イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ [DVD]

監督 : バンクシー 

出演 : ティエリー・グエッタ a.k.a. ミスター・ブレインウォッシュ  スペース・インベーダー  シェパード・フェアリー  ゼウス  バンクシー 

• 角川書店 (2012年2月2日発売)

感想・レビュー・書評

[tsukinokoさんの感想 · 2013年5月11日]

デジタルＷＯＷＯＷ。
なんかコメディ映画に出てきそうなヤツですよね、ティエリ。
”芸術とは何か”という根源がここに活写されている。

[super-kataruさんの感想 · 2013年4月9日]

芸術とはなにか、アートとは存在するのか、根本から考えさせる一本。しかし、それにしてもバンクシー恐るべし。

[suminoさんの感想 · 2013年3月31日]

嘘みたいなほんとの話。何が成功するかわからないおもしろさ。

[イワシ頭さんの感想 · 2013年3月5日]

覆面芸術家を追うドキュメンタリーは、やがて被写体と撮影者の奇妙な反転を見せ始める。アートの実像と虚像が交錯することで、無能な撮影者は、輝かしい被写体へと写しかえられるのだ。模造、模倣、複写、転写、アートとアートでないもの、もとい作家と作品の境界すら、合わせ鏡のようにめくるめく。今日日、アートの迷宮では誰しもがアーティストになりうる、否、一個のアートに"仕立て上げられて"しまう！ 必見。

[Rさんの感想 · 2013年2月17日]

グラフィティアーティストで世の中では一番有名なバンクシー。主な手法はステンシル。俺はグラフが好きで専門誌などを買ったり遊びで描いた事もあり、楽しみに映画館へ観にいきました。
楽しみ過ぎて事前にこのドキュメンタリーチックな映画？のあらすじを読んだせいか驚きは何もなかったけど、バンクシーに興味を持ったから観てみたいなというような人なら快感を持って楽しめるのでは。実際映画館でも周囲は話しぶりからグラフィティやステンシルアートの知識がない人ばかりだったようだけど全く問題なさそうだった。

好きなグラフが珍しく映画の題材になったからには無条件で好きだと言いたいけど、仕掛けは面白いけど何度も観たくなる強度はないと思う。

[misaco55さんの感想 · 2013年2月16日]

ストリート・アートのドキュメンタリー
とみせかけて、
アートとは何か、
を訴えているアートかと思ったんだけど、
どうだろうか。

おもしろかった。

[つほんさんの感想 · 2013年2月4日]

もっと芯を食ったドキュメントを期待していたのですが、
この作品の趣旨は、もっと別のところにあったのですね。

というか、本当にドキュメントというカテゴリに入れてよいのかどうか。
フェイクとは言わないまでも、ドキュメント風？ぐらいのところでしょうか。

なんとなく、バンクシーに一方的に突き放された感じです。（いや、当然元から同じ位置にいたなんてことはないのですが）

[tarazirushiさんの感想 · 2013年2月1日]

誰も素顔を知らないストリート・アーティスト バンクシーが監督したドキュメンタリー映画。

バンクシーと同行し映像を撮っていたグエッタは
現代アートの問題を描く映画作成をバンクシーから依頼されるが、あまりの出来の悪さに、計画を変更。
バンクシーはグエッタをアーティストに仕立て上げることにする。

[yoshiyuki1987さんの感想 · 2012年12月30日]

バンクシーは何を言いたかったのだろう(良い意味で)。ティエリーが成功したことを皮肉をこめて描いている。現代アートについては造詣が深くないが、実際は人脈と広告によって良いものが評価されてしまっているという現実があるようだ。本来アートとはこういうものじゃなく自分で良いものを判断せよと訴えたかったのか。この映画自体もバンクシーによるアートでどこまで本当でどこから作り物かもわからない。負け惜しみにも聞こえる。まぁ描かれたものがノンフィクションなら他のアーティスト達の心中は察するが。バンクシーの作品にあまり触れたことがないのでいろいろ見てみて良いと思えれば僕の中ではバンクシーがこれを撮った意味も少しはわかる気がする。

[kamoeiga2さんの感想 · 2012年12月17日]

誰もその素顔を知らないというミステリアスな素性と、社会風刺に富んだグラフィティ・アートを世界各地でゲリラ的に展開する大胆不敵な活動で世界的に注目集める覆面アーティスト、BANKSY（バンクシー）が自ら監督し、ストリート・アート、そしてアート・ビジネスの世界にユニークな切り口で迫る異色のアート・ドキュメンタリー。

ＬＡ在住のフランス人アマチュア映像作家ティエリー・グエッタは、危険を顧みず警察の取締りにも怯むことなくグラフィティを描き続けるストリート・アーティストたちの活動を追い続け、やがてバンクシーにもカメラを向け始める。ところが、ティエリーに映像のセンスがないと見抜いたバンクシーはそのカメラを奪い取り、逆にティエリーを撮り始める。そして、このごく平凡なティエリーおじさんをある奇想天外なプロジェクトに巻き込んでしまうのだが…。