心に折り合いをつけて うまいことやる習慣 [Kindle]

制作 : 奥田 弘美 
  • すばる舎
3.91
  • (32)
  • (49)
  • (28)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 380
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (160ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 九十歳間近の現役精神科医の方への聞き書き。よきアドバイスばかりで大変ありがたかった。

  • とても優しいおばあちゃんが、無理しなくていいんだよ、と問いかけてくれる本でした。
    読み終わった時に不思議と心が温かくなりました。

    以下が印象に残った部分です。

    ・肩書きや経歴なんてどうでもええ。身分に差なんてありゃしません。自分も家族も健康で元気でいてくれたら、世間話ができる友だちがいてくれたら、それ以外は何も必要ないと思うんです。

    ・何かをしてくれることはあたりまえでないと考えて生活できると、ちょっとしたことにも感謝できるようになりますわ。

    ・実際、人が人を注意したり、怒ったりするときなんていうのは、だいたい身勝手なもんなんです。

    ・私の座右の銘の一つは、「一隅を照らす存在になれればよし」というものです。  成功や活躍せずとも、自分の置かれた環境で一隅を照らしていければええ。そんな考え方です。

    何か人のためになることを、やらなくちゃ、成し遂げるんだ。その想いで、自分にできる範囲で精一杯努力していたのですが、この本を拝読し、頑張りすぎるのもよくないことを学びました。だからといって、怠けるのではなく、あくまで、ほどほどにするという意味で捉えて、自分が負担にならない程度にコツコツと積み重ねて行こうと思います。嫌な時は無理して勉強しない、その精神を本書から学ばせてもらいました。
    おばあちゃんありがとう。


  • 単純に「働くのは、自分が食べていくお金を稼ぐため」と割り切ってええと思いますよ。 それが、 人間が働く原点なんですから。 「生きがい」とか「己の成長」なんていうのは、自分をちゃんと食べ させられるようになったあとに、余裕があったらボチボチゆっくり考えていけばええと思います。 人 生は長いんです。

  • Prime Readingにて読了。
    89歳の医師が語る、人生訓のようなもの。
    最近、仕事がうまくいかないことが多いのですが、もっと力を抜いて、周りを頼ってもいいのかなと改めて思いました。以前なら全部自分でどうにかしないと!と思ってましたが、そういうのダメだなと。周りも育っていかないし。
    あと、孤独死いいじゃないという話が印象に残った。誰に迷惑もかけず、医療費もかけずということ。妻より先にいくと思うので、孤独死の心配はないんですが、何事も考え方ですよね。
    ちょっと心が軽くなる本だったかも。

  • よかったというか、なにかつきものが落ちたというのが、読み終えた感想です。
    お金のために働くでいい
    会社は他人がつくったお金儲けのための箱
    うまくいかないけどぼちばちやりましょう
    など、ちからがはいっていても勝手に抜けていくような、いい意味でのばからしさで気が楽になりました

  • キャリア70年を誇る精神科医・中村恒子さんの生き方を通して、人生を「うまいことやる」生き方を学ぶ本。

    人生の瞬間瞬間で大事にすべきことがあり、まずはそれをおろそかにしないこと。これを積み重ねれば、人生が良くなることを本書は教えてくれます。

  • さらっと読めて、あたたかく、心に染みる。
    親しみやすさと、安心感と。辛くなった時に、読み返したいとおもう。

  • 他人と比べない、足るを知る、折り合いつける。確かにそれができたら苦しみも減るでしょう。でも、現実として結構難しくて、それができないから苦しいんじゃないでしょうか。

  • タイトル通りの内容。

    「人から見て幸せでなければならない」という思い込みがあったことに気付けた。

    1番響いたのは「他人との比較で幸か不幸か決まるから、自分が幸せかどうかなんて気にしなくて良い」こと。

    「人と比較する癖」のせいで感情に起伏が生まれてたのだなと思った。

    また子育ての話しもあり、私には子どもはいないけども、
    親との関係に悩む私にも参考になった。

    良い距離感で人と付き合っていきたいね。

  • 人生の先輩方から学ぶことはたくさんあるので常に参考にする姿勢を持つ大切さを感じさせてくれた一冊でした。特に以下の2つは心に留めておきたい

    ①人を育てることは、結果的に、自分を育てることになる。
    ②孤独死、大いに結構。死に方をあれこれ心配してもしょうがない。

    特に2点目は、寂しい死に方というイメージを持っていたが、誰にも迷惑(家族に介護の苦労もかけず、病院で医療費も使わず)をかけずに死ぬということはある意味キレイな死に方というのは自分にはない考え方だった。

全52件中 1 - 10件を表示

中村恒子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アンデシュ・ハン...
えらいてんちょう
佐々木 圭一
メンタリストDa...
吉井 雅之
デールカーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×