ファミリー・ツリー [DVD]

監督 : アレクサンダー・ペイン 
出演 : ジョージ・クルーニー  シャイリーン・ウッドリー  ボー・ブリッジス  ジュディ・グリア 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.43
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本棚登録 : 443
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142904027

感想・レビュー・書評

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  • ☂☁~ 家族の再生 ~☀

    舞台はハワイ

    カメハメハ大王の末裔である
    キング家のお家騒動

    その一家の大黒柱は
    マット・キング( ジョージ・クルーニー)
    17歳と10歳の娘がいる

    妻が海で事故に遭い
    重度の昏睡状態となったことで
    妻の不倫が発覚

    さあ~妻の間男は一体誰なんだ

    家庭の事も娘2人の事も
    さっぱり把握していない
    仕事一筋の夫は
    仰天の連続となる

    裏切り、災難、困惑
    惨めな夫を演じた
    ジョージ・クルーニー

    初めていいなと思った

    また、長女のボーイフレンド
    シドを演じた二ック・クロース
    飄々とした様でこの家族を見守る

    辛い状況でもシドがいるだけで
    笑いの種が撒かれ和む


    妻の不倫かぁ・・・

    大丈夫?

  • 主人公の妻がボートの事故で入院し、帰らぬ人となる。
    入院中の妻が亡くなるまで、家族とその周辺の話。

    内容自体は非常に深刻だが、その深刻さは物語の底に流れつつ、人物間のやりとりは時にコメディータッチで描写される。

    人生とはいつ何が起こるかわからない、危ういもので、人間関係だって、いつ何があって壊れるかわからない、不安定なもの。

    主人公の家族だって、妻が浮気をし、長女は荒れて、一家はバラバラになっているところだった。
    空中分解状態の中、不在の妻をめぐる中、家族が集まり、妻の死、妻の不倫と向き合う中で、家族としての絆が深まっていく。

    家族のメンバーだって、皆がそれぞれの事情があり、悩んでいたり、利害関係や考え方の相違からぶつかったり、うまく家族を一つの方向に推進するのは難しい。
    そんな中、無力な夫、父親をジョージクルーニーが情けなく、しかし頼りがいもある絶妙な人物として演じているのが物語が安定して良かった。

    また、それぞれの登場人物の言葉を発しないときの表情など、監督の割と細かい演出があったのでは?と思える。(次女の7歳の演技も自然でいてコミカル)
    このお互いの関係を表す表情などで、次第に物語に引き込まれる。

    ハワイの景色、音楽が素晴らしい。
    ハワイを選んだのはこの物語の完成度を高める上で、必然に近かったのではと思う。

    楽園のイメージの中で、死と家族という重いテーマをコミカルに哀切を交えて描画できる。

    アメリカのような雑多なバリエーションがある社会ではなく、ある意味クローズドの家族としての社会の中でのお話し。そこに外資なども含む外部がどんどん浸食してくる。これは、家族がバラバラに社会に属していくこととも物語てきに相似する。

    最後のシーンは家族があつまり、無言でTVを観ているシーン。みな言葉は交わさず、何を考えているかわからなくぼーっと観ているが、一緒にいる。

    我々の人生も、つらいことがありながら、最後は楽園のイメージの中で家族と生きていけるといいなと思える映画。

    家族の中に紛れ込む長女の彼氏が、いい加減そうでいて、本音で素直にかかわることで、家族の中の媒介になっているし、物語にピリッとアクセントをつけている。

    クローズドな集団の中にトリックスターをいれて、風穴を開け、物語を推進するような効果があるんでしょうね。

  • ブルーレイの特典映像に、やむなくカットせざるを得なかったというシーンが紹介されていた。それは、ホテルのベランダでの父と娘の最初の和解となるやりとりで、時間にして30秒もないもので、以降の父と娘の絆を再開させる重要なパートだと思った。「作品のスピード感を壊したくなかった」のがカットされた理由の様だが、だとすれば意味が分からない。
    あと、土地を売らないと決断に至った理由が、イマイチ伝わってこない。単なる、浮気相手への当てつけなのか、それ以外の理由なのか?また、最後の妻へ贈った言葉もなんだかとってつけたような感じがして、余分なカットシーンを作るよりも、もう少し説得力のある演出を頑張ってほしかった。
    逆に、感心したシーンは、浮気相手の旦那の家に娘と出かけたシーンは面白く、特に辞去する際に浮気相手の妻の唇を奪った場面はドキドキした。

    『ファミリー・ツリー』(原題:The Descendants「子孫たち」)は、2007年に発表されたカウイ・ハート・ヘミングスによる小説。これを原作とするアレクサンダー・ペインが共同脚本と監督を務めた2011年の同名映画は高い評価を受け、興行でも成功を収めた。
    ストーリー:
    オアフ島ホノルルに住む弁護士マット・キングは友人達から天国だろうと羨ましがられているが、実態は仕事に追われる日々で、自宅にも滅多に帰らない日々を送っていた。彼にはカウアイ島にある1860年代から先祖代々受け継がれてきた広大な土地を7年後の信託を前に売却するかどうかという大問題があり、父親の死後はマットが受託者になっていた。売却すれば自然は失われるものの一族に数億ドルもの資金が入る。彼の親戚達は売却益を分けることを望んでおり、彼も売却益で妻とゆっくりした生活をしたいと望んでいた。そんなある日、妻エリザベスがボート事故に遭い、意識不明の重体となる。数ヶ月も会話がなかった当てつけかとも思うと身にしみる。10歳の次女スコッティは情緒不安定になり、重体の母親の写真を級友に見せたり、友人をイジメたりと問題ばかり。全寮制学校へ通う17歳の長女アレックスの迎えに行くと、心の動揺や二日酔いのせいで、母との確執の原因はクリスマスに母が浮気をしたためだと告白。親友夫妻からもエリザベスが淋しさから真剣に離婚を考えていたことが判明。マットは病室で会話もできず問い詰めることもできず思い悩む。妻の容態が悪くなり、医師がもう助かる見込みはないと彼に説明し、妻の意志に従って生命維持装置を外すことになる。
    マットは娘二人と年が離れたボーイフレンドらと共に、先祖代々の土地とエリザベスの浮気相手に会うためカウアイ島に飛ぶ。カメハメハ大王の孫のおばあちゃんが遺してくれた景勝地キプ・ランチに見納めかもしれないと向かう。神秘的な光景が広がる雄大な原野で、厳かであたたかく包み込むような美しい自然が広がっていた。カウアイ島のいとこと話していて、浮気相手のスピアーが売却予定の不動産業者の義弟であり、予定通り売却すればスピアーにも多額の手数料が入ることになると分かる。マットはアレックスとコテージを訪ねて詰問するが、スピアーには家族があり、離婚する気はなかったと話しマットに詫びた。
    親族一族で投票が行われて売却先はスピアーの関係するホリツアーが断トツだったが、マットはサインせず、自然豊かな土地を所有し続ける方法を考えたいと宣言。裁判にするという親戚も出てくるが、マットの決意は固かった。
    いよいよ生命維持装置は外され、妻の死が近くなってきたとき、スピアーの妻ジュリーが花をもって病室を訪れる。夫の態度から浮気が分かってショックを受けたのだが、家族を壊すかもしれなかったエリザベスには「赦すしかない」と泣きながら語りかける。
    エリザベスの骨はワイキキの沖にみんなで流した。マットは娘達ともう一度やり直すことを誓った。(ウィキペディア)

  • 家族って不思議だ。
    鬱陶しくて、憎たらしくて、でもどうしようもなく愛おしい。

    このセリフにはただただ泣いた。
    "Goodbye my love,Goodbye my friend ,Goodbye my pain,Goodbye my joy. " 「さよなら 私の妻、友達、痛み、悦び」

  • ハワイの風景とか音楽とか雰囲気とか、そんなんに騙されたら負けだ

  • 原題は"The Descendants"。伝統と文化と家族のお話っていう意味では、『ファミリー・ツリー』っていう邦題もなるほど。ハワイのお話だと知らずにみたけど、全体的にじわっとハワイ、深刻なことが起こってもハワイ、決してハッピーエンドじゃないともいえるけど観た後あたたかい気持ちになるのもきっとハワイ的ななにかのせいなんだろうなと思った。仕事一筋だったのに、急に娘たちと向き合うことになって困りはててるお父さんをジョージ・クルーニーが好演。『ヤギと男と男と壁と』でもそうだったけど、ものすごく整った顔立ちの人だからこそのコミカルな演技がいい感じでした。といっても、どちらかといえば、じわっと感動する作品。

  • 2022年4月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00498027

  • 別途

  • ムービープラス/アメリカ/2011年/アレクサンダー・ペイン監督/ジョージ・クルーニー 出演

    最初にハワイだからといって毎日サーフィンして楽園してるわけではない。どの家庭だってそれなりの問題を抱えてるんだというのが楽しい。それなりと言ってもこの家庭は深刻だ。妻はボート事故で昏睡状態。仕事にかまけてたジョージ・クルーニーは、子どもからも嫌われていてどう扱っていいか分からない。調べると妻は浮気していて、離婚を申し出る直前だったことが分かる。本人の意志で、生命維持装置は外すこととし、その愛人を探して告知しようとする。

    これだけ暗い話で、特にハワイを舞台にしなくても成立しそうなんだけど、それでもハワイなんだなぁ。どこかハワイの大自然が暗い話をしみじみしたものに変換してしまう。見ようによっては中途半端なファミリー・アフェアな話だがハワイを舞台にすると中庸っぽくて悪くない。

    吉田拓郎がラジオで、ハワイがうまく描けてると言っていた作品。

  • 途中で寝た。

    見返す気力ない。

    まあまあ結構なことが起きてるのに、ふんわり。
    淡々と。ハワイだからか?

    自分に置き換えたなら、かなり落ち込むし、哀しい。
    こんなに頑張れない。

    大地が優しくしてくれる。

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