風が強く吹いている [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 61
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感想・レビュー・書評

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  •  なんでこんないい話今まで読まなかったんだろう。ぐいぐいと引っ張られます。若いっていいな、仲間っていいな、何かに真剣に打ち込むっていいな。登場人物にそれぞれの秘密があって、そこもいい。
     箱根駅伝は毎年見ていますが、走っている情景が浮かんできて、本当にこのチームが走っていたら大興奮ですよね。

  • 【スポーツ単純にいい】
    小説です。
    結末は想像できてしまうのですが、感動します!

  • 長距離を走らせている息子に読ませたい。
    設定や目標が笹本祐一並に荒唐無稽なのは全て無視して、十二分に楽しめる超名作です。
    箱根駅伝という設定を無視して運動会のクラス対抗リレーとか県大会くらいと思っておけば難なく読めます。
    何にしろ息子にはいつか読んでもらって箱根を目指してもらいたい。

  • 一気読み

  • 合わなかった

  • 箱根駅伝を目指す10人の大学生の話。
    箱根駅伝は詳しくない私でも1年で出場するなんて無理!と思ってしまうが、そこは小説だと思って割り切って楽しむことができた。
    10人の1人1人のキャラクターがきちんと描かれていた。10人とも弱い部分、愛おしい部分があって全員好きになった。実写化するならこんな感じの人にやってもらいたいなと妄想してしまった。そういう妄想を抱かせる描き方ってすごいな~。
    走るということのゴールといえば、一位になること、速く走ることになると単純に考えてしまうが、この小説を読むと10人それぞれで違うが、それより大事な何かがあるんだな。他人と比べて競い合うんじゃなく、自分に勝つこと、強くなることが条件になるんだな。
    人生も同じ。お金を多く稼ぐこと、有名になることがゴールじゃない。一人一人が考えて、自分にできる範囲で無駄も楽しみながら、自分に勝つことが大事なんだよな~。

  • 人としての「強さ」とは何かを、走ることを通して教えてくれた本。人生の教科書の一つです。

  • 「走りとは力だ。スピードではなく、一人のままでだれかとつながれる強さだ」

    走ることに、何の意味がある?
    生きることに。

    それは誰かに教えてもらうものではない。

    でも決して、一人では辿り着けない場所に、答えがある。

    「走るの好きか?」

    /////

    師走本④
    「とにかく走りまくる本」

    箱根駅伝を目指す10人の愉快な仲間達。これぞ理想の師走本!

    走る、走る、ひたすら走る。

    650ページの青春を駆け抜ける爽快感。
    双子は勿論王子が好き過ぎる

    個人的に一番好きな部分
    「ああ、輝いている。きみの走った軌跡が、白く発光するさまが見える」

  • 偶然手に取った本。 箱根駅伝を結構見てるので、なんだ、夢物語の本じゃない?と読み始めたのに、一気に読みきった。特に最後の本番のそれぞれの想いには胸に迫るものがあって、何度でも読みたくなる。息子の友人の走る姿を美しい!と感激したことを思い出した。

  • アニメにもなっていて人気があるとは知らなかった。
    三浦しをんのエッセイをさんざん読んで、面白くていつまでも読み終わりたくなくて、また小説を読みだした。いくつか読んだことがあったが、今回は、ちょうど箱根駅伝をやっていたので、これを読んでみることにした。
    男の子たちの成長物語。キレるときに自分のなかで生じていること、さまざまな人との衝突、葛藤、言葉にできなさ。大学生のときに自分が思っていたこと。40代になっても、スッキリしたわけではないけど、なんとなく、どうにか自分をなだめすかして生きていること。
    エッセイでも、思ったけれど、三浦しをんの想像力というのか妄想力というのかがすごい。言語化できるのもすごい。まさに文筆業の人なのだと思う。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

三浦しをんの作品

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