薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫) [Kindle]

著者 :
  • 主婦の友社
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感想・レビュー・書評

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  • 後宮と毒物の親和性の高さの凄さを垣間見る作品。
    主人公の「やれやれ」感が年相応からかけ離れていて面白い。過去にどのような体験をすれば、あのような性格が出来上がるのか…。

  • 毒が好き!
    天女の様に美しい宦官に、毛虫やなめくじ、汚泥、ドブネズミを見るような目を向ける猫猫が素敵です。
    後宮で生きていくのは命懸けで、妃でなくとも、いつ殺されるか、犯罪に巻き込まれるかとびくびくだと思いました。

  • 中国に似た世界の後宮で起こる事件を、毒に詳しい娘が解決していく、ちょっと変わったミステリ。主人公の性格がサバサバしているので、読んでいて楽しく、また他のキャラたちも魅力的でとても面白かった。毒見役が探偵役というのも珍しくてよかった。

  • 面白い

  • とても面白かった。主人公のキャラも良かったし、知的で聡明なキャラクターは読んでいて非常に気分が良い。気怠さというのは、ある種の達観した境地のようにも思うが、時折訪れる興奮と、日常への気怠さに対する踏ん張り、そして詳細なことへの気遣いは、体の中の眠っていた細胞を呼び起こしてくれるかのようだ。続いてシリーズを読み進めていきたい。当然ながら、キャラクターの進展が気になるし、なにより落ち着きと自分の道に没頭する有様を堪能し続けたいと思う。

  • なろうで投稿されているものを加筆修正した書籍化版。
    コミカライズ→なろう→ラノベの順で読み出しました。
    普段、漫画ばっかりなので、活字は読むのがだいぶ遅くなるのだけれど、展開が面白くてサクサク読めてしまう。

    11巻が出たのをきっかけに比較したくなって再読。

    ラノベの1巻は、ほぼ、なろう版「後宮編」の内容。
    違いは…
    なろう版では描かれていない小さな事件(?)が追加されて、今後の伏線に。
    浩然の件があったので、火傷の女官を探せ――は、なろう版だとひと月だけど、こちらではふた月になっていた。(確か ←オイ)
    あと、壬氏と猫猫の恋愛要素がちょっぴり増えたのが(*´艸`*)ウフフかな。

    コミカライズ(倉田せんせー版)1~3巻に相当。

  • ミステリーとサスペンスが混ざったような物語。
    人攫いに売られて後宮で下働きをする主人公・猫猫。
    そんな猫猫に事件を解決させようとするのは、
    美しすぎる男・壬氏。
    1巻の舞台は後宮。
    そこには大奥や女子校のような、女同士の重苦しい空気が。

    世界観は中華風、和風、もしくはアジア風といった感じ。
    そんな中で猫猫は、周囲に流されながらも奮闘していきます。

    薬草や毒には目がないという、
    多少、おかしな一面もあるけれど、
    上司には逆らえない、基本は真面目な子・猫猫。

    ミステリーサスペンス小説だと難しいのでは……
    と構えたくなりますが、とても読みやすいです。

  • まさしく起承転結の起となる巻。
    大小さまざまな事件を解決していくテンポの良さ、冷めた感じの主人公の性格、全てが良いです。

  • 花街で養父と一緒に薬屋をしていた猫猫は、ある日薬草を森に採りに行った時に、宮廷の女官狩にあい、後宮に連れられてきてしまった。周りは美しく煌びやかだが、女性と宦官しかいない世界、それが後宮だ。己の意志でなく連れて来られた猫猫は、この世界で二年の年季が明けるまで、それなりに真面目に生きていこうと思っていたが、そういうわけにはいかなかった。猫猫の薬師の技と好奇心が抑えられなかったのだ。

  • 面白かったです。

    後宮入りした薬師見習いの少女が持ち前の知識を活かして、後宮で起こった難事件を次々に解決してゆくというお話。
    時代ファンタジーながら、ミステリー仕立てでもあり、サクサクと読めて、しかも読み応えがあります。
    読みやすいというだけあり、私が好きな他の似たような時代ファンタジーよりは弱冠、文章や表現に余韻が少し足りないような気もしますが、、、
    好みとしては時代小説風の趣のある文章が好きなので(完全に個人の趣味の問題です)。
    雰囲気のある文章だと、どうしても一文一文を味わいつつ読み進めるので、時間がかかってしまうのですが、コチラはすいすいと読み進められました。

    気になるのは美貌の宦官長の正体ですね。
    王弟かと思いきや、もしかして現皇帝の息子?
    設定もなかなか斬新で、今後の展開がとても愉しみです。
    シリーズ物はまとめ買いはしないのですが、既に十巻まで出ているということで、五巻まで買いそろええました。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説家、ライトノベル作家。2012年に「小説家になろう」に投稿していた『薬屋のひとりごと』が書籍化され、デビュー。同作は2種類のコミカライズされ、ねこクラゲ作画の作品は「次にくるマンガ大賞2019」でコミックス部門の1位、倉田三ノ路作画の作品は「Google Play Best of 2019」のユーザー投票部門にノミネート。23年にアニメ化された。

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