ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

監督 : ロベルト・ベニーニ 
出演 : ロベルト・ベニーニ  ニコレッタ・ブラスキ  ジョルジオ・カンタリーニ  ジュスティーノ・デュラーノ 
  • 角川書店
4.46
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126207595

感想・レビュー・書評

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  • 人生には、ユーモアが必要ですね。人生には、どうしようもないことが多いけれど。

  • 完璧と言っていいほどの脚本ですね。どのシーンも無駄がなく、それがきちんとその後の伏線になっていくさまには、とにかく舌を巻く。主人公のグィドは、シェイクスピアの劇に出てくるフォルスタッフのような存在であり、リアリティとかを求めるのは野暮でしかないですね。
    世間では「泣ける映画」と言われていますが、私は大丈夫でした。っていうか、これは喜劇なんですから、泣いてたらいかんのですよ! 拍手で終わらないとね。

  • 無尽蔵の愛と想像力の物語。
    こんなにも責められない嘘はない。
    息子をだまし続け、妻の恐怖を取り払う。
    自由気ままな男がどんな状況になろうとも弱音を吐かず、狂気の世界に立ち向かっていった。

  • 人生は最悪な状況でも見方を変えれば美しく生きる事が出来るって思わせる強く衝撃を受けた映画。トップ5に入ります。

  • ロベルト・ベニーニ監督・脚本・主演のイタリア映画。
    ナチスの強制収容所が舞台だけど、重く暗いだけの映画ではないのが素晴らしい。前半の伏線だらけのコミカルなラブストーリーは最高におもしろくて大好きだけど、それらも全て涙の後半のための伏線なんだね。

    愛する人に見せてあげたいのは、残酷な現実よりも、幸せな嘘の世界。

  • 人生は素晴らしいものとは限らない。
    どれほど幸せな日常を送っていても、
    何の理由もなく、理不尽に、一瞬にして奪われるかもしれない。
    悲しいこともある。辛いこともある。耐えがたい苦痛もある。

    だけど人には愛がある。希望と想像力を持てる。冗談を言える。
    人生は素晴らしいものとは限らないけど、
    どれほどの絶望にあっても、
    素晴らしいと思うことはできる。
    「LIFE IS BEAUTIFUL」と言うことはできる。
    嘘でも、冗談でも、希望を持って想像力を働かせることはできる。

    最後までジョズエには涙が無い。
    成長して、後になってから真実を知るかもしれない。
    そのときは泣いてしまうかもしれない。
    それでもジョズエはきっと、人生を素晴らしいと言えると思う。
    グイド自身も、素晴らしいと思っているはずだ。
    ドーラも、もしかしたら泣いてしまうかもしれないけど、素晴らしいと言うはずだ。
    「愛してる」と言うんじゃなくて、抱き締めるんでもなくて、
    「人生は素晴らしい」と言わせることが、
    グイドなりの愛情表現なんだと思った。
    それはすごく難しいけど、すごく優しくて、力強いものだと思った。

    人生なんてどうなるか分からないし、命なんてよく分からない。
    そんなものを考えたってどうしようもない。
    だけど、自分の持ってるのが、どんな人生やどんな命だったとしても
    素晴らしいと叫ぶことはできる。
    冗談を言うことはできる。
    どうせ生きるなら、「LIFE IS BEAUTIFUL」と言いながら生きて行きたい。

  • 映画のエッセンスがすべて詰まった映画の中の映画。

  • 二回目。素晴らしい映画だ。

    前半は(退屈な)ラブ・コメディ。でも、だからこそ、いろいろな伏線が後半できいてくる。
    嘘には、吐いてもいい嘘といけない嘘がある、と言っていたのは、誰だったか。

    息子の命と、心を守り抜いたグイドの姿には本当にぐっとくる。
    グイドや他の囚人たちはジョズエを匿っていて、その実殺されないために必死なのに、それを悟られないよう陽気に振る舞うグイド。
    それゆえにジョズエの笑顔が胸に刺さる。

    最後は泣かずにはいられない。
    ジョズエの、戦車を見たときの驚きと嬉しそうな顔とか。
    アメリカ軍の呑気にも見える鷹揚さが、その前のドイツ兵の混乱やグイドの最期と対比的なとことか。
    あと、もうちょっとで、みんな生き残れたんだろうに。

    ジョズエは本物の戦車自体も嬉しかったんだろうけれど、父親が言っていたことが本当だとわかって嬉しかったんだろうな。
    最後は母親にも会えるしね。全部グイドの言う通りだった。
    だけど、彼にはもう会えないんだ。

  • 良い偶然、悪い偶然の混じり合った作品で、これぞ物語だな、という感じがしました。後半のストーリーばかり有名だけれど、夫婦2人が知り合うまでのストーリーもあって、それはそれでいいけれど、後半をもっとハラハラを増やしたりして深めてもいいんじゃないかな、と思いました。人が殺される描写が一度も直視されていなくて、それって子供から見た収容所、というのが反映されていたってことかな?

  • 映画としてとても面白かったけれど、ホロコーストを1つの悲劇の記号としてしまった作品だとも思う。

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