ジョゼと虎と魚たち(通常版) [DVD]

監督 : 犬童一心 
出演 : 妻夫木聡  池脇千鶴  上野樹里  新井浩文  新屋英子 
  • アスミック・エース
3.80
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  • (14)
本棚登録 : 3312
感想 : 678
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126202187

感想・レビュー・書評

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  • 別途

  • ジョゼの気高さと、弱さと、愛らしさと、色々が素晴らしく、感情が揺さぶられるストーリーでした。呆気ない後日談も含めて、いい青春映画です。

    お魚の館でのジョゼ独白シーン、もしあんたがおはんくなったら、貝殻みたいに海の底をコロコロとか言って、そしてらそれもまた良しと言う。この決意又は諦めが、一層の切なさを呼ぶ。

  • 古い。。

  • 日本/2003年/犬童一心監督/妻夫木聡出演

    基本的に障害者を扱ったドラマは美談になるやすいので好きではない。もうひとりの恋人が、「障害者のくせに」なんて言ってるのに主人公は言い返さない。健常者はそういう認識なんだろう。

    話は淡々と進んで、テンポがゆるい。もう少しゆるいと脱力系になるのだが、そこまでの器量は持ち合わせず盛り上がらないままに進む。途中から足の不自由な池脇千鶴と恋をする話になると気がつくのだが、そうなってから急に池脇千鶴が身ぎれいになって感情移入しやすいキャラに変えてるところがずるい。このかったるい感じの池脇千鶴の演技はうまいのだろうか。ワタシには不自然に写ったのだが。

    さらに、二人は別れることになって、原因は妻夫木聡が結局は逃げたということらしいのだがその詳細は描かない。そこが肝心なところだと思うのだが。妻夫木聡の演技はいつもの快活、お調子者の妻夫木聡スタイルで、ブレがない。あまりにはまり過ぎて、原作はどうなってたのだろうかと思う。名作のほまれ高い映画がこの程度でがっかりだ。

  • 結構周りでも見てた奴が多かったのに、俺はまだ見たことなかったんで興味あったんだよね。実際、派手な映画ではないけどすごく感情移入できる、そんな映画だった。で、妻夫木はやっぱかっこよかった。「帰れと言われて帰るような奴ははよ帰れ!」、か。金をかけなくてもいい映画って作れんじゃんね。
    大学生時代に遊ばせてもらっといて、「今しか遊べない」って言ってた俺に後悔はしてないけど、世間に何も貢献しないで遊ばせてもらってる、そーいう立場にいたことを感じさせられた映画だった。大学時代に見ときたかったな、なんて。

  • いい人で終わらないあっさりな別れ、ラストのとっても強い表情の彼女などとってもいい。主題歌もいい余韻。

  • それでも本当に好きだったんだよ

  • どこにでもいる男女の恋愛の始まりから終わりを描いている、ただそれだけなのに、妙にリアルで、それが痛いくらいに苦しかった。と感じたのも最後の恒夫が泣き崩れるシーンで、やっとこの話の本筋がわかった気がしたからだと思う。一気に涙が溢れ出した。またいつかジョゼと恒夫には一緒にいて欲しいと思う。けれど、それが叶うことは決してないんだろうなと、わかってしまうこの切なさ。見終わってからは、しばらく抜け殻になってしまった。

  • ヌケ感、みたいな、ゆるーい雰囲気がたまらない。ところどころクスッと笑える。でもラストではしっかり号泣。ジョゼのきつーい不思議キャラが魅力的。
    人の心の動きが過不足なく描かれている印象。特に旅行のシーンでの、つねおの心情の変化の描きかたとか、上手い……役者さんの表情も上手い。例えば車椅子を買うか買わないかの話で、「(買ってくれ)、いつか俺だって歳をとるんだから」というようなことを言った後のつねおの表情と、間。ジョゼとこの先いつまで一緒にいるのか、一瞬考えたに違いない。
    惹かれ合ってすれ違って行く男女の関係をありありと描いている作品と思う。チャラチャラと不真面目な色恋ばかりしていたつねおが、最後にジョゼを想って泣くシーンには感動した。
    障害者、が大きなテーマであることも忘れてはいけない。作中の障害者の扱われ方があまりに酷かったのだけど、これは時代のせいだろうか。。つねおはいつもジョゼをおぶさって、ワガママを聞いていた。足の悪いジョゼに同情していたのだろうか?いずれにせよ、つねおはジョゼの重みに耐えきれずに逃げてしまった。そして後悔して泣く。そのダメ人間っぽさが、観ていて泣けた。
    くるりの音楽の良さも再確認。

  • 最後のシーンが何度観ても苦しいです。ジョゼとは一緒になれないと判断した恒夫が自分の選択に苦しみ涙してしまうシーン。ジョゼは祖母にこわれものだからと外出がゆるされなかったところ、恒夫によって外に出る機会をたくさん与えられ、ひとりで暮らすための支援を得る知恵も得ました。恒夫はこれまで自分が果たした役割をいつか思い出して欲しいと思いました。

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著者プロフィール

1960年、東京生まれ。映画監督、CMディレクター、脚本家。監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」「黄色い涙」「眉山」「のぼうの城」など。脚本作品に「大阪物語」「黄泉がえり」など。

「2016年 『我が名は、カモン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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