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- / ISBN・EAN: 4988111241306
感想・レビュー・書評
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ティエリーさん、悪い人じゃないけど…お茶目なおっさんに苦笑!
価値が生み出されるまで、あるいは価値がどう作られるのか楽しめます!
ラストシーンはまさにこの映画を表してる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アートって、、、考えさせられる作品。
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「バンクシーのドキュメンタリーを撮ろうとした相手を、バンクシーが逆に題材にしたドキュメンタリー映画」というのは知って見たけど、展開が見事。なんかこの主人公となっているティエリー氏が、バンクシーに完全に躍らされてているように見える…というか、もう初めから全てバンクシーによって仕組まれていたんじゃないかと思えるシニカルな映画。
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アートって何。評価って何。本質って何。
自分がよいと思ったモノはメディア等の外的要因からの操作なんじゃないか。でもそれだって悪いことか。
自分の審美眼、善し悪し、好みってどっから決まるの。
なんて、色々考えます。
さて、そもそもbanksyもなぜ好きなのか、、、 -
虚実皮膜の世界。フィクションとノンフィクションの境界の不確かさとアートの審美性の危うさが意図と計算を持って放り込まれており、随分と考えさせつつも、ユーモアもたっぷりで飽きさせない。バンクシーの作品の持つ味わいと同質のものがある。
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全体にエスプリが効いていて油断ならない感じはなかなか面白かった。
この映画には様々な視点や切り口があると思うが、僕個人としてはつまるところ『exit through the gift shop(ギフトショップを素通りして出口へ)』というタイトルにもある通り、現代アートというものが作品そのものの善し悪しとは関係なく「広告や人脈を活用すれば金を稼げる体系化されたビジネス」になりさがってしまった現状への揶揄なのだと受け取った。つまりタイトルの通り「くだらないビジネスに乗ったりしないで純粋にアートをアートとして楽しむ目を持てよ」という話なのではないかと。その考え方自体は激しく同意であるし、バンクシーよく言った、とも思う。
ただ、映画として見ていて面白いか?と言われるとべつにそうでもない。というか若干眠たかった。
本筋であろうMBWの話はすごく面白いのだが、その話の軌道に乗るまでがやや長すぎるように思う。序盤〜中盤にかけての「ストリートアートとはなんぞや」という下りは(たしかに必要な部分だとは思うんだけど)若干冗長だと感じるし、絵的にも地味だ。個人的にはもうちょっとはしょって、その分MBWが評価されていく内情をしっかり描いて欲しかった。
僕は世間で評価されているほどバンクシーの作品が好きではないが、それでもわりと真面目な人なんだなあと思ってほくそ笑みつつも好感を持って観ることはできた。この映画自体が全て「やらせ」かも知れない可能性も含めて観たあとで色々と考えさせられる映画であった。 -
すごさとはなにか