昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫) [Kindle]

著者 :
  • 河出書房新社
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感想・レビュー・書評

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  • 大切な人の死を徐々に受け入れる様子をほんわか風味で描いた作品。息抜きに読むのにちょうど良い。それにしても親も妻も子供も先に亡くすギフの運命やばいなあ。

  • 最初はうーんという感じでしたが、読み進めるうちにだんだん面白くなってきて楽しく読めました。なんだかやさしい気持ちになれます。

  • この本は、人の背中を押してくれる本かも。

    読みやすい文章や、個性のあるキャラ達など、入り口は入りやすいのに内容は深かった。

    家族のこと、生きるということ、死ぬということ。

    タイトルの意味がわかる一樹って話はボーイミーツガールって感じで良かった。ギフとテツコの関係性絶妙。そこに岩井が入っていくんだろうな。岩井さんも面白くていい人そう。飽きなさそう。一樹も素敵そうだけど。
    雪だるまのキーホルダーの顛末好き。

  • 穏やかで優しくて、そして美しい物語たちでした。何気ない文章が胸に響いて、涙が溢れてしまう、ということが何度もありました。自分はこんな風には生きられない、と思うから余計に愛しいのかもしれません。

  • 寝る前にぴったりのお話でした。
    解説を呼んで「なるほど」。
    「そうか/それでいいじゃないか」で、これからの人生生きていけたらいいなあと思いました。

  • 設定を掴むのに時間がかかり、いつ読むのをやめようかと思いながら読み進めましたが、そこはやはり2014本屋大賞2位は伊達ではなく、いろいろな伏線や横のつながりは面白かったです。

    一つの出来事であっても、立場や視点が違えば、違った見え方がするという、主人公を中心としない展開が心地よい読了感でした。

    ドラマ化されているようなので、そっちも見てみたくなりました。
    もっと早くに読めばよかったと思える小説でした。

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著者プロフィール

夫婦脚本家。ドラマ「すいか」で向田邦子賞、「Q10」「しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉 創作の“世界”」で2年連続ギャラクシー賞優秀賞。他に「野ブタ。をプロデュース」等。著書『二度寝で番茶』など。

「2020年 『さざなみのよる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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