ミステリと言う勿れ(2) (フラワーコミックスα) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 整くんも二冊目。土壇場で出るのが人の本音。で、あれば、皆、本音を言ってるのだろう。当たり前のことを言われると人は腹をたてるものだが、整くんはそのトリッキーな見た目で徳をしているのかもしれない。「毎日…時間どおりに出勤して、ちゃんと働く…砂に埋もれないために」当たり前の毎日を当たり前に過ごせる人がえらい。それが当たり前の世界になってくれりゃ言うことない。

  • いま、一番面白いかもしれない作品。田村由美先生の作品にハマって30年くらい経ちますが、また改めて夢中にさせてもらえるの本当に凄い!!!

  • バスジャック解決編と新たな事件の始まり。と、新幹線内での小さな謎解き。タイトル通りミステリはそこそこに、整が言いたい事をズケズケ言うのが面白い。人の気持ちを察するスキルを何故部下や身内にだけは発揮しないのか、というようなオヤジの身勝手には特にシビアなような気がする。あと徘徊老人を自由に歩かせるオランダの施設の話等、閉鎖的な日本のやり方を批判するのも痛快。

  • そこかしこに埋没する、非合理、不条理、ダブスタを掘るわ掘るわ、の探偵役の整くん。このマンガを読んでる人と、読んでない人の差は大きい。必読すぎ。

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