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- / ISBN・EAN: 4933364610980
感想・レビュー・書評
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クリスティーナ(ナオミ・ワッツさん)は夫と二人の娘と幸せに暮らしていたがある日、轢き逃げによって夫・マイケル(ダニー・ヒューストンさん)と二人の娘を同時に失ってしまう。犯人は前科者のジャック(ベニチオ・デル・トロさん)で犯行後は妻に、幼い子供達の為に何事も無かったように過ごす事を懇願されたが結局は罪悪感に耐え切れず自首する事となる。クリスティーナは、ドナー協会から夫・マイケルの臓器提供を御願いされ失意の中、承諾する。マイケルの心臓は大学教授で余命一ヶ月を宣告されていたポール・リヴァース(ショーン・ペンさん)に移植され、ポールは新しい命を手に入れた。ポールはドナーについての情報を集め、遂にクリスティーナにたどり着くのだがこの出会いは複雑な道程に一歩となってしまう。本来、交じり合う筈の無いクリスティーナ、ジャックそしてポールの3人。3人が抱える悲しみと葛藤が癒される瞬間はくるのか!?
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交通事故や心臓移植、中絶、人工授精といったテーマを扱いながら、命の重さ、生きるということを描く作品。タイトルは、人が死ぬときに21g軽くなるという説から命の重さを表している。死というシリアスなテーマに相応しく重く苦しい描写が続くが、主要登場人物の濃厚な演技に引き込まれて、夢中で最後まで観てしまった。時系列を組みなおし、過去と未来を行き来することにより、それぞれの出来事が登場人物に与えたインパクトを鮮明に描く構成も見事。
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201712
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全体的には悪くなかった(個人的に嫌いなショーン・ペンでなかったら★4)。
時系列を小間切れ&ランダムにする演出は効果的だったが、チト細か過ぎるきらいがした。
ラストの???は、巷のレビューを読んで理解できた。
個人的には、もっと後味の悪いモノ(クリスがジャックを殺めるとか)にするか、或いは何事もなかったことにした方が逆にスッキリしたような気がする。 -
「人は死んだ時皆21g軽くなる。」という話を事前に耳にしてから観た。その21gにそれぞれの形で直面した3人の話。登場人物全員に嘘がなく真剣にみな苦しんでいてとても怖い話だった。命に重さがあるとは考えないけれども、今回の救われた命、奪った命、奪われた命、新しい命は平等にとても重いものであってほしい。
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えーーー…(°Д°)
…それでも人生は続いていくってこと…
でもエーーー(´°Д°`)だよ全く
みんなどこかおかしい。どこかは良くても、どこかおかしい。
それでも人生は続いていくんだなー
とりあえずクリスティーナはお父さんに謝った方がいい。
あと奥さん可哀想すぎる -
ショーン・ペン演じるポールの気持ちは分かりませんでした。
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公開当時にCMを観て「人は死ぬと21グラムだけ体重が減る」というキャッチに惹かれ、観たいと思いつつも今日までずっと未視聴だった作品。
想像していた映画の内容とは違ったけれどなかなか楽しめました。
しかしとにかく誰の視点に立ってみても救われないなぁと。
やるせない展開の数々、受け入れがたい現実。
人生はそれでも続いていく。
エンディングのデイヴ・マシューズのSome Devilが素晴らしい!
★3.5
↓↓↓以下ネタバレ含む
個人的に、事故の被害者が死んだと知り出頭すると言ったジャックの「うちの子だったらどうする?」の言葉に妻マリアンヌが「うちの子じゃなかったわ」と返したのがものすごく胸に刺さった。不謹慎だけれどもそれが本心なのだなぁ。 -
字幕: 関美冬 (林完治という説も…。)
公開当時だったらもっと新鮮な目で観られたのかしら、と思うとなんとなく損した気分。
それにしても、イニャリトゥ監督40歳で長編2作目(英語での長編作品としては1作目)がこれ、というのはすごくないか。アリアガと組んだ3部作、残りの2作も観なければ。 -
ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ。まずこの3人の演技がスゲーのなんのって!
奪われた命
奪った命
与えられた命
それぞれの立場での3つの家族による命をテーマとした群像劇。
時間軸をバラバラに配し、不穏なエンディングにまっしぐら!
4.0点