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- / ISBN・EAN: 4933364610980
感想・レビュー・書評
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時系列ぐちゃぐちゃ系は、きちんと計算しつくした配置であれば
観る回数を重ねるごとに味わい深さが増したりするので
その手法自体は否定しないけれども
この映画はやりすぎ感が強すぎてかえって敬遠してしまう。
俳優の演技は圧巻。
ポールのとった行動は賛否両論ありそうだけど、
まぁ、人生は続いていくんだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間軸がバラバラのストーリー展開、手持ちカメラによる撮影、哀愁漂うBGMなど、アレハンドロ監督の芸術性が存分に発揮された秀作です。
3人の主人公は、とことん救われない・・・彼らが直面する数々の絶望を通して、「生と死」という深いメッセージについて考えさせられる映画です。
どんな人でも、死ぬと21グラムだけ軽くなる。人の数だけ多様な人生がある一方で、死の前では悲しいほどにみな平等・・・どういう人生でありたいのか?生の21グラムはどうあるべきなのか・・・
そして、この作品は俳優の演技で魅せる、というもう一つの側面を感じました。
主演のショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベネチオ・デル・トロの演技は超一級品でした。とくにワッツ・・・ヒステリックを起こすシーンが2回ありましたが、あれなんか鳥肌もんでした。クスリをやるシーンもリアルで、セックスシーンは大胆で・・・・この作品で彼女の演技がどうしてアカデミーなり、カンヌなりで評価されなかったのか、不思議でなりません。
こんなに顔の整った女優さんが、ここまでカラダ張るなんて。日本にも綺麗な女優さんはたくさんいるんですけど・・・ここまで役にガチで向きあうワッツを見ていると、日本の売れっ子女優たちが子供じみて見えてきます。(おっぱいみせろとか、そういうこといってるんじゃないよ。)
演技の質において、ド素人とプロくらいのレベルの違いを感じました。
ひたすら重く、とことん救われない作品ですので、好き嫌い激しいと思いますが、メッセージ性の強い作品が好きな方や、俳優の演技を重視する方にはオススメです -
苦悩する小汚いおっさん役が実にきゅんとくるベニーちゃんの映画。
特に私が大好きなシーンは、ショーンが拳銃でベニーちゃんを撃とうとしたんだけど、なぜか撃てなかった、という後の話。
ベニーちゃんがいなければ(事故を起こさなければ)、自分に心臓は提供されなかった(自分は生きていなかった)、この葛藤もあるのかも。
でも、ベニーちゃんは撃って欲しかったので(ストイックなまでに自分を追い詰めます)、ショーンとナオミが滞在するモーテルに行き、部屋を探す訳です。
この探すシーンにとても胸を打たれました。
大好きなシーンです。
表情や歩き方に、ベニーちゃんの苦悩がありありと表現されていると思います。
本当に素晴らしかったです。
大好き。 -
繋がっていく様子が圧巻です
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この映画を見た当時のじぶんにはわからなかったことが
今はわかるような気がする。
21gは重い。 -
面白いと思う。
と、同時にもったいない気もした。
構成をこんなにもいじくる必要があったのか疑問。
時間軸をバラバラに繋ぎ合わせて、上手くミステリーかけて引き込ませるけど、事故の前に置いている事故後のシーンがそれほど生きてこない。
というのも後々「あのシーンはそういう意味だったのか」って面白さがあるけど、そのシーンの人物の表情や行動がぼやけているので(まだその時点ではシーンの詳細が解らないので)、結局「あのシーンはそういう意味だったのか」にとどまる。
これが時間軸通りなら感情移入もしやすいし表情をよく観れる。
つまりは、前半にミステリーかけるのは良いが、後半の事故の後のシーンには、各々のものすごい感情が入り組んでいるのだから、しっかり丁寧に描いて欲しかった。 -
バラバラにされたシーンで分かりづらい印象を持つが、よう出来てる映画。
ショーン・ペンもヴェニチオ・デル・トロも渋い。
それぞれがその役どころを全うしている熱が、
散らばったパズルピースのような編集を通してクールダウンされてより非情にするどく届く。 -
決こう面白かった。
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人は死ぬときに21g体重が減る
1つの死から3人が結びつくストーリー
伝えたいことがよくわからないが、
物語の完結への話の流れがすばらしい。 -
もういちどみたい