現代思想2021年8月号 特集=自由意志――脳と心をめぐるアポリア [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りて読みました。「意識」の研究の現状を知りたかったので、その意味での目的は達成できました。他の収穫としては、自分はもしかしたら自由意志の否定派に近いのかもしれないと思ったことがあります。自由意志を個人の責任との関連で論じる方も多かったのですが、個人の責任は自由意志の有無と関係なく体制や社会の在り方で決まるのではないかなと考えますし。John LennonがImagineで歌ったような「みんなで思えば争いのない世界を実現できる」が実現出来なければ、あまり自由意志の肯定派が勝利したとは言えないような気がします

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著者プロフィール

1975年生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科単位取得。専攻は哲学(慶應義塾大学より博士号授与)。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。主な著書に『時間と自由意志』(筑摩書房)、『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』(太田出版)、『心にとって時間とは何か』(講談社現代新書)、『分析哲学講義』(ちくま新書)などがある。

「2023年 『〈私〉の哲学 をアップデートする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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