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- / ISBN・EAN: 4988111241306
感想・レビュー・書評
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バンクシーについて最近知ったにわかファンですが、すごい常に鳥肌たちまくった。かっこいい。とにかくかっこいい上に痺れる。
ミスターブレインウォッシュは実在するのか、はたまたそれはバンクシーの悪戯なのか、リアルなのか、そうでないのか、わからないけど、限りなくリアルには近く、バンクシーの作品には痺れるっぱなし。ときに茶目っ気もあって、映像センスバッチリね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この作品自体がバンクシーの哲学なのかなぁとぼんやり。
自分の作った偽札でビールを買ったと言いながら、貨幣偽造は懲役10年だからと言って計画を中断する。
自らのアートもオークションにかけてるけれど、才能がないくせに大当りしたMBWを批判するような作品を撮る。彼の撮影した映像を使ってるのにね。
MBWの成功は人類学的・社会学的におもしろい、の一言に同意。
アートは見る分には楽しいけど批評する気はない。 -
バンクシー制作のとある男がアーティストになるまでのドキュメンタリー。
2011年頃に話題になってたとはつゆ知らず、2014年、バンクシーという人物に興味津々。
そしてバンクシー制作映画があると知り、早速観てみた。
映画は、古着屋を営むティエリーという男が趣味で映像制作などをやっていて、親戚のインベーダーというグラフィティアーティストの記録映像を撮るうち、その世界に心酔し、ついにはバンクシーにまでたどり着き様々なアーティストの推薦でティエリー自身もアーティストにすんなり仲間入りしてしまう、という流れだ。
観ていてまず、「これどこまでがほんとなの?」と疑ってしまうほどよくできた寓話というか、バンクシーのニヤニヤ顔が浮かぶほどのアートマーケット界への皮肉というかがとてもわかりやすく撮られている。
でもこの映画に出てくるグラフィティアーティストやMr.ブレインウォッシュなんかは実在するし(マドンナのアルバムジャケットは知ってる)本当なんだろう。(まだ疑ってるw)
それというのも、バンクシーの作品(ラクガキとかインスタレーション)とかを観るに相当頭のキレる人だと思うし、ほとんどが謎につつまれているので一側面ではなかなか語れないのだ。
だからこそ見終わった後も狐につままれたような不思議な感覚に襲われるし、そのわかりやすすぎるメッセージに戸惑ってしまう。
と、言ってはみるが映画なのだから観て感じた事を受け入れればいいと思う。
バンクシーがこの映画を介して放った言葉はタイトルからも明確。
私も芸術に関わってる端くれとして、日頃なんとなくひっかかっていたことをなんともユニークに諭してくれていてスッとした。
劇中歌もなんだか映画の最後に聴くと泣けたし、前半のグラフィティ(らくがき)という、人間にとって原始的な絵画表現を行っているアーティストをみて心の琴線に触れたりもした。
映画HPのバンクシーインタビューもぜひ。(本当に本人かな?w) -
現代アートの歴史を見れば、「そんなのアリなの!?」という常識破りな作品がいくつも登場するが
このMBWも「そんな成功アリなの!?」という意味で例外ではないのかも。 -
なんのドキュメンタリーなのか全然知らずに、バンクシーが撮った映画ということで見始めたが、まさかの展開でひとりで部屋で声だして笑って見た。こういう大風呂敷広げて、自分は満足して周りに迷惑かける人、僕の周りに多い。
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BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“本屋総研”で登場。
ゲストで登場した山内マリコさん。
ご自身の著書『アズミ・ハルコは行方不明』を書くにあたって、書き方のとっかかりとなった作品だそう。
「書きたいテーマは決まってたんですけど、どうやって書いたらいいのかとっかかりがわからなくて、この映画を見て『おもしろい!』と思って・・・」
原宿ブックカフェ公式サイト
http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
http://nestle.jp/entertain/bookcafe/teaser.php -
バンクシーによるドキュメンタリー兼アート風刺映画。
公開されていた時期、見逃してからずっと観たかった作品。
MBW個人へのアイロニックな批判映像であるようでアートの価値を判断できない民衆、社会全般に対する風刺映画のような節もある。
それでいて、観ている観客を飽きさせない、映像としても面白い。
好きな映画の一本に仲間入り。
「誰にでもアートは開かれているべきだと思っていた。」
とゆうような内容を語りながら、バンクシーは落胆の表情を隠せない。
アートとは何か。それを判断できる力がはたして民衆にあるのか。
そんな問いかけをするための映画でもあるようだ。
バンクシーが全然駄目だと揶揄したMBWの編集したストリートアートのドキュメンタリー映像を観てみたい。 -
ドキュメンタリー映画
古着屋のヒゲ親父ティエリーは、いつ何時もビデオカメラを回しているカメラオタク。ある時、いとこのストリートアーティストである通称スペースインベーダーを撮るうちに、ストリートアートに魅入られ、その世界の人々を撮影することがライフワークとなる。そんな生活を続けるうちに大物アーティストであるバンクシーに辿り着く。バンクシーは彼に撮影された周りのアーティストの評判を聞き、ティエリーに自分を撮ってドキュメンタリー映画を作るよう依頼する。数ヶ月後出来上がった映像を見たバンクシーはティエリーがただの素人だと悟ると、立場を逆転させ自分がティエリーを撮ってやると提案する。
この映画、色んな含みがあって深い。つか、深すぎて底が見えない
表向きは自分の作品を世に広めようとしているようでもあり、アートを猛烈に皮肉りつつ、それに熱を上げる人を嘲笑っているようでもある。しかしこの映画、ティエリーが名乗った【MBW】ミスターブレインウォッシュ(洗脳の意味)を裏テーマとし、洗脳された側の滑稽さや恐ろしさを描いているように思った。
そしてこれだけの映画だから、「実はこのティエリーがバンクシー本人でした」なんて大ドンデン返しをちょっと期待したりもしたw -
すごく楽しくて面白くてじゃっかん薄ら寒い。
バンクシーすごすぎ。趣味よすぎ。まともすぎ。(て、変。)
これ本当に本当なのか?すべてバンクシー自作自演じゃないのか?と思う。
本当ならば奇跡。(だけど全くときめかない。)