔に登るなどのやんちゃな行動を起こすのだ。ギルバートの母は極度な過食症でクジラの様に太ってしまい、夫が7年前に自殺してから一歩も外に出ずにいた。勇気を振り絞って外に出たとしても、周りの人に馬鹿にされるのが落ちであった。そんなある日、18歳の誕生日を迎えたアーニーのために、ギルバートは近所の人々を招待して華やかなパーティーを開いた。愛する次男が18歳になった安心感と共に、ギルバートの母は静かに息を引き取った。

    私は、当作品のタイトルが非常に気に入っている。日本語だと普通に「ギルバート・グレープ」という主人公の名前が記されている平凡なタイトルだが、英語だと「What's Eating Gilbert Grape?」だ。直訳すると、「ギルバートを食べているのは何だ?」、と一定の物や人物を特定していない。言うまでもないが、ギルバートが抱えているストレスは莫大なものだ。ギルバートが生まれ育った家庭環境はとても過酷で、既に彼の中にある計り知れない可能性の芽を潰している。兄弟、親、周囲の環境の様なものが彼を内側からじわじわと食べてしまっているのだ。

    ギルバートがアルバイトをしている食料品店は、昔からある田舎の近所に親しまれている店という設定だろう。しかし、店の向かい側にウオールマートを思わせる大型スーパーができたことによって、客足は減少した。近代化が進む中で人々は安くて種類も豊富な大型量販店を選んだのだ。個人商店は近代化の波に飲み込まれ、古い文化が残る田舎町も段々と都市化していく。映画の最後のシーンでギルバートが家を燃やすシーンがある。これは、後戻りができないという意味だ。親元から離れ自立することによって、彼らはようやくスタートを切ることができたのだ。

  • 公開当時、なんとなく良さそうって思って、渋谷の映画館で1人で観た映画。
    今思えば、なんという豪華なキャスティング…普通の青年演じるジョニーと、天才ディカプリオが見る事が出来る貴重な作品。
    閉塞感漂うアメリカのド田舎で暮らす、青年ギルバートの苦悩を、ジョニーが見事に演じています。そして、忘れちゃならない、ディカプリオ。演技とは思えない演技。当時10代だなんて!彼はこの頃がピークだ、みたいな言い方をされますが、最近もいいオッサンになって、いい演技見せてくれてるなって思います。
    たまにクスって笑えたり、泣けちゃったり。心豊かになれる、秀作です。

  • 見てる間ずっと考えさせられた!妹がトランペット吹きながら指突き立てるシーンがすごくかっこいい(笑)

  • 家族の世話に囚われ、自分のしたいことができない青年の話。


    ディカプリオの知恵遅れの演技がガチにしか見えない。

  • 1993年の作品だし、レンタルビデオで初めて観たのもそれからしばらく経ってから。息子が3歳ぐらいのときかな。
    確かレオ様のタイタニックの公開もその頃だったと思うので、レオ様つながりで見つけた一品。
    当時まだDVDもなく、画質の荒いVHSで観たけど、1週間のレンタルで何度も何度も繰り返し観た作品。台詞も覚えているぐらい。
    レオ様の幼いのに素晴らしい演技。アカデミー助演男優賞ノミネートって言うのがわかりますね。
    レオ様も素晴らしいですが、なんたって映画の出来が素晴らしい。
    デップはすごく爽やかで自然体の演技。ジュリエット・ルイスもそう。
    演技が素晴らしいのもあるけど、映像やストーリーや家族愛すべて素晴らしいんです。
    デップは本当はこんな青年なんじゃないかなって思えるぐらい、身近で自然です。
    デップと不倫していたメアリー・スティーンバージェンが夫の死後エンドーラの街を離れるとき「息子たちがあなた(デップ演じるギルバート)のように育ってほしい」と行った台詞が、彼の人となりを表していると思います。
    今は奇抜な衣装で演技をすることの多いデップですが、こんな普通の青年の普通の物語もとてもよく似合うと思います。
    決して派手でない映画ですが、私は今まで観た映画の中でいつも一番に挙げる、とても大好きな映画です(悲しいかなベニーちゃんシリーズよりww)
    心にジーンときて涙も流せる、そして時折くすっと笑える、後味爽やかな映画ではないでしょうか。
    冒頭からラストシーンまで、派手なメイクもしていない、素顔のデップを堪能できますww
    思いやりがあって、心優しいデップにきゅんときますよ。
    (すきっ歯な笑顔がまた良いのです)
    「あなたに会えて良かった」というキャッチコピーそのまんま、この映画に出会えて本当に良かったと思える作品です。
    何度繰り返し観ても色あせない、素敵な作品です。
    私も明日から頑張ろうと思える映画です。

  • なんといっても若きディカプリオの演技に驚いた。タイタニックとは別人!地味ながら清々しい気持ちになる映画だった。

  • 9月19日鑑賞。ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ両名の出世作で言わずと知れた有名映画だが私も相方も初見。知能遅れの弟、太りすぎで生活にも不自由する母、古くてガタの来た家を持ちどこにも行けないジョニー・デップの繊細で切ない演技、イケメンフェイスもさすがだがやはり弟役レオ様の演技がすごい!ただリアルなだけでなく、気が狂いそうになるほどうっとうしいが、それでも見捨てられない愛らしさを表現しており見事。特に終盤の母親の部屋での演技と、その後の劇的な場面を遠景で撮る演出のセンスに感じ入った。閉塞感漂う展開ではあるが観ていてストレスは溜まらず、鑑賞後感も爽やか。ジュリエット・ルイスは今やロックスターね。

  • 鑑賞済み。
    最後はあまり好きではないけど,田舎の光景が好きです。ディカプリオの演技がよかった。

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