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- / ISBN・EAN: 4988013411524
感想・レビュー・書評
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戦争もの戦場ものは苦手で敬遠していたけど、観てよかった。戦地での任務と日常。映画館で観たらドキドキ感すごかったろうなー。
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THE HURT LOCKER
2008年 アメリカ
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ジェラティ
色々賞とか取ったので話題の映画ですけども、確かに良くできた作品でした。主要登場人物は爆発物処理班の3人。班長のジェームズ軍曹は、勇敢だけど無謀で身勝手な行動も多く、それで自分自身だけじゃなく周囲の人間まで危険に巻き込んでしまうはた迷惑な男。
ポイントは彼が「勇敢なヒーロー」なのか、それとも「戦争中毒」の狂人なのかというところ。ただ結局そこに明確な線引きはできなくて、彼は戦時下ではヒーローであると同時に、妻や子供のいる平穏な日常に満足できない戦争中毒者でもあり、その二つは表裏一体なのですよね。
一方で、死に怯える新米の兵士もいて、彼のようなリアクションのほうが、きっと一般的多数だろうし、自分がもし戦争に借り出されたら、やっぱりああなるだろうなと共感できます。
この映画の良いところは、戦争の大局(どっちが正義かとか、戦争そのものの意義とか)じゃなく、ごく一部分(一人物)だけをクローズアップした点だと思うのですが、戦争をヒロイックに美化するでもなく、かといって声高に反戦を訴えてるだけでもない、そのバランスが絶妙だと思いました。
(2010.07.19) -
爆弾処理に従事する部隊が、イラク統治でおこなうミッションを映画化。
テロの恐怖、戦争の非常さ。
非対称戦争になったとき、国家vs.国家という枠組みは通じない。泥沼化した戦争に敗者も勝者もいないんだなぁと痛感した。 -
イラクでの米軍爆弾処理班が取り上げられてます。
3人の兵士、それぞれが戦争の狂気に染まった者、染まりつつある者、拒絶する者と対比で描かれます。
アメリカ翼賛でもなく、イスラム過激派批判でもなく、兵士かっけーでもなく、戦争ってむごいよね、でもなく。
フィクションでありながら、ドキュメンタリーのような、「わからなさ」が存在しています。
爆弾処理、敵兵との対峙のシーンが凄まじい緊張感の中で描かれ、一つ終わるかと思えばすぐに次の死線がやってくる、気が狂いそうな状況が続いていくのです。
そして任務を終えた後も、日常に帰れなくなった兵士が再び戦地へ赴くところで幕を閉じます。
人を狂わせるスリルと大義とヒーロー像を使って戦争は成り立ち、続いていくということが伝わってきます。
自分はこの狂気に呑まれずにいれるだろうか、多分無理だなと思いました。 -
観たときは、すごいな、という感想だった。
リアルな戦場に思え、いろいろ考えさせられた。
もし観たのが今だったら静観できただろうか。
戦争がお話として綺麗に纏まっているこの映画を。
アメリカの戦争に対する考え方はやはり理解できない。
彼らにとって「兵」「国民」は、「人間」ではないのだろうか。 -
え、これ2008年の作品なの…⁈という衝撃。
もう6年前になる…ひぇ〜っ!恐ろしい。
(3年前位の感覚でした)
観そびれていた作品。
正直、期待し過ぎたのかそこまでではない。
ただ、戦争の日常を淡々と描いている。
イラク戦争、こんな感じだったのかなぁ。
そして、あれだけ民間人を巻き込んで殺しておいて、米軍にも死者や負傷者、メンタルの病気になる人を出しておきながらの昨今のイラクの情勢。
あれだけ戦っていて、結局、何をなし得る事が出来たんだろう。
うーん。戦争はドラッグだって冒頭にあったけど、主人公が本当にその通り、戦場に戻ってしまう。妻子がいても。
一方で、死んでも親以外悲しんでくれない、自分は何をなし得た?子供が欲しい、こんな所で死にたくない、と願う兵士もいる。 -
現場に出れば生きて帰れるかはわからない。
まさにサイコロ振るのと同じ状況。
永遠と続く爆弾処理。
終わりの見えない闘いに自分なら耐えられないだろうな。 -
オスカーかあ
という印象
この年、あのアバターを抑えて!!みたいな感じだったので期待してたけど
うーん???
かと言ってアバター推しなわけでもないけど
ジェレミーレナーは印象に残りそうだけど、主演男優賞は獲れてないんだね
ふーん
なんかとくに何も残らない
そういう虚しさがアレのかしら??
終盤、「俺が死んでも誰も気にかけてくんねー」みたいなことサンボーンさんが言ってたけど、誰も気にかけない中の一人ですすみません
レナーに関しては爆弾処理が生きがいで、需要があるならよかったじゃん
ぐらいにしか……
(THE HURT LOCKER/2008) -
B+。レイフファインズがシュマーグを頭に巻いていた。結構首に巻いてる人はいたけど。映画の本筋からはずれるけど。