- Amazon.co.jp ・電子書籍 (268ページ)
感想・レビュー・書評
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すぐ側は切り立った崖。木々に紛れてわかりづらい看板。そんな場所に美味しいコーヒーと音楽が自慢の喫茶店がある。ある者は道に迷い、ある者は泥棒に…。客と喫茶店との人生が一瞬交差する。
映画化ということもあり、話題になっていたので読んでみた。この方の本は初めて。短編集であっという間に読めてしまうのだけれど、それぞれの物語がじんわり染み込んでくるよう。不思議な魅力があって、読み終えるのがもったいないな、と感じた。実在する喫茶店のようなので、機会があれば訪れてみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんとも ほのぼのとさせられた作品でした。
虹の岬のわかにくいところにある初老の女性が経営する(魔法のきいた)とても美味しいコーヒーとお客さんにわせあたBGM・・・
お店を訪れる人々の思いが通じているように出されてくるコーヒーとBGMのコラボ。
涙ぐむということはないけれど、こんなお店を切り盛りするする生き方・お客さんとの出逢いなどを通じて、余生を生きていくのもいいことだな~
あこがれの「虹の岬の喫茶店」で・・・
綺麗な夕日ではなく朝やけを背景に・・・ -
いい話だなぁとは思うけど、オムニバス形式ってやっぱり物足りないんだよねぇ。感情移入してきたところで話が変わっちゃうというか。
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吉永小百合さんで映画化されるとのことで、確か読んだ本だと思って確認したらレビュー書いてなかった。
ちょっとしんみりするけど、ほっとできる一冊。実在する喫茶店らしいです。でもなあ、小百合ちゃんじゃないな。わたしのイメージは。。。 -
妻の小枝子を白血病で亡くし葬儀を終えた克彦は、
4歳の娘 希美と雨上がりの空に虹を見る。
虹さがしの冒険に車を走らせた克彦と希美が辿り着いたのは
美しい海の見える岬カフェだった。
初老の女性の営む店内に入った二人は、
音楽と美味しいコーヒーに出迎えられて"虹"を発見する…。
今年の秋に「ふしぎな岬の物語」として吉永小百合さん主演で映画化が決定している小説。
季節ごとのエピソードやそれぞれのキーワードなど、
正直いってどれも既視感があるのだが、それでもこういう話は良いなと思う。
癒されました。