キッズ・オールライト オリジナルバージョン [DVD]

監督 : リサ・チョロデンコ 
出演 : アネット・ベニング  ジュリアン・ムーア  マーク・ラファロ  ミア・ワシコウスカ 
  • アミューズソフトエンタテインメント
3.50
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  • (120)
  • (25)
  • (1)
本棚登録 : 562
感想 : 137
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427649408

感想・レビュー・書評

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  • 2014/05/05
    悪くはないけど、誰にも感情移入できなかった。
    そしてポールは確かにダメだったけど、でもかわいそう。

  • 結婚のあり方とか、家族のあり方は色々あるのだなと思える作品。俺が子供なら、最初から関係を隠されてたら多分立ち直れないけど、最初から分かっていて、それぞれが愛情を注いでくれていることが分かっていれば、今回みたくなれるのかね。

  • 家族の在り方も多様化している現代。血のつながり以上に心のつながりが大事なのだと思いました。

  • ミアワシコウスカさんの出演作すべてをコンプリート完了。


    絶対的で普遍的なかたちを探しても、人間の中にはない。
    曖昧なままそこに自分がいる。
    だからこそ人の思いが日常を複雑にも面白くもしているんだなぁと本作を観て感じた。

  • 2014.01.25.
    ポールとくっつかなくてよかった。なんかそんなんなったら「やっぱりノーマルが一番!」って感じになるもんな。

  • レズビアンに育てられた、
    娘息子の父への興味。

    複雑な設定で興味をそそるが、
    いまいち感情移入できない。

    面白く観てられるんだけど、
    最後がちょっと腑に落ちないなぁ

  • 全てはラストシーンの兄弟の演技で腹に落ちる。思春期に親がレズビアンカップルなんてハード過ぎて想像できないけど、西海岸じゃそんな驚くことでもないんすかね。

  • 面白かったんだけどラストがなんだかわけがわかんなくて
    モヤモヤする映画でした。

    この『キッズ・オールライト』・・・(原題は『The Kids Are All Right』、
    商標登録上TheWhoのがあるからできなかったのか?)
    レズビアンカップルが両親で、子どもがいて・・・という話は
    どうも既視感があって、ゲイ(男性)カップルの話ってなかったっけ?
    と思ってたんですが、映画ではないんでしょうか。

    やっと思い出したのはドラマ『glee』の、レイチェルの両親が
    どっちも男性だという設定。
    で、母親は誰なんだ?って話になります。
    『glee』は他にも、ゲイの男の子が部員にいたり、
    チア部顧問の先生役ジェーン・リンチが実際にレズだったり、
    (『宇宙人ポール』なんかに出てます)
    基本的にスクールカーストの話だったり、そんなドラマで
    だから面白いんですけど。

    『glee』が2009年開始、『キッズ・オールライト』が2010年の映画。
    さらに言うとガス・ヴァン・サントの『ミルク』が2008年公開で
    これなんでなんだろうなあ、なんでこの時期固まってるんだろうなあ、
    と思ったので町山解説を聴くとかなりすっきりしました。

    でまたこの町山解説がですね・・・マーク・ラファロのちょいワルモテ親父に
    すごく敵意があるというかひねくれてて大爆笑したんですけど(笑)。
    町山さん、好きなんだけどそこまで非モテに肩入れしなくてもいいじゃないの!w

    自分の中ですっきりしなかったのもこの点でして、
    マーク・ラファロが俳優として好きというのもあるし、
    映画でも「えっいいお父さんじゃん!!」と、
    僕の場合はそっちに肩入れしてしまうんですよね。
    この映画では、「完全な悪役」、
    「家庭を崩壊させた要因の完全な外敵」としては
    描かれていないですし。

    それとニューエイジ系ってのもですね、
    アメリカの特に西海岸、カリフォルニアだとそうなるのかもだけど
    有機農法してるだけでそういう扱いか!?ってとこがさっぱりわかんないw
    というのは、僕の家なんかも普通に昔ながらの家庭菜園で、
    田舎だからけっこう広い畑で作ってるんですけど
    (要は出荷はしてないレベルってこと)
    「えっいいじゃん!!普通普通!!」ってなっちゃう。

    もちろんゲイカップルにも差別意識は特にないし、
    勝手にやってくれ、それが普通でしょ?って思っていて
    しかもマーク・ラファロの方にも「それが普通でしょ?」って思っているので
    全部普通だと思ってしまって・・・。

    群像劇だと取ってしまったんですが、そうなると僕みたいにわからなくなる。
    主人公はアネット・ベニング(女性だけど家では父親役)だと思って
    彼女に気持ちを置いて観るとわかりやすい。

    けど、彼女が主人公っぽく描かれてるか?というとそうではない。
    やっぱり群像劇っぽいんだけど、色々中途半端な気がします。


    これ、監督が女性で、自身の経験が反映されてるんですよね。
    そのせいかわからないけど、マーク・ラファロは最後放り投げるし
    男の子の方の気持ちもさっぱりわからない。
    女性の方はけっこう細かく描かれてるんですけど、
    感情移入して観たのはミア・ワシコウスカとジュリアン・ムーアなので
    ミア視点だと「大人はわかってくれない!!」って感じだし。
    オカンは敵ですよ、うざいですw
    家族の愛情愛情みたいな話ですけど、この愛情もよくわからん。

    そういう、どうもモヤモヤする話なので
    結局は政治的な話という面でしか意味を持たない気がする。
    町山解説ですっきりした点は、「保守的な家長制度」ってとこでした。
    そこの部分で、政治(ブッシュ)と、LGBTと、家長制度と、ニューエイジとで
    保守とリベラルがねじれの構造になってるんですよね。

    だから僕にはさっぱりわかりませんでした。
    全部普通でリベラルでOK!!って感じなのでw
    家庭を作ってそれを守ることが支配的なものとほんとに繋がるのか?
    それってステレオタイプすぎるよね、と。そこに懐疑的です。
    ゲイカップルだと反動でこういう家族が多いんでしょうね、としか。
    『glee』のレイチェル家も、敬虔なユダヤ教徒なのにゲイなんですよね。


    メインのストーリーはそういう話でしたけど、
    この映画は各俳優の演技と演出はほんとにすごいですよね!
    びっくりしました。

    あのー、僕は演技についてはさっぱりわからないので
    なるべく書かないようにしてるんです。
    というのは、普通の演技である場合はセリフが重要で、
    (無声映画とかだと別ってこと)
    海外の映画だと言語がネイティヴではないからわからないんです。
    邦画だとわかりますよね、日本語だから「あいつは演技が下手だな」って
    すぐわかっちゃう。けど、海外の演技ってわからないんです。

    でもこの映画は、演技がほんとすごいですよ。
    ちょい役の黒人の美人女優(モデル)の人とか、そういうとこまですごい。
    どちらかというと、ホームコメディではなくって
    恋愛映画としての描写がとてもよくって・・・
    黒人の娘が振られたシーンとか、アネット・ベニングが浮気を知ったとことか。
    最近、恋愛を丁寧に描いたものに出会えてなくて残念でしたけど
    その面だとこの映画はほんとによかったです。

    爆笑したのはホモビデオのところ。
    これ、僕の友達で熟女好きの奴がいるんですけど、
    「なんで熟女ものが好きなの?」って訊いたことがあるんです。
    そしたら答えが・・・
    「若い女だと、あいつらは金の為にヤってるから本気じゃねえ!
    熟女ものはほんとにヤりたくてヤってるからそこがいい!」
    などと・・・わけのわからないことを・・・w

    でもそれと全く一緒だったんで、俺の友達すげえなと。
    レズものって男向けのエロではけっこう多いけど、
    基本的にストレートの女優が絡んでるんで、
    ゲイものはモノホンだからいいんだよ!!っちゅうことですね、
    俺は一体何の話をしてるんだろう・・・。



    あと、音楽もめちゃくちゃいい。
    『マーゴット・ウェディング』のときにも書きましたが
    http://booklog.jp/users/gmint/archives/1/B0017VG6PO
    低予算・インディ映画とUSインディのつながり。
    音楽はコーエン兄弟のをやってるカーター・バーウェルだけど
    この映画のバンドメンバーのギターはマーク・リボーさん!!
    (ラウンジ・リザーズとかジム・ジャームッシュ好きの方は知ってますよね)

    デヴィッド・ボウイ率が高いんだけども、
    またX!!!!!!!西海岸と言えばX!!!!!!
    http://youtu.be/NaBSr-KV47E
    そしてディアフーフ!!!!!!
    あとMGMTね。

    そういうとこが自分にとっては重要でしたんで、
    音楽の面でもチェックしてみるといい映画かも。
    あ、ミア・ワシコウスカは大好きなんだけど、
    この映画ではかわいすぎて悶絶しました。
    (しかしたまに小山田圭吾とかイライジャ・ウッドに見える時があるw)

    はぁーもういっかい観よ!!!

  • みんな立場が違うのに、その場面場面で登場人物それぞれに共感できて、しかもなぜかみんな憎めないという・・・。いい映画でした。終盤、ニックがポールに言っていた「家族が欲しいなら、自分でつくりなさい!」といったセリフには、なるほどな~と思いました。人には歴史があり、その上に今の生活が成り立っているワケで、家族の歴史をいちから築いてきたのは、ほかならぬニックとジュールズなんだな、と。最後の車の中でのシーンではジーンときました。

  • 洋画を観てるとゲイなんて毎回のように出てくるし、欧米じゃそれが普通なんだろうなって思うけど、この映画はまさに洋画ならでは。

    両親がレズビアンだってことを除けば普通のファミリーもの。
    ただ結婚して子供まで産んで20年も経とうとしてるレズビアンが男と浮気するもんなの?
    だったら最初っから男と結婚しとけば、とか考えるとどうしても感情移入は難しい。
    まあ「認めてくれた相手だった」ってことで性別は関係なのかもだけど。

    最後のミア・ワシコウスカの涙を堪える演技は秀逸。ラストシーンは素晴らしく感動した。

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