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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (249ページ)
感想・レビュー・書評
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2023年9月現在、私は42歳だが、年々「保守」というコンセプト、人生の主義に親近感を持つようになり、惹かれてきていると実感する。若いころのような急進的な変化や改革のようなものに対する魅力は徐々に小さくなり、物事を変えるにしても、徐々に少しずつが良いのだという信念のようなものが生まれつつあるのを感じる。
そんなわけで、「保守主義の父バーク」を理解しないわけにはいかないだろう。そう思って本書を購入することとした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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フランス革命を批判的に考えてみよう、という本。
フランス革命を失敗と見るか、成功と見るかは意見が分かれるところだとは思うが、本書は革命後の革命政府が行ったことやそもそもの憲法的な位置付けを考察している。
そりゃあ革命というのは憲法上、合法になりえるわけはない。
が、そもそも革命がなぜ起こったのかという本質の部分についてはあまり考察が無い。
起こったことを詳察するのは良いけれど、そうさせた理由が大事。
自由を勝ち取るための革命で、その後の「自由」と「統制」という対局にある思想をバランスさせようとすると非常に難しい。
著者は、革命後の政府や役人にこれをやりきるだけの力量がない、ということが問題だとも指摘している。
実際、そうだったし。
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