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- / ISBN・EAN: 4988142904027
感想・レビュー・書評
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☂☁~ 家族の再生 ~☀
舞台はハワイ
カメハメハ大王の末裔である
キング家のお家騒動
その一家の大黒柱は
マット・キング( ジョージ・クルーニー)
17歳と10歳の娘がいる
妻が海で事故に遭い
重度の昏睡状態となったことで
妻の不倫が発覚
さあ~妻の間男は一体誰なんだ
家庭の事も娘2人の事も
さっぱり把握していない
仕事一筋の夫は
仰天の連続となる
裏切り、災難、困惑
惨めな夫を演じた
ジョージ・クルーニー
初めていいなと思った
また、長女のボーイフレンド
シドを演じた二ック・クロース
飄々とした様でこの家族を見守る
辛い状況でもシドがいるだけで
笑いの種が撒かれ和む
妻の不倫かぁ・・・
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主人公の妻がボートの事故で入院し、帰らぬ人となる。
入院中の妻が亡くなるまで、家族とその周辺の話。
内容自体は非常に深刻だが、その深刻さは物語の底に流れつつ、人物間のやりとりは時にコメディータッチで描写される。
人生とはいつ何が起こるかわからない、危ういもので、人間関係だって、いつ何があって壊れるかわからない、不安定なもの。
主人公の家族だって、妻が浮気をし、長女は荒れて、一家はバラバラになっているところだった。
空中分解状態の中、不在の妻をめぐる中、家族が集まり、妻の死、妻の不倫と向き合う中で、家族としての絆が深まっていく。
家族のメンバーだって、皆がそれぞれの事情があり、悩んでいたり、利害関係や考え方の相違からぶつかったり、うまく家族を一つの方向に推進するのは難しい。
そんな中、無力な夫、父親をジョージクルーニーが情けなく、しかし頼りがいもある絶妙な人物として演じているのが物語が安定して良かった。
また、それぞれの登場人物の言葉を発しないときの表情など、監督の割と細かい演出があったのでは?と思える。(次女の7歳の演技も自然でいてコミカル)
このお互いの関係を表す表情などで、次第に物語に引き込まれる。
ハワイの景色、音楽が素晴らしい。
ハワイを選んだのはこの物語の完成度を高める上で、必然に近かったのではと思う。
楽園のイメージの中で、死と家族という重いテーマをコミカルに哀切を交えて描画できる。
アメリカのような雑多なバリエーションがある社会ではなく、ある意味クローズドの家族としての社会の中でのお話し。そこに外資なども含む外部がどんどん浸食してくる。これは、家族がバラバラに社会に属していくこととも物語てきに相似する。
最後のシーンは家族があつまり、無言でTVを観ているシーン。みな言葉は交わさず、何を考えているかわからなくぼーっと観ているが、一緒にいる。
我々の人生も、つらいことがありながら、最後は楽園のイメージの中で家族と生きていけるといいなと思える映画。
家族の中に紛れ込む長女の彼氏が、いい加減そうでいて、本音で素直にかかわることで、家族の中の媒介になっているし、物語にピリッとアクセントをつけている。
クローズドな集団の中にトリックスターをいれて、風穴を開け、物語を推進するような効果があるんでしょうね。 -
ハワイの風景とか音楽とか雰囲気とか、そんなんに騙されたら負けだ
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原題は"The Descendants"。伝統と文化と家族のお話っていう意味では、『ファミリー・ツリー』っていう邦題もなるほど。ハワイのお話だと知らずにみたけど、全体的にじわっとハワイ、深刻なことが起こってもハワイ、決してハッピーエンドじゃないともいえるけど観た後あたたかい気持ちになるのもきっとハワイ的ななにかのせいなんだろうなと思った。仕事一筋だったのに、急に娘たちと向き合うことになって困りはててるお父さんをジョージ・クルーニーが好演。『ヤギと男と男と壁と』でもそうだったけど、ものすごく整った顔立ちの人だからこそのコミカルな演技がいい感じでした。といっても、どちらかといえば、じわっと感動する作品。
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2022年4月期展示本です。
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別途
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途中で寝た。
見返す気力ない。
まあまあ結構なことが起きてるのに、ふんわり。
淡々と。ハワイだからか?
自分に置き換えたなら、かなり落ち込むし、哀しい。
こんなに頑張れない。
大地が優しくしてくれる。