幸せになる勇気 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 嫌われる勇気よりも寄り添ってくれる気がする。
    選択に対して責任を負う、前を向く、誰にも媚びない、等のシンプルでひどく難しいことを繰り返し繰り返し教えてくれる。

  • 5年ほどに前作の「嫌われる勇気」を読み、どこか懐かしさを感じながらこの本を読んだ。

    今作も前作同様、読みすすめるに連れてグイグイと引き込まれる内容だった。
    青年の反応が相変わらず過剰だったが、だからこそ飽きずに読み進められるのだろう。

    個人的に、5年前には難しいと思っていた『承認欲求の否定』を感覚的に理解できるようになっていたことが驚きであり、嬉しい時の流れを感じられた。

  • 嫌われる勇気の続編。カウンセリング時の三角柱の例が面白い。「かわいそうな私」「悪いあいつ」の二面しか語られない。もう一つの面の「これからどうする」を語ること,未来志向であること。現在の自己評価によって過去が語られる。おそらく未来もそうだろう。自己についての信念が重要な役割を持つ。自己効力における結果期待みたいなものであり,一歩踏み出す勇気,歩き続ける勇気が必要。人間は社会的な生き物であるがゆえに全ての事象が対人関係に収束する。対人関係において幸せになるためには能動性がポイントか。

  • 前回の続編、アドラーの教えをより身近に理解したくて読みましたが…
    前半はアドラーの教えよりも青年の噛みつき具合がさらにパワーアップしていて思わず声を出して笑ってしまいました。単にアドラーの教えを読むだけでは???となってしまいそうですが、青年の噛みつきのおかげで哲人が話を広げてくれる上に、噛みつき具合が面白いのでどんどん読み進められありがたかったです。
    後半の核心に迫る部分では、実践を考えるとまだ理解しきれていないところがあります。
    自立とは自己中心性の脱却、ここが私にとって最大に難しく…何度か読み直そうと思います。

  • 本書は、『嫌われる勇気』の続編である。

    『嫌われる勇気』に登場した青年が、3年後改めて哲人の元へ訪ねに行く。

    この青年は3年前にアドラー心理学に感銘を受けており、教師という職を得て現場でアドラー心理学を実践しましたが、上手く行かなかった。

    青年は「アドラー心理学は机上の空論」で、現場では全く役に立たなかったと哲人に対して大変憤っていた。

    『嫌われる勇気』で紹介されたアドラー心理学について、本書の『幸せになる勇気』ではかなり掘り下げて話をされており、行動指針になるような内容になっている。

    アドラーの思想を忠実に理解し、分かりやすく伝えて下さっている岸見一郎には大変感謝している。

  • ものすごく良かった。
    前半は少しもたついた感じで、嫌われる勇気の方が面白かったな〜と思っていたが、後半の怒涛の納得感はすごかった。

    フロムの愛する技術と関連していく部分も個人的には好きだった。
    私の主語が私たちになるという考えも納得した。
    2人で幸せになることについて、誰も教えてくれないということも納得できた。

    お花見をしている多くのカップルをみて、愛される自分ではなく、相手を愛そうとしている自分に価値を見出せている人はどのくらいいるのだろうか、と思った。そして、そうであってほしいと願った。

  • 「幸福とは貢献度である。」
    「愛とは、二人で成し遂げる課題である。」
    これが本書の中でも重要な言葉だなと。

    まず、尊敬とは、その人が「その人らしく」成長していけるように気遣う行為。
    決して他人の課題に介入にして、自分の理想を押し付ける行為ではないのだ。
    これは、本書の中で語られている、教育の目的は「子供の成長」という話とも通ずる。

    そして、全ての悩みは人間関係から生じるということは『嫌われる勇気』で語られた通りだ。
    しかし一方で、全ての喜びも人間関係から生じるというのもまた真実である。
    なぜなら先述したように幸福とは「貢献すること」だからである。誰にも貢献できない世界は悩みもなければ喜びもないのだ。

  • 理屈としては腑に落ちたが、実践するのはなかなか難しいと感じた。ただそれは本作の中でも触れられている。
    前作の「嫌われる勇気」で展開した理論を本作では「学校教育」という例に沿って、より詳しい説明や補足をしている。特に「褒めても叱っても行けない」というアドラー心理学の考え方について、詳しく補足説明がなされている。もしかしたら、「褒めてはいけない」という理論について「理解できない」という声が多かったのかもしれない。

  • どうしたら幸せになれるか、の答えがあるかなと思い気になって読み始めた。

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著者プロフィール

1956年生まれ。共著書に『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)、訳書にプラトン『ティマイオス/クリティアス』(白澤社)ほか。

「2020年 『自然と精神/出会いと決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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