21グラム (初回出荷限定価格) [DVD]

監督 : アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 

出演 : ショーン・ペン  ナオミ・ワッツ  ベニチオ・デル・トロ  シャルロット・ゲンズブール  クレア・デュバル  メリッサ・レオ 

• 東北新社

感想・レビュー・書評

[shikachanmanさんの感想 · 2013年4月7日]

公開時に映画館に観に行ったけど、時系列が複雑すぎてあまり理解できず。
ふと思いたったのでもう一度じっくり観てみることにしました。

人は死ぬと誰でも21グラム体重が減るそうです。
21グラムとは何の重さなのか？
罪を犯しても、大切な人が死んでも、自分の人生は続いていく。
「死」がテーマの、かなり重たい内容でした。

[fujisaworldさんの感想 · 2013年4月7日]

生きることと死ぬこと。
死んだ人から臓器をもらって生きている自分。家族の死に自暴自棄になっている自分。人を殺してそれでも生きている自分。
生は、死は等価値なのか。

「お前のママが死んだ時、世界の終わりだと思った。それでも人生は続くんだよ」
「どんな人でも死ぬと21グラム軽くなるという。21グラムとは何なの重さなのだろう」

[kiyopiyoさんの感想 · 2013年2月17日]

( ^o^)大好きなSean PennとBenicio del Toro (＋ Naomi Watts)主演。3人とも迫真の演技で魅せる。
3人それぞれのシーン、また過去と現在のシーンをミックスさせた編集はストーリー・テーマを際立たせている。
人は死ぬと21グラム軽くなると言う。それが命の重さなのか、魂の重さなのか？
凄まじいストーリーでラストも悲しいが、もう一度またすぐ観たい名作。

[HennyPennyさんの感想 · 2013年2月4日]

勝手に医療サスペンス的なのを想像してたら全然違った。

群像劇で時系列がばらばらなのではじめはさっぱりついていけなかった。
メメントのようにちゃんとして時系列バージョンも欲しい（笑）
誰も悪くないような気がするけど・・救われない、暗くて重い話だ。
生と死について命について考えさせられる・・。


うーん、病みます。わたしはちょっと苦手な映画でした。

[ikatouさんの感想 · 2013年1月27日]

当り前ですが、『ミルク』のショーン・ペンとは、全くの別人でした。

ナオミ・ワッツが庭師と話していたシーンは、何なのでしょうか。
セリフによれば、庭師が走って行って、救急車を呼んでいれば、一人は救えたはずですが、悪いのはベネチオ・デル・トロなんですね。
この音だけのシーンがよく分かりませんでした。

[shougoyokotaさんの感想 · 2013年1月26日]

【感想】
生と死、家族、宗教、臓器移植、罪などがテーマ。

人が死ぬと体重が２１ｇ減るそうだ。どんな人でも。「この２１ｇはなんなのか？」、「人生で何を失い、何を得るのか？」、「どんな死を迎えたいのか？」、そして、「どんな人生を送りたいのか？」という問を投げかける作品です。

決して、この映画が答えを用意してくれているわけではないです。その点、見終わって気持ち悪さが残るでしょう。

【手法】
昔、「メメント」という映画がありました。10分しか記憶を保てない男がある謎を追っていく話です。時間ではあとに起きる事件が最初に流されるなど、時間軸がめちゃくちゃで、結局私は理解できなかった気がします。

この「21ｇ」は「メメント」ほどではないですが、時間軸は飛びます。最初の30分ぐらいは登場人物が多く、話についていくのに精一杯でした。60分ぐらいには落ち着いてきましたが、最後までこの手法で謎を作り観客を引っ張っていきます。

【おすすめの人】
シリアスな映画が好きな方。重たい題材なので、「ちょっと映画を楽しみたいな」という方は辞めた方が吉。

[tamurakoichiroさんの感想 · 2013年1月5日]

Life goes on

[あなさんの感想 · 2012年12月10日]

見始めは難解だったけど、慣れてくるとその難解さが面白い。哲学的な映画だった。人生の儚さと命の尊さ、どう感じるかは人次第

[Mさんの感想 · 2012年10月31日]

Life has to go on. With or without God.

[砂漠の民さんの感想 · 2012年10月30日]

アモーレス・ぺロスを撮ったアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの
2本目の長編となるハリウッド資本での作品。
この人は失うことによって生まれる人間の本質をしっかりと描く監督だ。
アモーレス・ぺロスでも思ったが全てを失くしてもそれに値する何かを描く。

21グラム、人間の魂の重さとされる重量。
人は死ねば21グラムだけになる。魂というものが存在するのなら。
決して出会うことのなかった3人が一つの悲劇をきっかけに
複雑に絡み合い、決して逃れることのできない状況に陥る。

物語の時間軸が、過去・未来・現在とおかまいなしに行ったり来たりする。
どこに主軸をおけばいいのか、最初は訳がわからなくなるのだが
それはほんの最初の瞬間だけだった。
物語が進むにつれ、3人の背負った十字架にこちらが磔にされてしまう。
こういった良質なる作品こそが、映画と呼ぶに相応しいのではないだろうか。