ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 表紙が今の時期にぴったりだなと思い選んだ一冊。
    4つの温かな物語が紡がれている。
    偉大な絵画の巨匠も私たちと同じ1人の人間だったんだなと親近感がわく作品。
    読み終えた時、いや読んでいる途中から作中に登場する絵画がどんなものなのか、この人は他にどんな作品を描いているのか気になってしまう。
    美術館に出かけたくなる1冊。

  • オルセー美術館に並びながら読んだ。オランジュリー美術館行けなかったけど、モネの作品見れてよかった!より活き活きと絵画を見ることができた

  • 著名な画家の横顔を描く、女性の視点。
    新しい絵の楽しみに出会える短編。

  • 絵を見て、またはその土地で、再読したいと思った。

  • アンリ・マティス、ドガ、セザンヌ、モネらの近くで彼らを支えた女性目線のお話たち。
    とても良かったです。作中に出てくる作品を調べながら読みました。少し泣きました。
    実際はこんな綺麗なわけないとは思いつつ、彼らの作品と彼ら自身を愛した人々がいるから今も作品は残っているのでしょうね。

  • 淡々と。しかし、活き活きと。
    著名な印象派の画家達の人間臭さが感じられる。

    歴史上の人物が間違いなくそこにいたと感じさせてくれる作品でした。

  • 実在の印象派の画家達の近くにいた人たちが見てきた短編集。
    あまり絵画には縁がなかったが、特に最後のクロード・モネの話が良かった。今でこそとても有名は画家たちだけど人間味みたいなものを感じる。

  • 史実を元にしたフィクションとあるが、どこまで本当なのか気になる。

    美術館に行きたくなる。絵というものも、画家を知ることでまた奥深く、面白くみられるようになるんだなぁ。当たり前だけど音楽と同じ。印象派はもともと好きではあったけれど、また新しい目線で絵を眺められるようになった気がする。

    パトロンと画家の関係って特殊だよなぁと思う。政治や経済の安定があって、芸術が花開くのは本当にそうなんだろうし、実感がある。

    はやくアフリカのこの国も芸術をもっと楽しめる国になりますように。

  • 語り口調が自分の好きな感じでした。マダムとかムッシュウとか、フランスらしいお洒落さを残しつつ、日本語で分かりやすいように書かれている。出てくるアーティストはみんな有名なので、美術初心者でも楽しめた。モネだけは予習(「もっと知りたい モネ(生涯と作品)」という本を借りた)していたので、庭の描写がすんなり入ってきた。なので、出てくる画家の簡単な予習をしておくことをオススメします。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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