HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか [Kindle]
- 日経BP (2015年4月17日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (276ページ)
感想・レビュー・書評
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いちど事業を背負うと類似のトラウマが蘇ってくる本。
書籍で書いてあるように、いいときにいい状態をアドバイスしてくれる本は多いけど、目標に達しなかった時や悪い結果が出てしまった後で何を考えどう処するべきかをアドバイスしてくれる本は少ない。
経験を積みましてから読み直すとまた違う味わいがありそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ベンチャーとして起業したのち、その会社を維持していくことに伴う困難さを、著者の経験を通じて書かれています。ネットスケープという会社を起業し、そこからの日々を読むことで、CEOという仕事の大変さを知ることが出来ました。CEOはただ会社を大きくしていくことだけではなく、それが難しい状況に陥ったときにどうするのか、どう着地させるのかも考えなければならず。またそれに対して教えてくれるということは絶対に無いということが、経験者というリアリティをもって知ることができました。会社を起こすことの大変さも知ることができますが、それ以上に会社を運営することの大変さを学ぶことができたことは大きかったと思います。CEOではなくとも、会社で責任者となり孤独な戦いをしている人間には、学ぶもの多い内容だと思います。
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久しぶりに読んだビジネス書だったけど、これから知人と新しいビジネスを始めていくこともあり、とても興味深い内容だった。これからも時々読み返す必要が出てくるくらいの会社や人間を築いていきたい。
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教育プログラムの最大の障壁は時間がかかりすぎるという人々の認識、会社の生産性を上げるにはこれ以上の投資はないと肝に銘じること
わかっているけど時間がない、自分でやったほうが早いと思ってしまいます。教育が仕事の一部であるマネージャーならまだしも、手当てのない後輩の指導は辛いです。
会社と教わる側の未来のためなのはわかります。どこでバランスとろうって感じです。 -
ベストセラーになるだけのことはある。CEOとして経験した答えのない困難とそれにどう立ち向かったかをわりと赤裸々に書いている。いわゆる成功した経営者の一代記とはちょっと毛色が違う感じ。経営者でなくとも管理職なら参考になることが多いと思う。
ただまあ、あんなハードシングにぶち当たったら僕ならすぐに白旗あげるし、だからそもそもそういうところには近づかないようにしている。
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前半は会社の歴史が語られており、
IT業界特有のスピード感のあるストーリー展開で面白かった。
後半は起業家としての経験から得られたノウハウが語られており、
非常に貴重だとは思うが、大半が人事についてであり、
起業する人やそこにコンサルする人なら役に立つかもしれないが、
個人的には読んでいて退屈だった。 -
とても他人事とは思えず読んでいて胃が痛くなる本
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スタートアップの経営者の苦悩がよくわかる本。成功よりも失敗する方が多く夜も眠れない日が続くなんて。豆腐メンタルの自分には無理。ぎりぎりまで自分を追い込んで世の中に素晴らしいサービスを提供する企業経営者は本当に尊敬します。
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・自分が今までに経験のない大規模なプロジェクトを提案するにあたり、覚悟のために読んだ本
・「マネジメントに関する本はたくさんあるが、非常時を乗り切る本はない」まさにその通りで、著者の経験が赤裸々に書かれていることで、非常時にどのようなことが起きるか、どのように対処してきたかよく伝わってきた
・自分は企業家ではないし、企業を考えているわけではないが、リーダーや事業の責任者として十分参考になる本だった
・分厚い本で参考にすべき点は山ほどあるが、特に部下に対してどのような言葉や言い方で伝えるべきか、熟考する点は特に参考にしたいと思う。 -
起業を志す人にとってバイブルとなりそうな一冊でした。