- Amazon.co.jp ・電子書籍 (320ページ)
感想・レビュー・書評
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自分の「大好物」系の書籍!
この情報過多で誘惑が多い時代に、何でもかんでもやろうとせずに本当に大切な事に集中しようぜ、といった主張。
ここでは表現できませんが、ページ序盤の矢印の2つの図がその本質をよく伝えています。悩んだ時は立ち止まって、あの図・pictureを思い出してみよう。
以下、印象に残ったフレーズたち。
・規律なき拡大は失敗の道
→何でもかんでも手を出せばいい訳じゃない
・トレードオフが必要な状況で「どうすれば両方できる?」と考える。そしてどちらも出来ない。トレードオフを当たり前の現実として受け入れよう。何に全力を注ごうか考えよう。
→一見すると「どうすれば両方できる?」はとてもポジティブな問いだけど、上手くいかないケースが多い。
・忙しく動き回ることを有能さの証だと思っている人は考えたり眠ったりする時間をなるべく減らそうとする。しかし本当は立ち止まる時間こそが生産性を高める特効薬だ。
→会社のオフィスでよく見かける光景(笑)
・私たちの最大の資産は自分自身だ。自分への投資を怠り、心と体を蔑ろにすると価値を生み出すための元手がなくなってしまう。自分という資産を守らなければ、世の中のために働くこともできないのだ。ところが現実には優秀な人たちがどんどん自分を壊している。その最大の原因は睡眠不足である。休むことを知らず、常にエネルギッシュに活動している人は、やがて負荷に耐えかねて壊れてしまう。だから体をでらために酷使するのではなく、戦略的に使うことを考えなくてはならない。自分の力をどのようには配分し、どのように栄養を補給するのか。ただひたすらに突っ走っていたら、すぐに燃料切れして一歩も進めなくなる。
→睡眠時間確保の大切さ!周囲の環境と折り合いをつけて、なんとか7時間は確保したいとこ
・数年前までなら空港のロビーや病院の待合室で何もせずただぼんやりと退屈していることもあった。それが今では誰もが携帯やパソコンの画面を見つめている。退屈を駆逐した結果、考えるための時間さえ奪われている。退屈ってどんな感じだったかな?と。
→これを読んで「暇だなあ~」と思った時、「おっ自分、今良い時間を過ごしているな」と笑みになったり。
・次々とやってくるタフな選択から私たちを守ってくれるのは「自分にとって本当に重要なのはこれだ」という確信。
→タフな選択から逃げずに意思を以て選び取っていくイメージを大切にしたい。
・みんなにいい顔をしようとしない。時には相手の機嫌を損ねても(その気まずさをやり過ごし)きちんと上手にノーと言う。長期的に見れば目の前の好印象よりも敬意の方が大切。
→人の頼みに「No!」と言える人の方が、かえって信頼される事もある、との話。そうかもしれない。
・今目の前のことを大切にせよ。WIN:What's Important Now?
→当たり前だけど、みんな、簡単にはできない。例えば大事な会議中、スマホをいじりながら、何か別のことやっていないかい?(笑)
・私たちが生きる世の中はどんどん余裕が無くなっている。車間距離を5cmしか取らず時速100kmで疾走しているようなもの。前の車が少しでも速度を緩めたらたちまち大事故になる。一瞬のミスも許されない。バッファを取ることが重要。
→このイメージも自分には分かりやすかった。忙しい時ほど「あっ、車間距離は取れているかな?」と一旦冷静になれると良いなあ
・実用最小限の進歩。完璧を目指すよりまずは終わらせよ。小さく始めることがコツ。
→小さくても目に見える進歩があることで、人間のモチベーションは高まる。上手い具合の好循環に持っていきたいところ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これもまた読もう読もうと思いつつ積読になってた1冊。
やっと読めました。
エッセンシャル思考とは?
自分の力を最大限の成果につなげるためのシステマティックな方法とのこと。
「より少なく、より多く」
無駄なノイズに惑わされず、本当に大切なことを見極め、選択するというもの。
一読したくらいではとても身に付く気がしない。何度も何度も繰り返し読むことで自分の中に取り入れられるんだろう。
書かれていることはシンプルで、自分の人生を生きるためにより意識的に選択していくことの秘訣が詰まっていました。
努力と根性でがむしゃらに頑張ることの対極にあるこの考え。自分は今正しいことに力を注いでいるか?何でもかんでも引き受けて、自分の時間を削っていないか?きちんと見つめて、時には「ノー」を言うことが肝心といいます。
エッセンシャル思考を身につけるためには、選ぶという行為に自覚的でなくてはならない。選ぶ力は自分だけのものであり、何者にも奪えないということを理解しなくてはならない、という言葉が胸に刺さりました。
「選択する」ことの重要性は、主体的に生きる上で欠かせないものだけれど、本当に重要なものを見極めるために必要な5つは、じっくりと考える余裕、情報を集める時間、遊び心、十分な睡眠、そして何を選ぶかという厳格な基準、だと示してくれ、各章でより詳しく述べています。
産後、睡眠時間も自分の時間もなくなりがちだからこそ、まずはそこを確保するよう意識して、きちんと考えることができる状況をすこしでも作っていきたいと改めて感じた。
いや、ほんとに内容が濃くて、一読くらいじゃ足りない。電子書籍で購入して何度でも手軽に読み返せるようにしてよかった。 -
自分の“落とし込み力”が試されているような気にさせられる。
本書で取り上げているのは、IT業界を中心とした成功者、平たく言えば勝ち組の事例ばかり。こうした事例を、自分とは別世界の出来事と見るか、自分にもできるのではと考えて落とし込むか。ダメな人は、もう初めのいくつかの事例で本を閉じてしまうんだろう。でも、全部が全部落とし込める人などまずいないのだから、ここに登場する事例の一つか二つでも、自身にとってアタリだと思えるものがあればOK。それがビジネス書の正しい読み方だと思う。 -
明確な目標(完成度)を立てること。断る時の表現方法を複数持っておくこと。チームの役割を明確にすること。この3つを意識したいと思った。
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本当に自分にとって必要なことは何かを見極め、その他のことは捨てる。
実は「捨てることができない」のが私たちの問題なのだ。
そこをどう考えるかを事例を用いながら書かれてある。 -
「日々の仕事が忙しくて大変だ」と感じているあなたにおすすめの一冊。
より少なく、しかしより良い成果を生むための考え方を教えてくれます。
実は、仕事の大半はほとんど価値がなく、成果を生みません。
不要な大多数を捨て、価値ある少数に注力したい方は是非読んでください。 -
私には特別な才能がないから、効率が悪いとはわかっていても、愚直に地道に頑張るしかないと思っていた。
でもそれは違うんだ!と、思い知らされた。
ただ会社員が取り組むと考えると、日本の場合、トップがエッセンシャル思考を持っていないと、個人レベルで取り組むには環境的に難しいものがあるのでは?とも思った。
再読したい一冊。 -
こちら、自己バージョンアップの手引き書。
そりゃ、シンプルに生きられたら、もっとカッコよく、スマートな別人のような人生になっていたと思いますよ。
だがしかし、現実は非情(泣)。半世紀あまりで余計なものをわんさかまとい、贅肉をたるたるつけまして、
雑多なことを、それは誰かのため、そして自分のためと、絶対必要だと信じてやってきたわけですよ。
、、、、という私が、本気で自分をリセットしたくなった、目から鱗のこの一冊。
自分という資産を改めて大切にし、意思決定の上でいらないものは捨てる強さを持ち、最高の目標を達成できる自分に変化したいと、本気で思いました。。。 -
本当に重要なことを見抜き、力を注ぐ
それ以外はノーと言えるようなりましょう
と言った話
成功者や著者の話が多く、
同じことが何度もつらつらと書かれている
テーマはとても興味深いので
すぐに実践できるような内容がほしかった
理想論であり現実的でない