- Amazon.co.jp ・電子書籍 (199ページ)
感想・レビュー・書評
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人は変わってゆくんだよ。それは、とても過酷なことだと思う。でもね、でも同時に、そのことだけが人を救ってくれるのよ。p253
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再読。NHKオンデマンドでドラマを見て、細かいところを忘れていたこともあり、もう一度読みたくなった。
亡くなった人をそばに感じながら暮らす。悲しくてもお腹は空くし、笑うこともある。少しずつ薄れていくけど、忘れるわけではない。
動くことは生きること
生きることは動くこと
亡くなった人を思いつつ、生きている人は立ち止まったり、前に進んだり。
お互いを思い合い、優しい話。
ドラマを見た後で小説を読むと、どうしても俳優さんのイメージが頭に浮かぶ。一樹は全く違うイメージだったけれど、ドラマを見た後は星野源サンしか思い浮かばない。
小説のドラマ化はがっかりすることも多いけれど、とても良かったと思う。
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人の死にはいろんな形があるし、その人との関係性も、その死との向き合い方もいろいろ。
悲しくてもつらくても時間は経つし日常は続く。 -
なんだか、ほんわかとした内容だった。大切な人を亡くしながらも、毎日をゆるやかに過ごすテツコとギフ。その周りの一人一人の心の揺れ動きや、ちょっとしたトラブル、なんでもない日常、当たり前だけどみんなそれぞれ自分の人生を生きているんだなあと感じさせてくれるお話。ものすごく悪い人も、ものすごく良い人もいなくて、でも人生って色々あるよね、と思わせられました。
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7年前、25歳で死んでしまった一樹。遺された嫁・テツコと今も一緒に暮らす一樹の父・ギフが、テツコの恋人・岩井さんや一樹の幼馴染みなど、周囲の人物と関わりながらゆるゆるとその死を受け入れていく感動作。本屋大賞第二位&山本周五郎賞にもノミネートされた、人気夫婦脚本家による初の小説。
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『〈ムムム〉は、庭先で両足を踏ん張って空を見上げていた。』からはじまる、心あったまる小説。
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野ブタの人だったんだね。
結構好きな作風。
ほのぼのするし、家の雰囲気が思い描ける。
ギフも好き。可愛くて。 -
流して読んだから、良さがわからなかった。