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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (346ページ)
感想・レビュー・書評
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貴志祐介、新世界より中巻。
禁を犯した子どもたちに伸びる、倫理委員会の手。
見せかけの安定が生み出していくディストピア。
全く違うことを書いているようで、今の日本とあんまり変わらないのかもしれないよな…と読みながら思ってしまう。
危険な予兆のある子どもたちを排除する新世界。
今の日本もえらい人たちにとって制御しやすい人たちがよしとされる世界になっていないかな…ということをかんがえながら読んでいました。
グロテスクな生き物の正体。
バケネズミたちが恐れる神の力。
人間とは何か?
上巻ではなれなかった世界観にようやく中巻で慣れてはまり始める一気読みの中巻。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の周りの人が親しかった人、そうでもなかった人関係なくいつの間にかいなくなったり、他の人と入れ替わったりしていたら・・ しかも、自分がそのことを何となくしか覚えていなかったら?・・かなり怖い。でも、この世界では受け入れないと今度は自分が消されてしまう。誰が正しくて誰が悪いのか?ま~散々振り回されました。
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独特の世界観、グロテスクでもあり、エロティシズムもある話に引き込まれます。
上中下とかなりのボリュームですが、上巻の後半からどんどんと引き込まれる展開のため、サクサク読み込めた印象です。
早く下巻が読みたいです。