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- / ISBN・EAN: 4527427649408
感想・レビュー・書評
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レズビアンのカップル、ニックとジュールスは同じ精子提供者の子供であるジョニとレイザーの4人で暮らしていた。ある日、成長した子供たちが医学上の父親に興味を持ち、会いに行くところから、家族に変化が訪れる・・・。
設定は奇抜だけど、アネット・ベニング、ジュリアン・ムーアの演じたカップルはすごく自然で、すんなり受け入れられてしまった。
だけどこれは、レズビアンカップルの家族ということが重要なんじゃなくて、普遍的な家族の試練とか、家族ってどういうものかを描いた映画だ。
普通の家庭なら、父母とも血のつながりがあるけど、この家族は、父というピースが欠けている。
そのピースを今ある家族に加えたらどうなるのか。
精子提供者のポールを通して、家族はそれぞれ変わっていく。
ポールは奔放に暮らしているけど、ジョニとレイザーにとってはいい父親として映った。
ジョニは父と家庭菜園を楽しみ、バイクに乗せてもらい、生き方についてのアドバイスをもらう。
レイザーも一緒にバスケを楽しみ、自分の出自を探る。
このあたり、女の子と男の子という違いが現れていておもしろかった。
だけど、ニックとジュールズにとっては血のつながりはない。
他人だから入り込んでほしくないと思うニックと、男性だから求めてしまうジュールズ。
そして家族の危機を迎えたとき、どう向き合うのか。
それはどの家族にも同じことだと思った。
ジュールズが言った「結婚は終わりのないマラソン」というのは、どの夫婦にも共通のものだと思うし、なぜ愛する人を傷つけてしまうのかというのも、どの家族にも共通の問いだ。
外からはわからないつながりで、続いていくっていう家族の持つパワーを、この家族に教えてもらった気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ふつうの家族。そりゃそうだ。
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レズビアンカップルがそれぞれ同じ精子提供者から体外受精をして、娘と息子と4人で幸せな家庭を築いてるんだけど、そこに精子提供者の彼が現れて...
だいぶ複雑です。
でもね、あれね、人生で大切なことは異性の結婚相手をみつけることではなく、人生のパートナーをみつけることで、それに性別は関係ないな、ってあらためて。
でも家族は素敵、素敵な家庭を築きたい。 -
許しあえる家族っていいな
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何も心に残らなかったのは共感できなかったからか。にしてもあの話のまとめ方はなんとかならなかったか、突然分かりきったことを話したら泣いて和解に見えました
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家族愛が心にしみるとてもいい映画だった。ちょっと性描写多すぎる。でとこういう家族の形もあるんだなと思った。結婚すること自体の意味を考えさせられた。深い!!
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かなり特殊な形態の家族が、ある1人の男を通じてどのように変化していくかという映画。
人とのつながりを考えさせられた。 -
両親ともに女性、という特殊な家庭を覗き見ることができる作品。
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なにか山場があるとかではなく、たんたんと日常を描いているけれど、どの日常の中でもいろんなドラマがあり、それを描いている映画。人は完璧じゃないし、だめなとことか、なんでこんな馬鹿なことしてしまうんだろうと自分自身でも思うような事をしてしまったりするよな。
でも、どんな形の家族でも愛情でつながっているし、色んな形の家族や人間がいていいんだなと思って、何となく心温まる映画。
映像の撮り方が凄く好きだったけど、言葉遣いが結構激しかったりするギャップもなんか楽しかった。