ガタカ [DVD]

監督 : アンドリュー・ニコル 
出演 : イーサン・ホーク  ユマ・サーマン  ジュード・ロウ  アラン・アーキン 
  • ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
4.04
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  • (39)
  • (9)
本棚登録 : 1883
感想 : 306
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462056986

感想・レビュー・書評

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  • ※性表現、流血及び暴力描写が含まれます。

    【印象】
    劣った遺伝子の冷遇される社会。近未来。
    主人公の男は協力者に成り済まし、宇宙飛行士となる。
    職場での殺人が彼らを追い詰めていく。

    【類別】
    サスペンス、SF、ミステリ、少しロマンス。

    【脚本等】
    常に緊張感を受ける筋立てです。
    検査を如何にすり抜けるかが見所。
    意外性は薄いかもしれません。

    【画等】
    特筆すべき点はありません。

    【音等】
    音楽はクラシック風。
    本筋ではないですがピアニストに注目してみて下さい。

  • 夢を与えてくれる映画なのに全編を通してイーサンの目が悲哀に満ちていて この地味で不安定な感じが好きでした. もうユマが綺麗すぎます. ユマを観てると綺麗の定義が分からなくなる. ジュード・ロウもかっこいい

  • 世に賞賛されているほどの映画には思えなかった。可能性肯定、人間讃歌と言っている人は、脚本と演出の詐術にまんまとひっかけられている(まぁ、それが物語を楽しむということなのかもしれないけれど)

    遺伝的な劣位で、成功している人は、あの社会構造のなかではやはり少数派。主人公の背後には無数の犠牲者がいると考えるべき。遺伝的に劣位だからではなく、社会構造として。
    つまり、無数の試行のうちの運のいい成功例をつまみあげたのが映画「ガタカ」というわけだ。
    実際ロケットには多数の遺伝的な勝者が乗っていた。
    可能性の肯定というより、社会構造上の確率的な現実だと思う。


    重要な臓器を売り払った途上国の人が新興国で、ブルーカラー労働、3K労働を担いながら夢を見る話と思いねぇ。臓器密売で手に入れたお金を、うまくつかって、しかもうまく立ち回り続けて、さらに運に恵まれたような人しか、社会的な成功を得られないだろう。
    そこでは一回の失敗も、一回の負けも許されない。(甲子園で優勝した高校が間違いなく「最強」「最高」だと誰が断言できるだろうか。一定の自力や努力に加えて、確率的な幸運が厳然として必要ではないか?)

  • 監督 アンドリュー・ニコル

    ジュード・ロウかっこいい。。
    設定の勝利。面白かった。

  • よかった。
    爪が甘くて母に多々つっこまれてましたが、
    ラストは感動ものですね。
    バレるかバレないか
    ハラハラするのを優先されていたので
    逃げ切ってタイタンに行ったような印象でした。

    自分の限界を超えて進んでいくヴィンセントは
    自分の寿命が来るはずの年になっても、きっと顔色を変えずに生き続けたんじゃないかと思った。
    検査官(?)や検査官の息子のように(遺伝子の)運命なんてどうってことないんだって、感じることができた。自分の実際の限界以上に後からいくらでも伸ばすことができるんだろうな〜自分のいい所なんてって希望ももてた。

  • 最後ジュードがああいう行動を取ったのは、おそらく宇宙で亡くなるだろうイーサンのためを思って、髪の毛ひとつも残さず自分の存在をなくすためだった、というのを知って泣いた。

  • スタイリッシュ。
    この映画から一番初めに受ける印象はこれだろう。小道具、舞台、ファッション。どれをとっても洗練されていて、古さを感じさせない。このあたりはスタッフもかなり気を使ったみたいだ。観ていて本当に気持ちが良い!

    これは、遺伝子操作が常識化し先天的にすべてが決定された管理社会に蔓延する差別と理不尽さを描いた話だ。ぶっとんだ未来じゃなく、ありえるかもしれない未来をリアル志向で描いているから怖さを感じずにはいられない。それを演じる俳優たちの演技も最高だ。ユマ・サーマンが震えるほど綺麗!!ジュード・ロウもかっけえ!!

    ひとつ不満を言わせてもらうと、ヴィンセントとアントンの兄弟関係の解決のさせ方が、話のすじを考えると上手く処理しきれてない感じがした。この映画はいろんな要素を盛り込んで楽しいんだけど、総じて「ん?」という腑に落ちない解決の仕方をしていた印象を受ける。細かく挙げると長くなるので書けないけど。スタイリッシュな雰囲気に騙されるが、話自体は「少し強引で陳腐」ということだ。映画を見ているときは酔えるが、波の引いた後の余韻に乏しいものがある。なんだか批判っぽくなってしまったけど、娯楽で見る分には好きな部類の映画。

  • 2014/05/27/Tue. 12:00〜14:00
    FOXムービー プレミアムにて視聴。

    SFと芸術性の融合が美しいヒューマン・ドラマ。
    ・・・に、若干のチープ感も混じってて、それがまた良い味出してる。
    低予算で制作されたそうだけど、演出の一部として逆に功を奏してるんじゃないかな。
    サスペンス・タッチで進められるストーリー。
    でも、不安感や緊張感というより、人と人との繋がりや葛藤の描写の方に強く惹かれるものを感じたので、私の中では「SFヒューマン・ドラマ」としたい。

    ものすごーーーーく大雑把に書くと、「宇宙飛行士に憧れ、見事その夢を叶えた男のサクセス・ストーリー」なんだけど、観終わった後の、胸が締めつけられるようなこの哀しさと切なさは・・・・。
    マイケル・ナイマンの音楽とも合わさって、顔はもう涙と鼻水でぐちゃぐちゃですよ。

    観た人にならわかる、ロケットの「炎」と焼却炉の「炎」。そして「銀メダル」。
    あ〜もう、思い出す度に泣きそう。

    【Wikipediaより】
    『Gattaca』のスペルであり、クレジットで強調されるGとAとTとCは、DNAの基本塩基であるguanine(グアニン)、adenine(アデニン)、thymine(チミン)、cytosine(シトシン)の頭文字である。

  • 久しぶりにしっかりしたファンタジーを見た気がします。設定とキャラクターの目的がうまいこと噛み合ってる。ジュード・ロウがなかなか良い役でした。

  •  遺伝子の解析でその人間の価値が決まって差別される近未来で、運命に逆らって遺伝子偽装に挑む男を描く。

     設定が絶妙でキャストが良くて、何年経った後でも見れる名作の部類に入る一本。
     ガタカ(GATC)の名はDNAの四つの基本塩基から取ってるのね。うまいなぁ。
     差別、運命、etc色んなことを考えさせられる。運命に抗いたいと思ってる人はいっぱいいるんだよねってラストがいい。

     とにかくこれは見とかないとな一本。

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